「愛媛のシニアビジネス」、お読みいただけましたか?
IRC会員の方々には既にお送りしておりますが、今般弊社では、「愛媛のシニアビジネス~シニア関連ビジネスの現状と課題」を発行いたしました。もうお読みいただけましたでしょうか。高齢社会の現状と将来について分析した後、中高年世代へのアンケート結果を踏まえてシニアの消費マーケットを予測し、「生活ビジネス」と「くらし充実ビジネス」に分けて、その動向を占ったものです。
ビジネス展望ですので、将来の環境変化に非常に左右されます。したがって、必ずしも正鵠を射たものにはなってないかも知れませんが、高齢社会が一層進行する下でのシニアビジネスとは言え、見通しは決して甘くないということをご理解いただけるのではないでしょうか。
さて、シニアビジネスに係る部分は本書をお読みいただくとして、ここでは高齢社会の実態について改めて確認しておきたいと思います。一つのポイントは、愛媛県内の老年人口が、およそ2020年頃から減少し始めるという点にあります。全国ベースでは2040年頃がピークになりますので、20年も早く老年人口が減少に転じるのです。
2010年の愛媛県内の老年人口は376千人、それが2020年には439千人まで増加し、今度はそこをピークに減り始めます。しかし、老年人口が減るからといって若返るわけではありません。県全体の人口はそれ以上に減りますので、高齢化率は一層高まります。今から24年後の2035年には、高齢化率は37%に達すると見込まれています。
この時、郡部では愛南町と久万高原町の高齢化率が50%を超え、市部でも八幡浜市が47.9%と、市民の約半分が65歳以上の高齢者になります。そうなると、シニアビジネスの需要がいくらあったとしても、それを供給できる労働力がないということになりかねませんし、加えてシニアの絶対人口が減り始めるということはシニアビジネス市場も縮小し始めるということになります。さらには、一人暮らしの高齢者が急増するいわゆる高齢者シングル社会が到来していることにも注意が必要です。
いまさら言うまでもないことですが、人口は絶対的に規模縮小していきます。例えば、久万高原町はかつての2万人規模から、2030年には6千人台にまで縮小する見通しですが、そうなると、高齢化の問題というよりも地域の存立自体の問題になってきます。市部でも、宇和島市が6万人を切り、八幡浜市も3万人を下回るようになります。そうなると、シニアビジネスだけでなく標準的な住民サービスをどうやって提供していくかという問題にすら直面することになります。
こうした人口をめぐる基本的な事実を再確認するにつけ、一刻も早く手を打たなければならないと思います。有力な考え方の一つに、「再定住」があります。人口減少に応じた集落の整理や都市の集約化を指していますが、果たして日本でそうした手法が成立するでしょうか。むしろ、個人的にはソフトバンクの孫さんの「光の道」構想のように、日本全国津々浦々が情報格差なくネットで結ばれるような仕組みを導入する方が、地域の存立のためには望ましいと思いますし、そこにはシニア向けのビジネスチャンスが隠されているような気がしてなりません。ただ、そのためには併行して様々な規制緩和が行われることが必要でしょう。みなさんは、どうお考えでしょうか。
ビジネス展望ですので、将来の環境変化に非常に左右されます。したがって、必ずしも正鵠を射たものにはなってないかも知れませんが、高齢社会が一層進行する下でのシニアビジネスとは言え、見通しは決して甘くないということをご理解いただけるのではないでしょうか。
さて、シニアビジネスに係る部分は本書をお読みいただくとして、ここでは高齢社会の実態について改めて確認しておきたいと思います。一つのポイントは、愛媛県内の老年人口が、およそ2020年頃から減少し始めるという点にあります。全国ベースでは2040年頃がピークになりますので、20年も早く老年人口が減少に転じるのです。
2010年の愛媛県内の老年人口は376千人、それが2020年には439千人まで増加し、今度はそこをピークに減り始めます。しかし、老年人口が減るからといって若返るわけではありません。県全体の人口はそれ以上に減りますので、高齢化率は一層高まります。今から24年後の2035年には、高齢化率は37%に達すると見込まれています。
