逆説の日本史23を読みました | 本当の日本の歴史と、日本人を知って、自信を持つ日本人になるためのブログ

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日本の若者に、我々の先祖は、今を築いた立派な人達であることを理解してもらい、未来を切り開く自信を持ってもらうためのブログです。

閉塞した現代日本社会を打開するためにも、日本人としての自信を取り戻す必要があると考えており、そのための分析も試みています。

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です。

シリーズ23巻目で、現在の最新作になります。

僕は、このシリーズの愛読者で

 

全巻持っていて、何度も読み返しています。

 


特に第1巻は、

「歴史の分析とは、どういうふうになされるべきなのか?」

が、実に丁寧に説明されています。

この部分の説得力が凄いです。


それもあって、今のところ、この著者の分析が、

日本の歴史の実相を一番正確に描いていると、

考えています。


この23巻目で、ようやく近現代史に突入しました。


にしても、幕末に近づくにつれ、

どんどん時間の進みが遅くなっています。

これ、通史形式、つまり、

政治なら政治史
文化なら文化史

そんな感じで、

話題をしぼって歴史を通して見ているので、

単純には言えないのですが、

ここ最近江戸時代末期くらいからは、

1巻あたり2~3年しか進んでいない感じです。


この調子でペースダウンして行くと、

1年に1年しか進まなくなってしまうのでは無いかと、

心配です。


そうなってしまったら、

never ending story

になってしまいますね(^^);

未完の書になってしまうのではないかと、

ちょっと心配です。


今回も

 

日本人の組織のトップがバカで、組織を潰してしまう問題を、

バカトップ問題

 

と名付け、相当な紙数を使っています。


この問題を抱えた組織であると言う意味で、

「大日本帝国軍と朝日新聞社はそっくりである。」

と考察しています。


朝日新聞社に関しては、

ゴーマニズム宣言で、小林よしのりさんも、

「戦前も戦後も、右と左がひっくり返っただけで、体質は全く同じ。」

と表現していましたね。


戦前の日本が

 

バカトップ問題

 

を抱えていたという考察は、

猪瀬直樹さん、百田尚樹さんも、

 

全く同じ結論に達しています。

参考「昭和16年夏の敗戦」を読みました」

参考「「永遠の0」から学んだこと」


さらに、僕がかつて所属していた

大企業も見事にこの問題を抱えていて、

滅びました。


著者の井沢元彦さんは、

「専門知識はあるのに、常識がない。」

としているのですが、

僕の経験でも、まったくその通りでした。

参考「勉強の出来る女の子は優秀です」

 


著者は、そうなる原因を、歴史的に考察しています。

1つは

朱子学

このせいで、

独善的で、排他的で、現実を直視しなくなる

としています。


もう1つが

怨霊信仰

で、多くの犠牲を払って獲得したものに執着する結果、

もっと大きな犠牲を払うことになる。

つまり、犠牲を払って獲得したものを手放せば、

犠牲者が怨霊化してしまうと考えてしまうから、

とのこと。


具体的には、

大きな犠牲を払って獲得した満州を放棄できずに、

大東亜戦争を起こした。

結果、もっと大きな犠牲者を出すことになった。


そういう意味では、現代日本人も全く同じで、

大きな犠牲を払って獲得した平和憲法を放棄できずに、

もっと大きな犠牲者を出すことになりかねない。

と、指摘しています。

参考「カエルの楽園を読んでみました」



これ、正しい考察だと思います。


たけど、今まで生きてきて、

世の中というのは実に多面的に出来ているなと思います。

知れば知るほど、多様な考察が出来てしまいます。


このバカトップ問題も、この

歴史的考察

の他にも、


工学的考察

心理学的考察

病理学的考察

生物学的考察(進化論的考察)

等々、様々な考察が出来てしまいます。


その一端も、別記事で述べたいと思います。


あと、本書では、

琉球処分

に関しても、述べられています。


薩摩藩の属国であった琉球を、

正式に日本国に沖縄県として取り込んだ、経緯です。

この中で、

その地域を琉球と呼ぶのは、中国側の呼称で、

こちら側からは、沖縄の方が正統性があるようです。

日本の事を、

倭国(ワこく)と呼ぶか、

大和(大きなワ、転じてヤマトと読むわけです)と呼ぶか、

と似た関係にあるのかも知れません。


僕は今まで、人に聞かれた時は、

私は、琉球民族と大和民族のハーフです。

と答えていました。


今後は、

私は、沖縄民族と大和民族のハーフです。

と答えようかと思います。

 

 



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