皆さんもニュースで目に、耳にされたことであろう。ジャズピアニストで作曲家の大野雄二さんが今月4日に亡くなられた。84歳だった。

 

 

 大野さんと言えば、多くの方が真っ先に思い出すのが『ルパン三世のテーマ』に代表されるアニメ『ルパン三世』の音楽であろう。私も、テレビシリーズからのファンであるが、もう10年以上前になろうか、地元鎌倉で“YUJI OHNO & LUPINTIC FIVE”のコンサートに行ったのが大野さんの生ピアノを聴いた最後になってしまった。この時は最新アルバム『LUPIN THE THIRD the last job』を引っ下げてのライブだった。3拍子で始まるテーマからしてめっちゃカッコよかったし、「ラブ・スコール」「サンバ・テンペラード」などお馴染みの楽曲が最高のサウンドで矢継ぎ早やに繰り出され、大いにテンションが上がったものだ。ルパン以外では、個人的には角川映画『犬神家の一族』が最も思い出深い。

 

 大野雄二さんと宏美さんの接点は何か。一つは、訃報と共にご自身がピアノを弾かれる映像もテレビで流れていたが、「小さな旅〜光と風の四季」である。現在でも放映されている長寿番組のNHK『小さな旅』のテーマ曲である。コーラングレの音色が印象的なテーマ曲で、宏美さんのシングルになった当時、一時的に宏美さんのボーカルバージョンが番組でも使われたそうである。手前味噌になるが、今年の3月とある場所で、私はフリューゲルホルンでこの「小さな旅〜光と風の四季」を吹かせていただいたことも記憶に新しい。

 

 

 3年前のNHK 『新・BS日本のうた』で久々に歌唱され、その後一昨年のツアーではメドレー入り、昨年からの50周年コンサートでは、単独のフルコーラスで披露されている。コンサートのMCによると、発表当時の宏美さんの印象は「広がりのある曲だなぁ」という程度だったらしいが、タモリさんや友近さんなどに「大好き」と言われたりして、近年ご自身がこの曲の素晴らしさを再認識して取り上げているとのことである。

 

 もう1曲、宏美ファンなら忘れ得ぬ楽曲がある。そう、コンサート限定オリジナルの「エアポートまで」である。以前ブログで取り上げているので、詳しくはそちらを参照いただきたいが、9分を超えるドラマ仕立ての大曲である。大野さんの追悼として、宏美ファンとしてはこの曲でお別れしたい。

 

 

 大野雄二さん、今まで多くの名曲、名演をありがとうございました。今はゆっくりお休みください。しばらくしたら、上で思う存分ピアノを弾いて、たくさんの曲を書いてくださいね。