まいど~
生きもの大好き絵本講師の
くがやよいです。
もう、とっくに ご存知と思いますが
私は自然科学絵本のリアルな世界が大好きです。
中でも、自然界の神秘や、人間、
生きものたちの息吹が感じられる
(命を実感として感じることができる)
写真絵本の魅力はまた格別です。
私が大好きな写真家さんは、
アフガニスタン関連の写真集や
世界の子どもたちが多く登場する絵本を出されている
フォト・ジャーナリストの長倉洋海さん。
(絵本の紹介はそれぞれリンク↑貼っています)
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もりのこどもたち
1,100円
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ナショナル・ジオグラフィック誌などで
多くの野生動物や
オオカミの写真集や絵本を出されている
ジム・ブランデンバーグさん。
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オオカミ (ナショナルジオグラフィック動物大せっきん)
2,239円
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そして、北アメリカ大陸北部に広がる森と湖の世界・ノースウッズと
そこに暮らす生きものたちの写真を写されている大竹英洋さん。
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ノースウッズの森で (たくさんのふしぎ傑作集)
1,430円
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子どもと自然の関係を丁寧に見つめる
『みてみて!』の小西貴士さんも、
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子どもと森へ出かけてみれば
1,650円
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人間のはっちゃけたエネルギーを感じる梅 佳代さんもいいなぁー。
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男子
2,090円
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(男子…うちの子とおんなじすぎて、笑えるやらあきれるやら・・・
一番あほで笑える時期の小学生男子のエナジー、半端ない)
・・・あかん、脱線!(笑)
今日ご紹介する大竹英洋さんの写真は、
ため息が出るような美しくて野性味溢れる写真ばかり。
「いつか書こう.....」とパソコンの横に積んでいた本の中から、
本格的な春になる前に、えいっ!とご紹介。
『カリブーの足音 ソリの旅』
大竹英洋/文・写真
福音館書店 たくさんのふしぎ2016年12月号
カリブーの角笛をいつもぶら下げてる手前、(いったい何者やねん)
タイトルにも惹かれて買いました。
(カリブーとは? こちら↓に詳しく書いています)
「カリブーの足音」って
あれだけ大きな角と体をしているからさぞかし響くんだろうな、、、
どんな足音だろう。。。私もいつか、聞いてみたい。感じてみたい。
北アメリカ大陸北部に広がる森と湖の世界・ノーズウッズ。
木の葉が色づく秋が終わり、寒さの厳しい冬がくると
一面が雪と氷に覆われます。
何度もノースウッズを旅してきた大竹さんは
その厳しい冬の寒さの中で、野生の生きものたちが
どんな風に暮らしているかを知るために
冬のノースウッズに詳しいウェインを誘ってソリの旅に出かけます。
ウェインは腕利きの大工。
ノースウッズに昔から伝わる木製のソリを作り、キャンプ道具を積み込んで、
それを自分の力で引きながら旅に出ます。
森の奥地に野営を張って、薪を集め、水は凍った湖に穴をあけて汲みます。
(あー、一緒に野営したい。)
初めて迎えた朝。気温はマイナス20度。
朝日が雪原を淡いピンク色に染めます。
ウールの帽子をかぶり、ムースの皮のブーツとミトンを身に着けて
足を一歩踏み出すと、寒さでしまった雪が、ぎゅっぎゅっと音を立てる・・・
あ~~、自分もそこに行きたい!
写真を見ていると、自分も一緒に旅をしている感覚になって
朝日を見つめながら、痛いほど冷たい空気の中で
白い息を吐く自分を想像してしまう・・・・
重さ約70キロのそりを引いて、
二人(+ワタシ←勝手についていってる)は雪原を進みます。
雪原には、カワウソやカンジキウサギ、
ウッドランド・カリブーたちの足跡が残されていました。
手製のそりは、先が丸く反っているので深い雪でも潜ることなく、
幅が狭いおかげで狭い木々の間もするすると抜けられます。
登り坂では、力を合わせてそりのロープを引っ張り、(キツイぞ~)
下り坂では、後ろでロープを握りながら森の中を進みます。
ジャックパインの燻された香りまで伝わってくるような
まっ白い雪の上の 焚火の色・・・
はっとするほど きれいです。
ある日、野生のオオカミが現れます。
・・・大竹さん、いつか野生のオオカミに会いたい!って
『ノースウッズの森で』の最後で言われてましたよね
遠くに見えるその姿は黒っぽく、
オオカミが去っていった森に入ると
オオカミに襲われた大きなムースの亡骸が木々の下に横たわっていました。
骨と毛皮だけになった亡骸の上に雪が降り積もる様子は、自然の摂理そのものです。
旅の最後の日。
真っ白な雪原の向こうに現れたカリブーの群れ。
一列になって、足を前後に弾ませながら、
深い雪の上をかけぬけてゆくカリブーたちがたてた足音は、、、、
私が想像していた音とはまったく違っていました。
実はこの絵本、「たくさんのふしぎ」2006年4月号の
『春をさがして カヌーの旅』と対をなす内容になっています。
それを知って、その絵本を探しに探したけど、
見つからなかった幻の絵本が、ついに・・・!
続きは、長くなるのでまた次の記事で。
※大竹英洋さんの『ノースウッズの森で』(福音館書店)
自然科学絵本講座でも紹介しています。
「どうやってこの写真を写したんやろう・・・」と見入ってしまう
こちらもおすすめの一冊です!
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カリブーの足音 (月刊たくさんのふしぎ2016年12月号)
207円
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ノースウッズの森で (たくさんのふしぎ傑作集)
1,430円
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風文庫さんにて
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「おひざでえほんだっこでわらべうた♪」
色々な春の絵本を読みますよ~^^
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