山間に鎮座する八幡様へ。
大分駅からタクシーで15分、社頭に着きます。
◆豊後国一の宮 柞原八幡宮◆
*読みは"ユスハラハチマングウ"
漂う厳かな空気。
手水舎
そして、その背後にそびえる杉の巨木。
その存在感に眩暈がしてきます。
勾配のある石段を上がると、森の参道の先に巨木が見えてきます。
ほるとのき
ポルトガル人が植樹したと伝わり、樹齢は400年を超えます。
ホルトノキは大分市の木に指定されていて、この"ほるとのき"は市の名木指定。
今にも動き出しそうな根本。
さながら、「指輪物語」の世界。
その先の石段の途中には真っ赤な鳥居。
菊の御紋がインパクトあります。
苔に覆われた石灯篭。
石段の上には楠の巨木。
御神木・大楠
(国指定天然記念物)
その圧倒的な存在感に、ただただ息を飲むばかり…
樹齢3000年と推定されています。
悠久の時の流れの中で、この木は全てを見て感じてきたのですね。
3000年の歳月からすれば一瞬にすらならないひと時ですが、私にとっては強烈な感動を覚えたひと時。
そして、御神木の脇には迫力の門。
南大門
(国指定重要文化財)
1623年に再建されたもので、明治初期の修繕を経て今に至ります。
別名、日暮し門。
扁額には"由原八幡宮"とあります。
明治時代までは由原宮と称されていましたが、現在、"柞原"と"由原"の両方で表記され、呼称も"ゆすはら"・"ゆばら"・"ゆすばる"と複数あるそうです。
日暮し門の由来となった見事な彫刻。
中国の書物「二十四孝」が題材。
(孝行者24人を描いた書物です)
天井には龍。
それぞれのストーリーを見ていると、確かに、日が暮れそうです。
門から参道を振り返り、御神域の奥へと向かいます。
続く
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