「アサヒの鍋焼きうどん」というビジネスモデル
松山市民なら知らぬ者のいない「アサヒ」の鍋焼きうどん。小さいころから本当にお世話になりましたが、この素朴で甘い独特の味わいを言葉で説明するのはほとんど不可能に近いと思われます。知る人にとっては、まさに郷土松山を代表する味であり、松山で育った人間は、この味を幼児期に完全に刷り込まれるのでしょう。そうでも考えないと、この鍋焼きうどんの良さを説明することはできません。
さて、それはともかく注目したいのは、この「アサヒ」という飲食店が、実に「鍋焼きうどん」と「稲荷ずし」だけの単品メニューで、終戦直後から現在まで隆々とやって来られたということです。もちろん、この間いろいろご苦労もあったでしょうが、とにもかくにも60年以上もこのスタイルで貫き通してきた。しかも、今でも平日の昼食時には結構な数のお客さんで賑わっている。
これを優れたビジネスモデルと言わずして何と言うのでしょうか。松山には、このアサヒの他にも、同じような名店がいくつかあります。そして、それらの名店はやはりほぼ単品だけのメニューでやっておられます。単品メニューではないにしても、「あの店に行けばあれ」という風に実質的には限りなく単品に近いのです。
こうしたローカルビジネスの成功の要因は、月並みな言い方をすれば、ブランド力ということになるのかもしれません。しかし、そうだとしても一番大切なことは、地域の人々に愛されているということではないでしょうか。宇和島のじゃこ天にしろ、今治の焼き鳥にせよ、地元の人間に愛されないような商品が長続きするはずはないということだと思います。
さて、それはともかく注目したいのは、この「アサヒ」という飲食店が、実に「鍋焼きうどん」と「稲荷ずし」だけの単品メニューで、終戦直後から現在まで隆々とやって来られたということです。もちろん、この間いろいろご苦労もあったでしょうが、とにもかくにも60年以上もこのスタイルで貫き通してきた。しかも、今でも平日の昼食時には結構な数のお客さんで賑わっている。
これを優れたビジネスモデルと言わずして何と言うのでしょうか。松山には、このアサヒの他にも、同じような名店がいくつかあります。そして、それらの名店はやはりほぼ単品だけのメニューでやっておられます。単品メニューではないにしても、「あの店に行けばあれ」という風に実質的には限りなく単品に近いのです。
こうしたローカルビジネスの成功の要因は、月並みな言い方をすれば、ブランド力ということになるのかもしれません。しかし、そうだとしても一番大切なことは、地域の人々に愛されているということではないでしょうか。宇和島のじゃこ天にしろ、今治の焼き鳥にせよ、地元の人間に愛されないような商品が長続きするはずはないということだと思います。
道後温泉と愛媛の観光 お楽しみはこれからです
昨日、道後温泉の道後プリンスホテルで第77回観光情報交流会が開催されました。もちろん私は初参加でしたが、77回も回を重ねておられることに驚きました。参加メンバーは、ホテル、旅行、飲食、広告、運輸業界等に加えて、愛媛県からも観光国際局長が出席され、道後温泉はもとより愛媛の観光振興に一家言ある方ばかりの面白い会合でした。
この日は先ず最初に、メインスピーカーの道後温泉旅館協同組合副理事長の河内さんが、約1時間にわたり「道後温泉における観光動向と地元の取り組み」と題してお話をされました。河内さんのスピーチは初めてお聞きしましたが、分かり易い上に情熱のこもった話し方で、大変説得力がありました。最近、道後温泉界隈は整備も進んでいますが、その歴史にはじまり今後の課題と対応まで、すっかり聞き入ってしまいました。後半の中心テーマは、何と言っても「第3の外湯プロジェクト」についてです。大変大きなプロジェクトになるだけに旅館組合の力の入れ方も相当のようですが、弊社としても何かとお手伝いさせていただければと思います。
道後は、私にとりましても小学校卒業まで生活していた思い出の地です。道後温泉にはほとんど毎日のように通っていましたし、「としだのうどん」はもとより、ミルクホールのような所にも両親に連れて行ってもらった記憶があります。それと、確か春のキャンプだったでしょうか大毎オリオンズの選手のサインをもらうために道後の旅館の前に並んでいたことを思い出しました。
その後、各出席者が最近の話題についてショートスピーチした後、道後プリンスホテルのおいしい夕餉をいただきながらの懇親会に移りました。次回が楽しみです。さて、下の写真は、左が、四国の人間なら一度や二度は目にしたことのある四国旅マガジンGajAの最新号です。大変豪華な作りにもかかわらず大変お安くなっております。右は、来年3月にオープンする坂村真民記念館のパンフレットです。私の家から車で10分かかりません。これも非常に楽しみです。

