僕は、先にカミングアウトした通り、
以前 、NECの半導体設計用CAD開発部門で、研究開発業務の仕事をしていた。
さらに、現在は、交通誘導員の仕事をしている。
参考「僕は交通誘導員」
その年収は、3倍以上違う。
でも、正直言って、そのコストパフォーマンスを考えると、
どっちがお得な職業か？
に関しては、複雑な感慨を持っている。
僕が研究開発業務をしていた、その大企業は、
週休2日だし、
定時間退社日はあるし、
フレックスタイム制で、10時から、16時まで会社にいればよかった。
今の仕事は、日給月給だし、
とりあえず、そこにいなければならない仕事だ。
確かに、拘束時間は少ないのだけれど、
前職のNECの場合、別に、会社にいなくても、
その仕事は、出来ちゃうわけです。。。
だって、それ、
何を開発するか？
誰に開発させるのか？
それを考える仕事でしょ？
そんなの、
いっだって、どこでだって、
風呂場でだって、便所でだって、
出来ちゃうわけです。
そもそも、若かりし頃の僕は、
目が覚めている時は、時間が許す限り、そればかり考えていたわけです。
参考「計画をしない人々」
つ～か、若かりし頃は、ワシだって、
1LDKの家で、セミダブルのベットで、
カミさんと一緒に寝てたりしたわけです(*^^*)
したら、寝言を言ったようで、翌朝カミさん、
「メガマクロって何？」
とか、聞いてくるのです。
これ、当時の業界用語です。
僕、
「うわ？、おれ、寝てても、それ考えているのか！」
と、思いました。
それに引き換え、今の仕事は、
そこにいなければ、どうしょうもありません。
終業後に、そのことを考えることも、まず、ありません。
1日
８時間働いて、300万円の仕事、
と、
24時間働いて、1000万円の仕事、
どっちがお得か？
思わず、そう、考えてしまいます。
現在の僕は、勤務中も含め、
四六時中趣味のブログ記事のネタばかりを考えています。
まあ、お金が必要か、時間が必要かは、
人それぞれだし、
人生のステージによっても変わってくるわけです。
けど、もう、若かりしころには、戻れないな？
とは、感じています。
参考「考える仕事と、考えない仕事」
この記事は、
競輪選手だったという先輩誘導員の方との会話
をもとに作成した記事です。
その方、
「当時、僕は本当によく考えていた。」
そうおっしゃってました。
本当に、僕もそうでした。
まあ、前回お話しした通り、
考えること自体は、
僕の持って生まれた習性みたいなもので、
辞められないわけではあります。
参考「長嶋茂雄型の天才と野村克也型の秀才」
NEC時代も、それが楽しくなくはなかったわけです。
だけど、お金のために、
それをする必要がなくなった現在の気楽さは、
例えようがないほど幸せです。
この仕事（交通誘導員）を始めた当初、妻から、
「頭を使う仕事をした方が良いのではないの？」
と、助言されました。
その時、僕は、
「仕事なんかに頭を使っている暇はない。」
そう、即座に答えました。
これが、そろそろ還暦を迎える現在の僕の、偽らざる本音です。
参考「今までの社会人生活の中で、現在が一番満足度が高い」
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