ある日のこと、D.I.Y.のお店でお買い物。
買い物を終え店を出て帰ろうとしたところ、駐車場に通じる通路の隅に、シャコバサボテンの葉が一枚落ちているのを見つけた。
鉢が運び込まれた際に、ちぎれて落ちたのだろう。
既にかなり萎れていたが、何となくかわいそうに思い、拾い上げて持ち帰った。
どう見ても枯れかけているので無理とは思ったが、薄い培養液を作り、葉を半分浸して窓際に放置。
すると枯れないばかりか、二週間ほどで白い根が生えてきた。
土に植えることにしたが、ベランダ菜園用の大鉢はいっぱいあっても、こんな小さな植物用の鉢は無い。
そこで朝に食べ終わったプレーンヨーグルトのカップを洗い、底に水抜き穴を開け、培養土を入れて植えてみた。
水受けにはヨーグルトの蓋が役割を果たしてくれた。
それから二週間、小さな新芽が出ているのに気が付いた。
あんな萎れた一枚の葉っぱから、新しい命が生まれてきたことがとても嬉しい。
春にはちゃんとした鉢に植え替えることにするが、この冬はこのまま陽の当たる暖かい窓辺で過ごしてもらおう。
プラスチックの薄い容器なので、日差しで土の温度が上がり過ぎたり夜間に急激に下がったりしないように、断熱材を巻いて窓辺に戻してあげた。
これからの成長が楽しみだ。
以前ご紹介したキダチアロエの花芽もだいぶ伸びてきた。
この花芽は、鎌首をあげた蛇に一層似てきた。
前回の記事はこちら。
⇒紅葉とキダチアロエの花と今夜のお家ワイン、ローソンズ・リトリート、コレクション、オーストラリア
一番大きな花芽を裏から見ると、美しいというべきかグロテスクというべきか、なんとも不思議な造形。
鼻先を出していただけの花芽も、だいぶ姿を現してきた。
この花が一番大きく育ちそうだ。
二週間ほど前のこと、ちょっと離れた町の初めての小道でウォーキング。
途中、銀杏の落ち葉に覆われた小さな公園を見付けた。
黄色い絨毯の中に佇む、もう子供たちが遊ぶことも無い錆びついた滑り台が寂しそう。
公園の主は、三本の大きな銀杏の樹。
自らの葉をまき散らし、ここは自分たちの縄張りであることを主張している。
そんな銀杏の木の上には、鳥の巣。
葉が落ちて目立つようになってしまったが、既に巣立ちを終えているので問題は無い。
ここでも小さな命が育まれたのだろう。
初めての小道での楽しいウォーキングでした。
そんな冬の夜、高知で買ってきた日本酒の最後の一本、亀泉を飲むことにした。
高知県土佐市の亀泉酒造が醸す、亀泉 純米大吟醸 兵庫山田錦。
高知での亀泉酒造の記事はこちら。
⇒美味い日本酒と鰹を求めて高知への旅、羽田空港 ANAラウンジ&高知龍馬空港 亀泉酒造
蔵を代表する純米大吟醸に使われる米は、やはり兵庫県産の山田錦。
その山田錦を50%まで磨きこみ、CEL-19酵母で醸されている。
この酵母は高知県工業技術センターで開発された五種類の酵母の内の一つ。
カプロン酸エチルが多く生成され、リンゴの香りを持つ力強い酒が生み出される。
輸出や外国人観光客を意識したのだろうか、英語での説明も書かれている。
このキャップシールは初めて。
柔らかなプラスチック製で外しやすいが、コストは高そうだ。
グラスに注ぐと、甘いリンゴの芳香がふわりと立ち昇る。
米の旨味と酸味が綺麗に融合し、心地よい至福の飲み口を生み出している。
この円やかさはどこから来るのかと思ったら、一年間の低温熟成を経てリリースされているのだそうだ。
高知の旅で購入した、美味い亀泉を堪能した今夜のお家日本酒でした。













