僕の文字通り跡形もなく無くなった株の話を聞いて下さい | 本当の日本の歴史と、日本人を知って、自信を持つ日本人になるためのブログ

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日本の若者に、我々の先祖は、今を築いた立派な人達であることを理解してもらい、未来を切り開く自信を持ってもらうためのブログです。

閉塞した現代日本社会を打開するためにも、日本人としての自信を取り戻す必要があると考えており、そのための分析も試みています。

予告だけして、書けずにいた記事を

今回アップしようと思います。

参考「僕の紙屑になった株の話を聞いて下さい」


それは、「僕の文字通り跡形もなく無くなった株の話」です。

それは、この話に出てくる

転職した先のベンチャー企業の株です。

参考「それは、現代日本もまったく変わっていません4」
 

 

この会社、当然非上場の株式会社でした。


日本には珍しい、

技術系の大規模開発製造を目指すベンチャー企業で、

ベンチャー・キャピタルから多額の投資を仰ごうとしていた会社でした。


要するに、


実績となる製品はほとんどなく、

プランとしてのビジネスモデルだけを売りにして、

高い人件費で人材を引き抜いた上、

その人材の経歴と実績だけを頼りに、

大量の株式を発行して、巨額の資金を調達する。


それで得た大量の資金を投じて、

海のものか山のものかわからないアイデアに、

一点集中型で、研究開発投資をする会社でした。


当たるも八卦、当たらぬも八卦

だけど当たれば、投資家は大儲けできる。

そんな、典型的なベンチャー企業でした。


非上場の株式会社ですから、

株を自由に売買できる市場はありません。

その株価は日経新聞に掲載され、公になっているわけではありません。


けど、勝手な値段で売りつけることが出来る

と言うわけでは、もちろんありません。


既存株主にしてみれば、

新規投資家が自分より安い値段で購入したとあっては、

納得できません。


また、会社としては、たとえ売り上げはなくとも、

研究開発体制充実の進捗を根拠に、

新規投資家には、なるべく高い価格で引き取ってもらおうとします。


だから、関係者全員が話し合い、

納得できる妥当な株価というのが、あるのです。


その株価と、会社の動きを今現在出来る限りで、

僕の把握していた範囲で、なるべく正確にまとめてみました。


###
   2003年10月 会社設立(資本金1,900万円)
2003.10.22 株価5円
  社長 2,000,000株  10,000,000円
  CFO    500,000株   2,500,000円
  CTO    500,000株   2,500,000円
2003.12.27 株価50円
  社長   600,000株 30,000,000円
   2003年11月 本社オフィスを開設
   2003年12月 第三者割当増資1億円実施(資本金6,900万円)
   2004年2月 財務担当のC.F.O 入社(取締役就任)
   2004年4月 技術担当のC.T.O 入社(取締役就任)
   2004年7月  ハードウエア関連プロジェクトマネジャ入社
   2004年7月  ソフトウエア関連プロジェクトマネジャ(僕)入社
2004.09.08 株価50円
  僕    40,000  2,000,000円
2005.03.01 株価150円
  僕 ストックオプション50000株(行使価格150円)
2006.03.01 株価250円
  僕 ストックオプション15000株(行使価格250円)
2008年3月 僕退社
2008年7月 会社解散
2008.07.01 株価0円
###


2003年10月に会社は設立され、株価は5円で出発しました。

社長、CFO、CTOが決まり、11月に本社オフィスを開設した段階で、

年末(2003.12.27)には株価は、50円になっています。

これだけで、株価10倍です(゚∀゚)


僕の入社したのが、2004年7月です。

この年、会社は

・設備(ハード、ソフト)の整備

・人材の採用と

・出資に向けての条件の詰め

を進めています。


僕は入社後2004年9月に、

40,000株を1株50円、計200万円で手に入れました。

これは、会社が新規株を発行したわけではなく、

社長から保有していた発行済株の一部を

直で譲ってもらうという取引でした。


この当時、僕がどんなことをしていたかをまとめたのが、

この記事になります。

参考「それは、現代日本もまったく変わっていません5」


まあ、

技術動向の調査と、

開発方針の決定、

使える部下の採用と、

開発の主体となる下請けの選定、

なんかでした。


この間、経営陣は出資を受けるべく、

複数のベンチャーキャピタルと協議を続けていました。

確か、2005年の早い段階くらいで、

1株150円で、ベンチャーキャピタル5〜6社から、

総額15億円の出資で話がまとまりました。


それまでは、株の保有者は基本的に身内ですから、

株券の発行はやっておらず、

別途株主名簿を会社が管理していました。


こういうのを、電子管理と言います。

って、単に保有者を明記したExcelファイルが、

ザーバに置いてあっただけですが。 (^^);


ここで、金融機関であるベンチャーキャピタルからの

出資を受けるために、株券の発行をしました。

紙屑になった、僕のライブドアの株券はたったの3枚でしたが、

この時見た株券の束は凄かったです。

厚さが2〜3cmはありました。

紙刷って、渡すだけで、15億円です。

正直「すごい世界だな!」とは、思いました。


その後、

2005年3月50,000株(行使価格150円)

2006年3月15,000株(行使価格250円)

のストックオプションを付与されています。

これ見てわかることは、1株5円で出発した株が、

一時は250円にまで、認識されていたと言うことです。


この時、僕が1株50円2,000,000円で購入した

40,000株の株式は、10,000,000円の価値

があったってことです。


その後、2008年まで出資してもらったお金を元に、

技術開発を行い、セールスをしたわけですが、

製品が量産につながることはありませんでした。


つまり、15億円のお金を使い果たし、

 

なんの成果もあげることなく、

 

僕らは解雇、会社は解散という結果に終わりました。


当時開発していた技術は、

おそらく現在でも業界の主流の技術にはなっていません。

手間隙がかかり、コスト問題を解決できなかった、

有望視されつつも埋もれてしまった、

多くの技術の中の、1つなんだと思います。


そんなわけで、

この会社に投資した、僕の200万円は、

株券さえも残さず、

文字通り跡形もなく、無くなってしまいました。


不要な書類を片っ端から整理した、今となっては、

その唯一の痕跡は、僕のノートパソコンに残る、

個人的な資産運用成果を記録している、

スプレッドシートの1シートとして、

ライブドアと同じく、メンテされずに残されているだけとなっています。
 



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