この日は先ず最初に、メインスピーカーの道後温泉旅館協同組合副理事長の河内さんが、約1時間にわたり「道後温泉における観光動向と地元の取り組み」と題してお話をされました。河内さんのスピーチは初めてお聞きしましたが、分かり易い上に情熱のこもった話し方で、大変説得力がありました。最近、道後温泉界隈は整備も進んでいますが、その歴史にはじまり今後の課題と対応まで、すっかり聞き入ってしまいました。後半の中心テーマは、何と言っても「第3の外湯プロジェクト」についてです。大変大きなプロジェクトになるだけに旅館組合の力の入れ方も相当のようですが、弊社としても何かとお手伝いさせていただければと思います。
道後は、私にとりましても小学校卒業まで生活していた思い出の地です。道後温泉にはほとんど毎日のように通っていましたし、「としだのうどん」はもとより、ミルクホールのような所にも両親に連れて行ってもらった記憶があります。それと、確か春のキャンプだったでしょうか大毎オリオンズの選手のサインをもらうために道後の旅館の前に並んでいたことを思い出しました。
その後、各出席者が最近の話題についてショートスピーチした後、道後プリンスホテルのおいしい夕餉をいただきながらの懇親会に移りました。次回が楽しみです。さて、下の写真は、左が、四国の人間なら一度や二度は目にしたことのある四国旅マガジンGajAの最新号です。大変豪華な作りにもかかわらず大変お安くなっております。右は、来年3月にオープンする坂村真民記念館のパンフレットです。私の家から車で10分かかりません。これも非常に楽しみです。

日本一の真鯛養殖、これからのマグロ養殖を見学する
9月7、8日の二日間、宇和島市から愛南町、そして高知県大月町まで、養殖漁業の調査に行ってきました。船で沖合まで出て生簀(いけす)を見せていただくなど、快晴に恵まれたこともあり、楽しい視察旅行になりました。特に、私自身養殖漁業にまったくの素人ですので、大変勉強になりました。
初日は、真鯛の養殖と加工業者さんを訪問しました。色々と苦労話を聞かせていただきましたが、養殖の歩留まり率が良くなっていることに驚きました。昔の記憶では、養殖漁業の難しさは、病気等による大量の斃死にあると思っておりましたので、生産がほぼ安定していることは意外でした。むしろ、養殖漁業の課題は、その後工程である流通と販売にあるようです。
そもそも人口減少に伴って日本人の胃袋も小さくなっている訳ですから、一定の消費減退は避けられませんが、高齢化の下では魚食へのシフトも想定されますし、皆さんそれぞれ品質については絶対の自信を持っておられますので、ビジネスとしての養殖漁業にはまだまだ発展の余地がありそうだと感じました。
左の写真は沖合の生簀、右は養殖真鯛が泳ぎ回っている様子(説明の必要はないですね)。

さて、その晩は愛南町の料理屋さんで鯛尽くしの料理の数々。還暦間近の私にとって、とても食べ切れるものではありませんでしたが、おいしかったです。真鯛に多謝。

翌日は、高知県大月町へマグロの蓄養を見学に行きました。見学の折々に社長さんから、生物としてのマグロの特性、例えば一度に産卵される個数が100万個もあること、そのうち成魚にまで生き残る卵はわずか2、3個に過ぎないこと、したがって養殖に回される天然の稚魚は生き残った精鋭であることなど、目からうろこのお話ばかりでした。いずれにしても、鯛などと違い極めてナイーブな魚なのだそうです。
マグロに与えられる飼料は生餌です。左の写真は山積みされた冷凍サバですが、これがマグロの餌になります。したがって、養殖マグロの生産には、一方に大量の餌としての天然魚が存在しているのです。漁獲の問題は、ともすれば養殖か天然かという二択の問題になりがちですが、要するに有限な地球の水産資源をどのように使い分けていくかというバランスの問題でもあるのです。

この日は、見学の後まっすぐ松山に帰りました。今思えば、地元でマグロ料理を賞味すればよかったと、右の立派なマグロを見てつくづく思う次第です。マグロにも感謝。
初日は、真鯛の養殖と加工業者さんを訪問しました。色々と苦労話を聞かせていただきましたが、養殖の歩留まり率が良くなっていることに驚きました。昔の記憶では、養殖漁業の難しさは、病気等による大量の斃死にあると思っておりましたので、生産がほぼ安定していることは意外でした。むしろ、養殖漁業の課題は、その後工程である流通と販売にあるようです。
そもそも人口減少に伴って日本人の胃袋も小さくなっている訳ですから、一定の消費減退は避けられませんが、高齢化の下では魚食へのシフトも想定されますし、皆さんそれぞれ品質については絶対の自信を持っておられますので、ビジネスとしての養殖漁業にはまだまだ発展の余地がありそうだと感じました。
左の写真は沖合の生簀、右は養殖真鯛が泳ぎ回っている様子(説明の必要はないですね)。

さて、その晩は愛南町の料理屋さんで鯛尽くしの料理の数々。還暦間近の私にとって、とても食べ切れるものではありませんでしたが、おいしかったです。真鯛に多謝。

翌日は、高知県大月町へマグロの蓄養を見学に行きました。見学の折々に社長さんから、生物としてのマグロの特性、例えば一度に産卵される個数が100万個もあること、そのうち成魚にまで生き残る卵はわずか2、3個に過ぎないこと、したがって養殖に回される天然の稚魚は生き残った精鋭であることなど、目からうろこのお話ばかりでした。いずれにしても、鯛などと違い極めてナイーブな魚なのだそうです。
マグロに与えられる飼料は生餌です。左の写真は山積みされた冷凍サバですが、これがマグロの餌になります。したがって、養殖マグロの生産には、一方に大量の餌としての天然魚が存在しているのです。漁獲の問題は、ともすれば養殖か天然かという二択の問題になりがちですが、要するに有限な地球の水産資源をどのように使い分けていくかというバランスの問題でもあるのです。

この日は、見学の後まっすぐ松山に帰りました。今思えば、地元でマグロ料理を賞味すればよかったと、右の立派なマグロを見てつくづく思う次第です。マグロにも感謝。




