橿原市から桜井市の三輪へ。

 

そこには、日本最古の神社があります。

 

三輪駅から鄙びた商店街を抜けて数分。

 

深淵な緑に包まれた社頭に着きます。

 

◆大和国一の宮 大神神社◆

(国指定史跡)

二の鳥居

 

木漏れ日の中を進みます。

 

境内を流れる小川に架けられた神橋。

 

祓戸神社

参拝前に穢れを祓います。

 

手水舎

眷属の蛇から水が注がれています。

 

6年振りの参拝へ胸を躍らせて…

 

拝殿

(国指定重要文化財)

<御祭神>

大物主大神 (大己貴神の和魂)

大己貴神 (大国主神の別名)

少彦名神

 

大己貴神は少彦名神と共に国土を拓いた後、三輪山に自らの和魂を留めます。

 

その後、崇神天皇の御代(紀元前90年頃)に疫病が流行り、御神託により大物主大神が祀られ、これが大神神社の創建となります。

 

 

三輪山を御神体としていて御本殿は無く、拝殿の後ろに三ツ鳥居だけが建っています。

 

拝殿は寛文4年(1664)の造営。

 

奈良時代、飢餓や疫病の救済の為、この地でそうめん作りが始められた事から、そうめんの守護神としても崇敬され、そうめんの価格は毎年御神託で決まります。

 

 

また、酒造の神様としても知られ、酒屋に吊るされる杉玉の起源も大神神社。

 

陽に輝く檜皮葺屋根が神々しい。

 

蛇をかたどった注連縄。

 

巳の神杉

御祭神の化身、白蛇が住むと伝わる御神木。

 

蛇の好物、卵がお供えされています。

 

お参りを済ませて、境内の北側へ。

 

儀式殿・祈祷殿

 

左手に森へ続く道があります。

 

くすり道

 

病気平癒の神社、狭井神社へ続く道で、薬業関係者が奉納した薬草が植えられています。

 

くすり道を抜けて数分、森の中に鎮座する摂社に着きます。

 

狭井神社

(御祭神:大神荒魂神)

大己貴神の荒魂を祀っています。

 

境内には三輪山登拝口があります。

 

古代、三輪山は出雲系の豪族により神奈備として崇めれられ、山中には今も磐座が遺り、明治時代までは神域として入山禁止でした。

 

三輪山登拝もいずれ…

 

社殿裏手には御神水が湧く井戸があります。

 

薬井戸

 

近くの高台から大和を望む。

右下に大神神社の大鳥居が見えます。

 

ヤマトの息吹を感じた参拝でした。

 

御朱印

 

次回こそは、

 

三輪山登拝と周辺の寺社・史跡巡りを。

 

続く。

 

 

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