豊臣秀吉 唐入りの僕の評価 | 本当の日本の歴史と、日本人を知って、自信を持つ日本人になるためのブログ

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日本の若者に、我々の先祖は、今を築いた立派な人達であることを理解してもらい、未来を切り開く自信を持ってもらうためのブログです。

閉塞した現代日本社会を打開するためにも、日本人としての自信を取り戻す必要があると考えており、そのための分析も試みています。

引き続き、この本

「慚島伝 漂風の愚民・安 龍福」


に関連した話題です。

参考「「慚島伝 漂風の愚民・安 龍福」を読みました」
 

 

この本は、室町時代末期から、戦国時代、江戸時代くらいまでの、

朝鮮と日本の関係を中心にした歴史がまとめられていて、

結構勉強になりました。


ここでキーになるのが、対馬藩で、

日朝貿易を独占することで、利益を得ていたそうです。

だから、日本と朝鮮の間の貿易が活発なほうが嬉しいわけで、

仲を取り持つために、国書の偽造や、偽国使の派遣とかもしてたらしい。


豊臣秀吉の唐入りの時も、

戦争回避のためにせっせと、これをやっていた。

明攻撃に向けて通路を提供する話とかも、

朝鮮側には全然通ってなくて、海を渡ってみてから、

朝鮮と戦争状態になったわけだ。


江戸時代に貿易が復活した時も、対馬の暗躍で、

朝鮮側は、壬辰倭乱のお詫びを受けた。

江戸幕府は、国内平定のお祝いに来た。

そう認識して、和平が成立したらしい。


それは、良いんだけど、

この書籍は、これを一貫して対馬のレベルから、

和平を目指して、いかに対馬が苦労したかとして、

対馬側の立場から書かいてある。


でも、この対馬の態度は、

日本の政府から見れば、

不忠ではないでしょうか?


現在でも、中国、朝鮮との友好を取り付けるために、

彼らの嘘に同調して、捏造記事を書く不忠の日本人がいます。

で、彼らは、日本のためにも、これをしていると勘違いしてたりします。

対馬の態度は、これと全く同じではないでしょうか?


特に、秀吉の行動(唐入り)を

無謀な行動のせいで、対馬が板挟みになって苦労した。

みたいな、描かれ方がされているんですが、これは本当かな?

と思いました。


秀吉が、朝鮮、および、明の国情に疎いのを、良いことに、

2枚舌外交をして、ますますおかしな事態を招いてしまっています。


対馬が、秀吉に忠義をなし、

主君の誤解は誤解として訂正し、

国書を国書のまま手渡す役目を果たしておれば、

これ(中国を平定し、秀吉が中国皇帝になる)実現したんではないかと思います。


現在の朝鮮見てれば分かる通り、彼の国は、

我が日本とは違い、政争ばかりで、

国論をまとめることができません。

参考「みたび、韓国の歴史教科書について」


参考「天皇制という奇跡」


それに、当時の日本は、内戦を終結したばかりです。

つまり保有する軍隊は強かった

(水軍はともかく、陸軍は世界最強だったはず)。


これ、対馬がおかしな二枚舌外交をせず、

 

きちんとした交渉役に徹していれば、

僕は、唐入りは実現したのではないかと推測します。


もっとも、対馬側の心理を読めなかった

 

秀吉の方にも非があるとは思います。
 

 

「人垂らし」と呼ばれるほど、

人の心理を読むのがうまく、人心掌握術に長けた、秀吉は、

ここで対馬の心理を読めていないわけです。


独裁者としてのおごりだったのか、耄碌だったのか?


もっとも、僕は秀吉の唐入りは成功しなくて良かったと思っています。


唐入りを成功させた民族、

つまり、中原を抑えるのに成功した異民族国家としては、

女真族(満州族)の清があります。

政治的統治には成功しましたが、

現在では、文化的には人口で圧倒する漢民族に

絡め取られてしまっています。


独自の言語すら失われています。


秀吉の唐入りが成功していたら、

日本も同じ運命をたどった可能性が高いと思います。


この辺の議論は、井沢元彦さんが、

 

 

の中で、しています。

この部分に関しては、

僕は井沢さんの分析に、より賛同しますね。


それにしても、

ここでも、

「日本は負けて良かった。」

と結論できてしまうのですから、

歴史、人間の営みの不思議を思わずにはいれませんね。

参考「日本が戦争に勝っていたら」

 

参考「大東亜戦争に対する僕の評価」


ピンチはチャンス、

チャンスはピンチ

なんですよね。


蛇足ですけど、この対馬がやった国書偽造、

後に暴露する事件があり、大問題になっています。

その顛末も書かれているのですが、

この時の幕府の対応、これもなかなかのお話でした。



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