4月下旬のこと。
友人達と六本木の国立新美術館で待ち合わせ。
国立新美術館には乃木坂駅から地下道直結で行くことが出来る。
地上階に出ると、エントランスまでの長いアプローチには”メトロポリタン美術館展”の案内が並ぶ。
一番手前の絵はフランソワ・ブーシェの「ヴィーナスの化粧」で、日本初公開。
”メトロポリタン美術館展”は素晴らしい企画展で、以前鑑賞記をアップしている。
その記事はこちら。
この二年間、閉館も長く続き、来館者はとても減っていた。
それがこの”メトロポリタン美術館展”の人気のお陰で来館者が大幅に増え、最近は賑わっている。
それにしても平日の昼過ぎでこの混雑は驚き。
メンバーが揃うと、三階の『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』に向かう。
店の前にはテーブル待ちの人たちが多く並ぶ。
でも問題なし、今日のテーブルはちゃんと確保している。
テーブルにはフルコースのセッティング。
お久し振りですの乾杯。
メンバーは、naonaoさん、pink bouquetさん、kennyさん、そして私。
選んだワインは、ヴーヴ・アンバルのクレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ミレジム、2017年。
ヴーヴ・アンバルのミレジムは美味い。
今日はランチだが、”メトロポリタン美術館展”を記念した特別ディナーコースをお願いしている。
アントレは、フランス産鴨フォアグラのポワレとホワイトアスパラガス、モリーユ添え、ソース・ポルト。
この料理は、カラヴァッジョの「音楽家たち」をイメージして創作。
左から三番目の男性がカラヴァッジョ本人と言われている。
色白の四人の若い音楽家たちを、四本のホワイトアスパラガスで表現しているようだ。
このエスプーマは白い衣、フォアグラは膝に抱いた楽器なのだろうか。
フォアグラとホワイトアスパラガスの組み合わせは間違いなく美味い。
バゲットも届く。
バゲットのお供は、カレー風味の鶏のリエット。
これが癖になる美味しさ。
白ワインは人気の造り手のものを抜栓。
ドゥニ・ジャンドゥー、マコン・シャルドネ、アン・セール、2017年。
パリのピエール・ガニエール、アピシウスなどを始め、世界のミシュラン星付きレストランの多くでオンリストされる人気の造り手。
淡い黄金色。
グレープフルーツ、熟した洋梨、そして蜂蜜やブリオッシュのニュアンス。
塩気を含んだミネラルがボディを引き締め、綺麗な辛口に仕上がっている。
ぶどう栽培はビオディナミ。
友人達と過ごす、『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』での楽しいランチは続きます。