コーヒーソムリエ珈琲講座☆プロが教える初心者からの珈琲学 -155ページ目

コーヒードリッパーによる入れ方(抽出理論)の違い 一点集中法と攪拌の濁り

下記はそれぞれのコーヒードリッパーが持っている、
基本的な入れ方(抽出法)です。

応用を話し出すときりがないので、
基本的な入れ方(抽出法)を書いておきます。


第一湯目の「蒸らし」作業までは全て同じ。
第二湯目から、
コーヒードリッパーによっての違いが出てきます。


・カリタドリッパー-「の」の字を書きながら、お湯を何度かに分けて注いでいく



・メリタドリッパー-人数分を一気に注ぐ(「の」の字を書く場合もあり)



・河野(コーノ)ドリッパー-「の」の字を書きながら、お湯を何度かに分けて注いでいく(注2)



ここでは、カリタ・河野(コーノ)が持つお湯を注ぐ方法と、
メリタが持つ人数分のお湯を一気に注ぐ方法の2つ分けることができます。

簡単に言えば、メリタのほうが軽い味(単調な味)になる傾向があり、
「の」の字を描きながらドリップするほうが複雑な味が作れます。

この入れ方の違いで味に関係するのは、
抽出されるスピード(粉の中をお湯が通過するスピード)と攪拌です。

メリタドリッパーを使っている専門家でも、
上記を理解している専門家はいますので、
「の」の字を描きながらドリップする専門家もいます。


注2:少しオタクな話

河野(コーノ)では一点集中法という入れ方があります。

読んで字の如くですが、
一点に集中してお湯を注いでいく方法です。
とは言っても、核となる抽出理論は、
カリタドリッパー、メリタドリッパーと大きく違いません。

一点集中法を取り入れている専門家は、
「いや、うちの入れ方は他とは違う!」と言うでしょうが、
客観的には特筆するべき違いはではありません。

一点集中法の利点として挙げられるのは、
攪拌の有無だと考えられます。
お湯のかけ方(入れ方)で攪拌が起きると、
珈琲液の中には濁りの成分が抽出されてしまいます。

「の」の字を描くことによって、
珈琲粉に対して水圧がかかる=つまりは攪拌が起きることによって、
濁りの成分が出やすくなってしまう状態が問題であり、
攪拌をできるだけ避けようとしているのが、
一点集中法が狙っていることのように思います。

ただ、この攪拌に関しては、
先程も書いた通り、お湯のかけ方に左右されることです。

ドリップポットの使い方(形状により無理な場合もありますが)に慣れ、
お湯の調整が適切にできるようになれば、
珈琲粉の攪拌は極力抑えることができるようになり、
比較的透明感のある液体を作ることができます。


⇒ ペーパーフィルターの違い 三洋産業 カリタ メリタ ヨーロピアンタイプとレギュラータイプ
⇒ コーヒードリッパーのお湯の流れ方の違い カリタドリッパー、メリタドリッパー、コーノドリッパー
⇒ 珈琲粉の量を多めに使うとコーヒーはおいしくなる?ドリップを失敗しないために
⇒ 珈琲器具に合った粉の粗さを知ろう!粉の粗さを変えると味はどう変わるのか?
⇒ コーヒーの淹れ方(抽出方法)を知ろう!
⇒ ゴールドフィルターでさらっと飲む方法 珈琲粉の粗さ


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ペーパーフィルターの違い 三洋産業 カリタ メリタ ヨーロピアンタイプとレギュラータイプ

ペーパーフィルターの違い

ペーパーフィルターは大きく分けて、
ヨーロピアンタイプとレギュラータイプに分けられます。

カリタのペーパーフィルターとメリタのペーパーフィルターでは、
ペーパーフィルターの目の詰まり方が違います。


カリタとメリタのペーパーフィルターを比べると、
カリタのペーパーフィルターのほうが目が詰まっています。


つまりは、お湯をかけたときのお湯の通過スピードは、
カリタのほうが遅くなります。(目が詰まっているため)
ペーパーフィルターの目の詰まり具合によって、
お湯の流れるスピードも変わり、コーヒーの味も変わってきます。


★お湯の流れが早い:三洋産業など(ヨーロピアンタイプ)

★お湯の流れが中庸:メリタペーパーフィルターなど

★お湯の流れが遅い:カリタペーパーフィルターなど(レギュラータイプ)



ペーパーフィルターの選び方は、
焙煎度合いや新鮮さに関係していて、
珈琲豆がお湯をどの程度保持できるかによって、
お湯の通過するスピードは変わってきます。


お湯の保持が弱い珈琲豆(古くなった珈琲豆や浅煎りの珈琲豆)の場合には、
目が詰まっているレギュラータイプが適しています。



お湯の保持が良い珈琲豆(新鮮な珈琲豆や浅煎り以外の珈琲豆)の場合には、
メリタやヨーロピアンタイプが適しています。




お湯の保持が良い珈琲豆で、
レギュラータイプのペーパーフィルターを使うと、
抽出オーバーになる場合もあります。(注1)




注1:少しマニアな話

基本的には上記の考え方で間違いはありませんが、
もう細かい点を少し付け加えることとしては、
抽出をしっかり学んでいくとわかることですが…


「珈琲豆のお湯の保持が良い⇒ヨーロピアンタイプが適している」は、

「珈琲豆のお湯の保持が良い⇒レギュラータイプは適していない」

ではありません。


ドリッパーの形状やペーパーフィルターの目の詰まり方は、
たしかに珈琲液を作るときには大切な要素ではありますが、
一番大切なのはどのような抽出理論で入れるかです。

粉の粗さ、お湯の温度、お湯の注ぎ方などによっても、
何が適しているかの答えは違ってきます。

考えなければいけないのは、
最終的にどんな珈琲液を作るのか。
作りたい珈琲液を作ろうと思うときに、
どんなペーパーフィルターを選ぶのかが大切です。

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コーヒードリッパーのお湯の流れ方の違い カリタドリッパー、メリタドリッパー、コーノドリッパー

コーヒードリッパーによるお湯の流れ方の違い

カリタドリッパー、メリタドリッパー、コーノドリッパー


・【カリタドリッパー(台形3つ穴)】と【カリタフィルター】



・【メリタドリッパー(台形1つ穴)】と【メリタフィルター】



・【河野(コーノ)ドリッパー(円錐形1つ穴)】と【コーノ円錐フィルター】



●コーヒードリッパーによるお湯の流れ方

ペーパーフィルターをセットせずにお湯を注ぐと、
お湯の流れが一番早いのは河野(コーノ)です。(穴が大きいため)


カリタ、メリタはドリッパーの形が台形であるのは同じですが、
大きく違うのは穴の数です。(穴の大きさが違うものもあり)


カリタは穴3つ、メリタは穴1つですので、
上記2つを比較した場合には、
お湯の流れはカリタのほうが早くなります。


早い:河野(コーノ)

中庸:カリタ

遅い:メリタ


⇒ コーヒーの入れ方はまとめカテゴリをご覧下さい。

ペーパーフィルターを使用しないコーヒードリッパーには、
ベトナムコーヒー用ステンレスコーヒーフィルターがあります。



そして、ベトナムコーヒーには、このようなベトナムコーヒー用のバターコーヒーを使用します。





バターコーヒーはご自宅でも作れるので、また今度ご紹介しますね^^


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