母に包丁を買う
9月に実家帰省したとき、母の愛用包丁が寿命だと分かりました。肩を骨折して以来、重い包丁が持てなくなった母。ハガネの15cmペティナイフばっかり使っているのですが、扱いが雑で錆だらけでした。ハンドルの中も錆びていて、パンパンに膨らんでる状態です。もう逝かせてあげた方がいい。今月息子が実家に行くとき、母に新しい包丁を持ってってもらおうと考えました。母はハガネの包丁が好みのようですが、あんなに錆びさせるなら今後はステンレス一択です。私は包丁研ぎが趣味なので帰省するたびに母の包丁も研いでいるのですが、半年に1度しか帰省しませんから、長切れする鋼材がいい。あとは軽くて握りやすいもの。V金10号の割り込み包丁で15cmペティがいいんじゃないかな〜。ニューヨークから一時帰国している友人と一緒に合羽橋に行きました。まーすごい数の外国人さんたち。行くたびにナイフショップ増えてる気がします。何軒か回って、購入したのは釜浅商店 オリジナル洋包丁シリーズ『amane』の15cmペティ。V金10号の全鋼包丁です。16,280円持った感じが非常に軽く、薄いのに歪みがありません。かなり予算オーバーだったけど、いずれ私のものにするので、気に入った包丁にしました。我が家には同じサイズのMisonoUX10のペティがあります。上がMisonoUX10、下がamaneMisonoUX10はプロの料理人に人気の包丁で、軽くて薄いです。重量を測ってみました。MisonoUX10は77gamaneは86gMisonoの方が軽いですね。どうしようかなー。Misonoを母に渡したほうがいいのか……。とりあえずamaneを研ぎました。新品でも私は自分好みの刀付けをしたい派です。切れるんですけどね。もうちょっとやらないと自分好みにならない感じです。使うのは母なんだけどなー。V金10号、しかも全鋼なので、研ぐのに時間がかかります。あんまりキョンキョンにしても欠けやすくなるので注意が必要。切った感じは粘りを感じます。この「粘り」がV金10号の特徴だと思う。