この時、郡部では愛南町と久万高原町の高齢化率が50%を超え、市部でも八幡浜市が47.9%と、市民の約半分が65歳以上の高齢者になります。そうなると、シニアビジネスの需要がいくらあったとしても、それを供給できる労働力がないということになりかねませんし、加えてシニアの絶対人口が減り始めるということはシニアビジネス市場も縮小し始めるということになります。さらには、一人暮らしの高齢者が急増するいわゆる高齢者シングル社会が到来していることにも注意が必要です。
いまさら言うまでもないことですが、人口は絶対的に規模縮小していきます。例えば、久万高原町はかつての2万人規模から、2030年には6千人台にまで縮小する見通しですが、そうなると、高齢化の問題というよりも地域の存立自体の問題になってきます。市部でも、宇和島市が6万人を切り、八幡浜市も3万人を下回るようになります。そうなると、シニアビジネスだけでなく標準的な住民サービスをどうやって提供していくかという問題にすら直面することになります。
こうした人口をめぐる基本的な事実を再確認するにつけ、一刻も早く手を打たなければならないと思います。有力な考え方の一つに、「再定住」があります。人口減少に応じた集落の整理や都市の集約化を指していますが、果たして日本でそうした手法が成立するでしょうか。むしろ、個人的にはソフトバンクの孫さんの「光の道」構想のように、日本全国津々浦々が情報格差なくネットで結ばれるような仕組みを導入する方が、地域の存立のためには望ましいと思いますし、そこにはシニア向けのビジネスチャンスが隠されているような気がしてなりません。ただ、そのためには併行して様々な規制緩和が行われることが必要でしょう。みなさんは、どうお考えでしょうか。
スパイス王国でカレーを食べ、湯砥里館で汗を流す
今日は、朝からコンピュータ(Mac)の前に腰を据え、最近インストールしたiLife'11の使い勝手を確認しながら、あれこれ作業しました。windowsとの比較は出来ませんが、iLifeは思った通りの優れもので、メール、facebook、ブログ、スマホといったツールとの連携は、非常に使い易くできています。まあ、大人のおもちゃと言ってしまえばそれまでですが。
というわけで、頭も少し使った所だし、カミさんの提案もあり、昼はスパイス王国のカレーに決定。カレーを食べた後は、スパイス王国のすぐ近所にある砥部町営の温泉「湯砥里館」で汗を流すことにしました。スパイス王国では、カミさんの制止を振り切り、せっかくですからインドビールを頂戴することに。

ところで、このスパイス王国がおよそ50店舗も全国に展開し、しかもその本店が砥部だったとはうかつにも知りませんでした。とは言うものの、我が家はスパイス王国の前身「タンドール」時代からのファンですから、砥部店の顧客歴は優に20年にはなります。店内には昔からインド人のシェフがいつも3人くらいおられて、店の雰囲気と合わせ、砥部には珍しい国際色豊かなレストランです。
おいしいカレーをいただいたその足で、湯砥里館へ。お昼時ということもあり、館内はガラガラでした。湯砥里館はこの一ヶ月あまり休館しており再開したばかりでしたので、顧客サービスのくじ引きを実施中。ティッシュ一箱とスナック一袋を引き当て帰宅しました。なにやら休日の過ごし方の定番になるような予感が-----。
というわけで、頭も少し使った所だし、カミさんの提案もあり、昼はスパイス王国のカレーに決定。カレーを食べた後は、スパイス王国のすぐ近所にある砥部町営の温泉「湯砥里館」で汗を流すことにしました。スパイス王国では、カミさんの制止を振り切り、せっかくですからインドビールを頂戴することに。

ところで、このスパイス王国がおよそ50店舗も全国に展開し、しかもその本店が砥部だったとはうかつにも知りませんでした。とは言うものの、我が家はスパイス王国の前身「タンドール」時代からのファンですから、砥部店の顧客歴は優に20年にはなります。店内には昔からインド人のシェフがいつも3人くらいおられて、店の雰囲気と合わせ、砥部には珍しい国際色豊かなレストランです。
