コーヒーソムリエ珈琲講座☆プロが教える初心者からの珈琲学 -158ページ目

珈琲器具に合った粉の粗さを知ろう!粉の粗さを変えると味はどう変わるのか?

珈琲器具に合った粉の粗さを知ろう!粉の粗さを変えると味はどう変わるのか?


細挽き、中細挽き、中挽き、中粗挽き、粗挽きって聞いたことありますか?

これは、珈琲豆を粉にした時の粒の大きさのことを指します。
つまり、珈琲粉の粒度ですね。

じゃあ、細挽きから、中挽き、粗挽きで変えていくと、
コーヒーの味はどう変わってくるのかというと、
それが面白いように変わっていくんですよね。




簡単にいうと、

細挽きは粒が小さくて細かくなっていますので、味が出やすくなります。
逆に、粗挽きは粒が大きいので味が出にくくなります。


「それなら、細挽きのほうがいいんじゃないの?」


と安易に考えるのは、ちょっと待ってください…

細挽きというのは、確かに味は出やすいのですが、
それはいい味も悪い味も出やすいということで、
逆に、粗挽きというのは、全体的に味が出にくいので、
いい味も悪い味も出にくいということです。


まずは、粉の粗さを変化させたときには、
このような味の傾向があるということを覚えておいて必要があります。
その上で、使う器具に合った粉の粗さにしてあげるということ大切です。


器具によっては、使えない挽き方もありますので注意してくださいね。

例えば、ペーパーフィルターで細挽きの粉を使おうとしても、
粉が細かすぎるとフィルターの目が詰まって抽出できなくなってしまいます。
味としては雑みが多く、飲みにくいコーヒーになります。



器具にあった挽き方(粉の粒度)は下記に紹介しますので、
ひとつの目安にしてくださいね。

エスプレッソマシン:細挽き、または、極細挽き



ベトナムコーヒー用ステンレスコーヒーフィルター:細挽き



コーヒーメーカー:中挽き、または中細挽き



ペーパーフィルター:中挽き、または中細挽き
 



コーヒーサイフォン:中挽き、または中細挽き



ネルフィルター:中挽き、または中細挽き



コーヒープレス(フレンチプレス):中粗挽き、または粗挽き



パーコレーター:中粗挽き、または粗挽き

コーヒーの淹れ方(抽出方法)を知ろう!

コーヒーにはいろいろな入れ方(抽出方法)があるのはご存知でしょうか?

「あるのは知っているけど、どれが一番いい入れ方なのか…」

これはよく聞かれることです。ですが、
この質問がそもそも少し勘違いしてしまっている原因でもあります。


ネルドリップなんていうのは、
コーヒーは好きな人なら聞いたことあるかもしれませんね^^
こんな器具を使います。


⇒ コーヒーポットに入れるお湯の量


例えば、このコーヒープレス



『コーヒープレス』や『フレンチプレス』と呼ばれているコーヒーの器具。

これはお茶用の認識が高い方もいるかもしれませんが…、
この器具を使ってコーヒーを入れると、
珈琲液の中には必ず微粉(カップの底に残ってしまう粉)が出てしまいます。
これは金属のフィルターで珈琲粉を「濾す」ので微粉が出てしまうわけです。


ということは、
微粉が混ざっているコーヒーが嫌いな人にとっては、
この器具は使えないということになります。

だって、金属のフィルターで濾している限り、
珈琲液には必ず微粉や珈琲オイルも出てしまいますからね。
エスプレッソでもカップの底に澱が溜まっているのは、
金属のフィルターで漉しているためです。
(微粉を取り除くなら、布か紙などで濾すしかありません)

⇒ ゴールドフィルターでさらっと飲む方法


コーヒーの入れ方(抽出方法)というものは、
世の中にはいろいろあるにはあるのですが、
それはどんな珈琲液を作りたいかによって、
どんな入れ方をするのかも全て違ってくるわけです。

抽出方法は、珈琲液を作るときのプロセスの一部なので、
どれが一番いい方法なのかは一概には決められません。

「どれが一番正しい入れ方なの?」ということよりも、
「どの方法をどう使うべきか?」を考えるのが大切なわけですね。


⇒ コーヒーの入れ方はどの程度で学べますか?


エスプレッソマシンは、微粉とコーヒーオイルが楽しめるものですね。

ゴールドフィルターでさらっと飲む方法 珈琲粉の粗さ

ゴールドフィルターでさらっと飲む方法


【質問】


>うちはゴールドフィルターで淹れてて
ストレートで飲むので、濃くてコクがあるよりは
すっと飲めるほうが好きです(^^)
こんな私たちはどんな挽き具合がいいかしら?
挽き具合についてアドバイスいただけると嬉しいです。



【回答】


ゴールドフィルターですっと飲める感じですね、
でしたら、中粗挽き、もしくは粗挽きをオススメします。

⇒ コーヒーの入れ方を知ろう


挽き方による味の違いを簡単に言えば、
珈琲粉が細かくなれば味は濃くなり、珈琲粉が粗くなれば味は薄くなります。

では、細かくしたほうが濃くなるからお得な感じ…?
というのは、当たらずとも遠からずなのですが、
考えておかなければいけない点は、細かくした分だけ良い味悪い味全てが出やすくなります。
逆に粗くしたときには、良い味悪い味も出にくくなる傾向があります。

じゃあ、どこが一番いいポイントかというのは、
やはり器具によっての相性やお湯の注ぎ方にも関係してくるので、
一概には言えないところもあるわけです。


よく使われているペーパーフィルターなどでしたら中挽きが基本となっていて、
少し濃く出そうと思うのなら中細挽きでも大丈夫です。

Mさんの場合は、すっと飲める(軽い感じで飲みたい)ということなので、
中挽きよりも、少し粗くした中粗挽きがいいのではないかと思います。
もっと軽く飲もうと思うなら粗挽きでもいいですね。
粗挽きにして味が出にくいところを、
珈琲粉の量を増やしてカバーするという考え方も通っぽくて素敵です^^

濃く出そうとしたときに、細挽きにするのも間違いではありませんが、
微粉の量が多くなってしまう傾向があります。


あと、補足としては、
ゴールドフィルターを使用した場合には、
珈琲豆の油分(コーヒーオイル)や微粉(粉っぽさ)が必ず出てきます。

すっと飲みたい(軽い感じで飲みたい)場合には、
このコーヒーオイルと微粉は少し邪魔になるかもしれません。
もし邪魔のように感じるのなら、
もっとすっと飲めるようにするためにはペーパーフィルターや布フィルターを使用することです。

コーヒーオイルや微粉の入った液体をどう感じるかはそれぞれのお好みですので、
上記のことはゴールドフィルターを使った場合のひとつの味の傾向だと考えてくださいね。




今回質問を受けたゴールドフィルター