ラヴァロックでシャンパーニュ、三ぶんで日本酒のあとは、バーでカクテルのはずが、丸の内 4 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

昨年7月のある休日、ちぃさんと京橋の『ダイニング&バー ラヴァロック』でシャンパーニュ・ランチのあと、日比谷の『三ぶん』で過ごす楽しい午後の続き。

 

二杯目の酒を選ぶ。

 

ちぃさんの酒は、鳥取県境港市の千代むすび酒造が醸す、千代むすび こなき純米 超辛口。

境港は水木しげるさんの生まれ故郷。

 

使用米は五百万石、精米歩合は60%。

日本酒度は+15と超辛口。

 

これが「六本木ヒルズ」で開催された「水木しげる展」で展示されていた児啼爺(こなきじじい)。

徳島県の妖怪で、赤ん坊の泣き声を出し、相手にしがみつくと石のように重くなる。

 

「水木しげる展」を見逃された方は、こちらをどうぞ。

 

 

 

私の酒は、高知県高知市の酔鯨酒造が醸す、酔鯨 特別純米酒。

 

高知県産の酒造好適米を用い、精米歩合は55%。

日本酒度は+6のすっきり辛口。

 

ちぃさんと乾杯。

酒は六勺。

 

酒の肴も追加。

梅水晶。

梅肉で和えたサメの軟骨は好物。

 

この不思議な食べ物は、九絵のエラ唐揚げ。

エラは魚を調理するときに、必ず捨てる部位。

それを唐揚げにして食べるとは驚き。

 

水木しげるの漫画に出てきそうな見栄えだが、シャリシャリの食感で美味い。

 

ちぃさんが壁の上の方に備え付けられた不思議な動物の置物を見付けた。

お店の方に何なのか聞き忘れたので、次回は尋ねなければだ。

 

サクッと飲んで食べると、店をあとにする。

 

「東京ミッドタウン日比谷」を出ると、少し街歩きをすることに。

 

「ザ・ペニンシュラ東京」にはアストン・マーティンのショールーム、”Aston Martin Ginza”が2024年4月にオープンしている。

 

アストン・マーティンのアジア初のショールームなのだそうだ。

アストン・マーティンと言えば、ボンド・カーのイメージが強い。

 

最初に登場したのは、「ゴールドフィンガー」(1964年)。

そして「スカイフォール」(2012年)でも採用され、最新作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」(2020年)でも使われている。

 

丸の内仲通りを先に歩を進める。

 

ティファニーでアトラスが支える時計で時間を確認する。

今日はランチを楽しんできたのに、いつの間にこんな時間になってしまったのだろう。

 

向かった先は明治安田生命ビルの「マイプラザ」。

 

「マイプラザ」の中には、重要文化財の明治生命館がある。

 

向かったのは、明治生命館の地下。

 

この長い廊下の突き当りを左折し更に右折した先に、目的の場所がある。

 

会員制のクラブ、『センチュリー・コート』に到着。

ところが、お休み。

今日が祭日だということを忘れていた。

ちぃさんと過ごす、丸の内の楽しい夜は続きます。