本当の日本の歴史と、日本人を知って、自信を持つ日本人になるためのブログ

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日本の若者に、我々の先祖は、今を築いた立派な人達であることを理解してもらい、未来を切り開く自信を持ってもらうためのブログです。

閉塞した現代日本社会を打開するためにも、日本人としての自信を取り戻す必要があると考えており、そのための分析も試みています。

今年に入って、立て続けに4本見ました。

花筐(はながたみ)

定家(ていか)

経正(つねまさ)

融(とおる)


です。


それで、ちょっとだけ分かってきたので、

そもそも、能がどんな芸能か?

を書いてみようと思います。


ちょっと前の僕もそうでしたけど、

良く分からない人を対象に、

素人の僕が理解した範囲を、

素人に分かりやすく説明した記事になります。

なので、正確ではないかも知れません。。


そもそも、能の舞台、客席は変な形をしています。

こんなです。

舞台

客席

 

 

 

メインの舞台(本舞台)の正面だけではなく、

斜め横!と横にも客席があって、

横に座った観客は、演技を横から見ることになります。


そして、メインの演者は、

鏡の間と呼ばれる控室から現れて、

橋掛りと呼ばれる通路を通って出てきて、

主に本舞台で演じます。


楽器を演奏したり、語りをする人もいます。

また、色々変形パターンもあるようですが、

主には、

主役(シテという)と聞き手(ワキという)の2人で演じます。


シテは、お面をかぶり、語りや舞をします。

ワキは基本聞き手、見手で、僧侶であることが多いです。


シテは、基本怨霊(この世に未練があり成仏出来ていない魂)です。


物語の基本は、

シテが想いのたけを、聞き役であるワキに

大いに語り!大いに舞い!

満足して帰っていく。

って話になります。


つまりシテが出てくるところ(鏡の間)は、あの世なのです。

あの世とこの世の間の三途の川にかかる橋が、橋掛りということです。

そして、本舞台が現世で、観客はここで行われる演技を鑑賞することになります。


つまり、あの世から現れた怨霊が、この世の観客の前で大活躍をし、

満足し成仏して、あの世に帰っていく。

これが物語の基本です。


そして、能は、日本で初めて成立したお芝居(演劇)です。

それ以前は、

物語(文章) 源氏物語

語り(読み聞かせ) 平家物語

はありましたが、

役者が演じるお芝居は無かったってことです。


何で無かったか?

それは、主役が面をかぶっている理由と関係します。

主役がお面をかぶっている理由、

それが、日本の宗教とからんで来るわけです。


能の主役(シテ)は、過去実在した人物の亡霊です。

満たされない思いを持ちつつ、無念のうちに亡くなったため怨霊化した魂です。



現代人であり、特に科学技術を中心に勉強、仕事をしてきた僕は、

その実在は、全く信じていません。

参考「選択すべきは、生物学科だったかな?」


ですが、現代人でもその存在を信じている人は少なくないわけで、

怨霊、これ古代の人にとっては、宗教的実在です。


その、役を演じるのは、憑依が怖いわけです。

そこで、怨霊の魂が宿るのは面であって、演者にではない。

そう言う形式を踏むことで、日本人は演劇が出来るようになったわけです。


以前、以下の記事を上げました。

参考「日本語ロック確立のための日本人の格闘の歴史」


前例を打ち破るために、いかに先人が苦労したか?

って、話です。


能を創始した世阿弥って、巨大な忌野清志郎さんみたいな人なわけです。

そして、この演芸、武家政治の室町時代に成立したわけですが、

こんなこと、怖くて平安貴族には到底出来なかったこと

なわけです。


当時の武士にしても、相当勇気が試される「怖面白い」ものであったはずです。



でも、この日本最初の演劇、現代人の感覚からすると、

なんか訳のわからないこと言って、

地味な楽器を、演奏して、

のそのそ踊って、

かなり地味ですよね?


でも、これ分かって見ると結構盛り上がるんですよ。

バレーが10で始まって100、

最新のアクション映画だと100が1000!

だとすると、

能は1が10くらいですか?

そんな感じの、地味さなんですけど、

分かって見ると、

「最後、盛り上がったね〜!」

って感じで、感動出来ちゃうんですよ。


ただ、語りの部分は、古語になるので、

現代日本人には聞いただけではよく分かりません。


先にリンクを貼ったページを事前に参照して大まかなストーリーを把握して、

セリフをプリントアウトした紙を持参するとか、

あるいは、主催者が素人向けに用意した、セリフを掲示するタブレットを借りるとか、

して、

何を言っているのかわかる準備をしてから、

鑑賞した方が良いと思います。


それはともかく、

能というのは、

日本に初めて成立した演劇である!

と同時に!

怨霊を鎮魂するための、『宗教的儀式』

でもあるわけです。


そして、世阿弥の、勇気と発明があったからこそ、

現代日本人は、お芝居が楽しめる!

と言えるわけです。


勉強すればするほど、

先人の払った努力が分かってきますし、

その結果である、現在の日本に生きている幸せを感じます。


科学や技術も大切ですが、歴史の勉強も大切です!

そう、若かりしころの僕を含めた若者には、助言したいですね。

 



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