西新宿の平和祈念展示資料館
に行ってきた。入場無料なので仕事の最中たまに寄る。
基本的にシベリヤ抑留や恩給欠格などを大きく取り上げているようだ。
この手の平和資料館にありがちな自虐史観もなく、まあまあな資料館である。
展示品の中には九五式軍刀もある。この九五式軍刀の説明文は当初「将校の私物」というような書き方をされていたので私が学芸員に指摘し書き直させた覚えがある。
見学していると私のように学芸員に因縁をつけている、おじいさんがいた。
おじいさん
「国旗の赤い日の丸の部分には文字は書かないんだよ、これはおかしくないかね?」
↑問題の日の丸に寄せ書き
学芸員
「あっ
正規のルートで入ってきたものです
」
おじいさん
「私達の時代に日の丸の中に文字を書くなんて絶対ダメだと教えられてきた。それがわからない時代になってきたことを憂いている」
おじいさんは、なにやらカバンからTシャッツを取り出し学芸員に詰め寄る。
「この航空自衛隊のシャツにも日の丸の中に文字が書いてある。こんなことがわからない時代になってきている!」
見ると航空自衛隊のTシャツの腕の部分の日章旗日の丸内部に文字がある。
おじいさんは学芸員に言うだけ言って帰っていた。おそらく、あちこちで日の丸の中に文字を書くのは不敬、誤った行為と言って歩いているのだろう。
改めて自分の周りを確認しても「がんばろう日本」とか日の丸の中に文字が書いてあるのが目立つ。
考えてみたら国旗に対する冒涜である。お日様が昇る神の国の象徴たる日の丸に文字を書くなんて…
保守系のブログを見ても日の丸内に文字がある画像を使用している人が多い。
ついでに言わせて頂ければ畏くも天皇陛下の御真影をブログに貼るつけている人も多い。不敬だと思わないだろうか?
この寄せ書きが当時のモノなら、おじいさんの意見も検証する必要がある。