おいしいカレーをいただいたその足で、湯砥里館へ。お昼時ということもあり、館内はガラガラでした。湯砥里館はこの一ヶ月あまり休館しており再開したばかりでしたので、顧客サービスのくじ引きを実施中。ティッシュ一箱とスナック一袋を引き当て帰宅しました。なにやら休日の過ごし方の定番になるような予感が-----。
農業問題についての講演を聞いて
昨日、松山全日空ホテルにおいて四国経済連合会懇話会が開催され、その中で全農愛媛県本部の諏訪本部長による「愛媛農業の現状と課題について」という講演がありました。これまで、産業としての農業についてはあまり深く考えたことがありまんでしたので、当事者のお話が聞けるいい機会と思い出席しました。
講演は、(1)愛媛農業の特徴、(2)JA全農愛媛の組織と使命、(3)愛媛農業の課題と対応、(4)グローバル化の中での今後の方向、以上の4点について述べられました。
愛媛農業の特徴については、柑橘王国であることや農業産出額が右肩下がりであること、また高齢化率(64.3%)や放棄地率(22%)の高さ、減少する農家戸数(5年間で10%減少)について、厳しい認識が示されました。とりわけ放棄地率の高さについては、いくら急傾斜の樹園が多い土地柄とはいえ、非常に驚きました。
愛媛農業の課題と対応については、安全安心な農畜産物の供給や消費者へのPR、販売流通の多様化等々について説明があり、最後にTPP反対のお立場から、グローバル化の中でどうやって地域を守っていくのか、地域を支え地域を守るのは農業しかないという思いを熱く語っておられました。
ただ、講演全般を聞きながら、日本農業の再生にはもう時間的な余裕がないこと、特に今後の人口減少を考えると、TPPよりもむしろ農業の担い手の問題の方がよほど深刻なのではないかと思いました。
現在、IRCでは松山市の離島振興策について調査のお手伝いをさせてもらっていますが、全国ベースで見ますと、島の人口が10人にも満たないような超限界集落がでてきています。人口が減少したため、地域社会の機能が低下し、住民が一定の生活水準を維持することが困難になった地域を過疎地と称していますが、その面積は国土の57.3%を占めています。
推計によると、農山漁村が大きな割合を占める四国のような地域では、2035年までに人口の20%以上が減少すると予想されています。こうなってしまってからでは、農業であれ林業であれ手の施しようがなくなるかも知れません。巧遅は拙速に如かずとも言います。今の日本に最も求められているのは、スピードではないでしょうか。
講演は、(1)愛媛農業の特徴、(2)JA全農愛媛の組織と使命、(3)愛媛農業の課題と対応、(4)グローバル化の中での今後の方向、以上の4点について述べられました。
愛媛農業の特徴については、柑橘王国であることや農業産出額が右肩下がりであること、また高齢化率(64.3%)や放棄地率(22%)の高さ、減少する農家戸数(5年間で10%減少)について、厳しい認識が示されました。とりわけ放棄地率の高さについては、いくら急傾斜の樹園が多い土地柄とはいえ、非常に驚きました。
愛媛農業の課題と対応については、安全安心な農畜産物の供給や消費者へのPR、販売流通の多様化等々について説明があり、最後にTPP反対のお立場から、グローバル化の中でどうやって地域を守っていくのか、地域を支え地域を守るのは農業しかないという思いを熱く語っておられました。
ただ、講演全般を聞きながら、日本農業の再生にはもう時間的な余裕がないこと、特に今後の人口減少を考えると、TPPよりもむしろ農業の担い手の問題の方がよほど深刻なのではないかと思いました。
現在、IRCでは松山市の離島振興策について調査のお手伝いをさせてもらっていますが、全国ベースで見ますと、島の人口が10人にも満たないような超限界集落がでてきています。人口が減少したため、地域社会の機能が低下し、住民が一定の生活水準を維持することが困難になった地域を過疎地と称していますが、その面積は国土の57.3%を占めています。
推計によると、農山漁村が大きな割合を占める四国のような地域では、2035年までに人口の20%以上が減少すると予想されています。こうなってしまってからでは、農業であれ林業であれ手の施しようがなくなるかも知れません。巧遅は拙速に如かずとも言います。今の日本に最も求められているのは、スピードではないでしょうか。
