西麻布の一軒家フレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』で開催された「第二回美女揃いのディナー会」の楽しい夜の続き。
今夜のメンバーは、azabu-lifeさん、ちぃさん、naonaoさん、nekonekoさん、NORIさん、pink bouquetさん、みぃさん、りりかさん、そして私。
ホール・スタッフの吉良さんが今夜の魚料理に使われる平目を見せに来てくれた。
身長180センチを超える吉良さんと較べてもこの大きさ。
出席者のどなたかが、「この平目を載せる大きさの皿があることも凄い」と感想を漏らされていた。
大物と言われる平目は5~6kg、これは8kgを超える。
背中の肉の厚みが凄い。
浜田市の水産会社、やなぎ水産から仕入れた神経締め平目で、一週間熟成させたとのこと。
白ワインは、ボルドー、グラーヴのシャトー・ブロンデル、2012年。
このシャトーの作付面積は、赤用のブドウが25ha、白用が15haと、赤の生産量の方が多い。
7年を経て熟成感が出ており、今が飲み頃。
グレープフルーツの皮のような爽やかな苦味と渋みが特徴。
ぶどうはセミヨンとソーヴィニヨン・ブランが半々とのこと。
バゲットも届く。
皮はパリパリ、中はしっとり。
やなぎ水産 神経締め平目 ソースノルマンディー、ポム・ア・ラングレーズ添え。
平目はシードルでヴァプールされている。
ソースノルマンディーは、ブールブランソースにシードルを加えたもの。
平目の肉厚が素晴らしい。
ソースノルマンディーにはシャンピニオンがたっぷり。
ポム・ア・ラングレーズは、ポテトにチーズをのせてローストしたもの。
赤ワインは、ロワール、サンセールのアルフォンス・メロが造る、サンセール・ルージュ、ラ・ムシエール、2012年。
アルフォンス・メロはサンセール最大の造り手で、19代続く名門。
ピノ・ノワールの果実味、凝縮感がとても綺麗。
シレックス土壌由来のミネラル感も心地よい。
ラ・ムシエールはサンセールの丘の山頂部の南向き斜面に広がる34haの畑で、サンセール最良の畑と言われている。
最近お気に入りの、白・赤並行飲み。
ケンボローポークのバラ肉のロースト カルヴァドス風味のジューソース 腿肉の軽い煮込み りんごを添えて。
カルヴァドスは、りんごのシードルと洋梨のポワレで造られる、ノルマンディーのブランデー。
ケンボロー(Camborough)ポークは、ケンブリッジ(Cambridge)大学とエディンバラ(Edinburgh)大学が開発した種であることから、両大学の名前を組み合わせて命名されたもの。
浜田市の特産品として、島根ポーク、芙蓉ポークの名前で販売されている。
太田農園 西条柿のタルト ラム酒のアイスクリーム。
浜田市の太田農園の西条柿は糖度20を超えるそうだ。
タルトタタンのりんごを柿に代えて作ったスイーツ。
柿はりんごのような酸味が無いので、バルサミコを使うことにより酸味を補ったとのこと。
9人と人数が多いので、途中でテーブルの反対側に行ってお話ししたり、ワインの説明をしたりと忙しかったが、今回も楽しいディナー会だった。
集合写真を撮らなかったが、NORIさんとツーショット。
(写真はNORIさんのブログからお借りしました。)
食事を終えると、建物内の絵画をご紹介しながらレセプションに移動。
20世紀前半に活躍した、女性画で有名なマリー・ローランサンの作品。
こちらはベルナール・ビュフェ。
フランスの第二次大戦後の具象絵画の代表的画家だ。
『レゼルヴ』にある多くの絵画の中で私が一番好きな作品。
19世紀後半に活躍した、若い女性の絵画で有名なシャルル・シャプランの作品。
この絵は彼の代表作の一つで、”A Song Silenced”という名前。
友人達と過ごす西麻布でのディナー会の夜は楽しく更けていきました。