まいど~トナカイ乙女のトキメキ

生きもの大好きドキドキ絵本講師の

くがやよいです。

 

 

 

もう、とっくに ご存知と思いますが

私は自然科学絵本のリアルな世界が大好きです。

 

 

中でも、自然界の神秘や、人間、

生きものたちの息吹が感じられる

(命を実感として感じることができる)

写真絵本の魅力はまた格別です。カメラキラキラ

 


 

 

 

私が大好きな写真家さんは、

アフガニスタン関連の写真集や

世界の子どもたちが多く登場する絵本を出されている

フォト・ジャーナリストの長倉洋海さん

(絵本の紹介はそれぞれリンク↑貼っています)

もりのこどもたち もりのこどもたち
1,100円
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ナショナル・ジオグラフィック誌などで

多くの野生動物や

オオカミの写真集や絵本を出されている

ジム・ブランデンバーグさん。

 

 

 

そして、北アメリカ大陸北部に広がる森と湖の世界・ノースウッズと

そこに暮らす生きものたちの写真を写されている大竹英洋さん。

 

 

 

子どもと自然の関係を丁寧に見つめる

『みてみて!』小西貴士さんも、

 

 

人間のはっちゃけたエネルギーを感じる梅 佳代さんもいいなぁー。

男子 男子
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(男子…うちの子とおんなじすぎて、笑えるやらあきれるやら・・・アセアセ

一番あほで笑える時期の小学生男子のエナジー、半端ないビックリマーク

 

 

 

 

・・・あかん、脱線!(笑)

 

 

 

今日ご紹介する大竹英洋さんの写真は、

ため息が出るような美しくて野性味溢れる写真ばかり。

 

 

「いつか書こう.....」とパソコンの横に積んでいた本の中から、

本格的な春になる前に、えいっ!とご紹介。

 

 

 

『カリブーの足音 ソリの旅』

大竹英洋/文・写真

福音館書店 たくさんのふしぎ2016年12月号

 

 

 

 

カリブーの角笛をいつもぶら下げてる手前、(いったい何者やねん)

タイトルにも惹かれて買いました。

 

(カリブーとは? こちら↓に詳しく書いています)

 

「カリブーの足音」って?

あれだけ大きな角と体をしているからさぞかし響くんだろうな、、、

どんな足音だろう。。。私もいつか、聞いてみたい。感じてみたい。

 

 

 

 

北アメリカ大陸北部に広がる森と湖の世界・ノーズウッズ。

木の葉が色づく秋が終わり、寒さの厳しい冬がくると

一面が雪と氷に覆われます。

 

 

何度もノースウッズを旅してきた大竹さんは

その厳しい冬の寒さの中で、野生の生きものたちが

どんな風に暮らしているかを知るために

冬のノースウッズに詳しいウェインを誘ってソリの旅に出かけます。

 

 

ウェインは腕利きの大工。

ノースウッズに昔から伝わる木製のソリを作り、キャンプ道具を積み込んで、

それを自分の力で引きながら旅に出ます。

 

 

森の奥地に野営を張って、薪を集め、水は凍った湖に穴をあけて汲みます。

(あー、一緒に野営したい。)

 

 

初めて迎えた朝。気温はマイナス20度。

朝日が雪原を淡いピンク色に染めます。

ウールの帽子をかぶり、ムースの皮のブーツとミトンを身に着けて

足を一歩踏み出すと、寒さでしまった雪が、ぎゅっぎゅっと音を立てる・・・

 

 

 

あ~~、自分もそこに行きたい!

写真を見ていると、自分も一緒に旅をしている感覚になって

朝日を見つめながら、痛いほど冷たい空気の中で

白い息を吐く自分を想像してしまう・・・・

 

 

 

重さ約70キロのそりを引いて、

二人(+ワタシ←勝手についていってる)は雪原を進みます。

雪原には、カワウソやカンジキウサギ、

ウッドランド・カリブーたちの足跡が残されていました。

 

 

手製のそりは、先が丸く反っているので深い雪でも潜ることなく、

幅が狭いおかげで狭い木々の間もするすると抜けられます。

登り坂では、力を合わせてそりのロープを引っ張り、(キツイぞ~あせる)

下り坂では、後ろでロープを握りながら森の中を進みます。

 

 

 

ジャックパインの燻された香りまで伝わってくるような

まっ白い雪の上の 焚火の色・・・

 

 

はっとするほど きれいです。

 

 

 

ある日、野生のオオカミが現れます。

・・・大竹さん、いつか野生のオオカミに会いたい!って

『ノースウッズの森で』の最後で言われてましたよねキラキラ

 

 

遠くに見えるその姿は黒っぽく、

オオカミが去っていった森に入ると

オオカミに襲われた大きなムースの亡骸が木々の下に横たわっていました。

骨と毛皮だけになった亡骸の上に雪が降り積もる様子は、自然の摂理そのものです。

 

 

 

 

 

 

旅の最後の日。

 

 

 

真っ白な雪原の向こうに現れたカリブーの群れ。

 

 

 

一列になって、足を前後に弾ませながら、

深い雪の上をかけぬけてゆくカリブーたちがたてた足音は、、、、

 

 

 

私が想像していた音とはまったく違っていました。

 

 

 

 

 

 トナカイ 

 

 

 

 

 

実はこの絵本、「たくさんのふしぎ」2006年4月号の

『春をさがして カヌーの旅』と対をなす内容になっています。

 

 

それを知って、その絵本を探しに探したけど、

見つからなかった幻の絵本が、ついに・・・!

 

 

 

 

続きは、長くなるのでまた次の記事で。バイバイ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※大竹英洋さんの『ノースウッズの森で』(福音館書店)

自然科学絵本講座でも紹介しています。

「どうやってこの写真を写したんやろう・・・」と見入ってしまう

こちらもおすすめの一冊です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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桜<今後の絵本講座の予定>桜

 

3/20と3/26の絵本講座は中止(延期)となりました。

 

 

開講します↓

4/11、5/16、6/13、7/19、

(いすれもam.兵庫県西宮市内)

「好奇心が動き出す!子どもと読みたい自然科学絵本」

(参加費・1000円)

詳細はお問い合わせください。

 

 

4/18(土)19(日)11:00~12:00

風文庫さんにて

(阪急芦屋川駅 北側すぐ)

「おひざでえほんだっこでわらべうた♪」

色々な春の絵本を読みますよ~^^ 

(参加費500円)

 

 

 

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