英語の勉強法 ~ 姿勢編 -13ページ目

会話の中身

● 会話の中身


日本の学生でも同じですが、中学生や高校生の子達って、

そんな小難しい事なんか話していないですよね。



自分の学生時代を思い出せば分かりますが、異性や友達の事、

化粧品の事、バイクや車の事、TVドラマの事などなど、

十代の子達の話題って英語圏の場合でも大して変わりません。



刻一刻と変化するビジネス・シーンとは違って、

学生生活はある意味とても単調です。

毎日、毎日同じ事の繰り返しです。



仕事のように明日突然、レイオフされる・・・

なんて事は起こり得ません。

つまり言語の学習に最適な「無限の繰り返し」環境なのです。



ですから極限の心理状態である事も手伝って、

短期間の内にペラペラになれてしまうのです。



子供の頃、親の都合で転校した事のある人は覚えていると

思いますが、今まで築いてきたネットワークとは全く

関係ないところに、自分の意思とは関係なく放り込まれた

時の精神状態は、言葉では言い表せませんよね。



「新しい友達できるかな?」

「方言をからかわれたらどうしよう。」

「ちゃんと帰れるかな?」

「お菓子屋は近くにあるんだろうか?」

「こっちの方が授業が進んでいてサッパリわかんない。」



などなど、



日本語環境のときでさえ、思う事は山ほどあるんです。

それが海外だったら、もう破裂寸前ですよね。



そんな環境を国内で作り出すのは不可能でしょうから、

いくら帰国子女と同じ方法がベストと言っても

限界がありますよね。



それでも自分なりに、自分を極限状態に持ってゆかなければ、

自分を追い込まなければ、「まっ、明日やれば良いや・・・」

を繰り返し、何年も経っているのに「全く進歩なし」です。



何度も言いますが、道具は関係ありません。

問題は自分の気持ちです。



その道具を使ったから伸びたのではありません。



そういう極限状態の時に、

「たまたま使っていたのがその道具だった・・・」

というだけです。



ダイエットや禁煙も同じです。

道具に100%依存していた時には、

全く効果が無かったはずです。



通常は100%依存する以前の状態、つまりそれを「購入した」

という事実だけで満足(目的を達成)した気でいるのですが。



そうではなく、異性から面と向かって、

「オレ、デブって嫌いなんだよ。」

と言われて、悔しくて涙で枕を濡らしたあの夜。



タバコを吸う調理人の作った料理はヤニ臭いとお客様から

苦情があったので、やめなければ解雇すると言われた時。

(解雇されれば、家族が路頭に迷う。)



こんな状況ではありませんでしたか?

あなたがその目的を達成できた時は・・・。



悪い事だけではありません。

嬉しい事から派生する場合にも当てはまります。



例えば異性から「君の髪ってきれいだね。」

って言われたとします。



あなたがまず思うのは、

「いつも気を使っていて良かった!」でしょうか?

でも、その次は何だと思います?



「もう絶対に気を抜けない!」です。(笑)



一度言われてしまうと、常にその人の視線が気になる訳ですから、

少なくとも現状維持が絶対的な使命に変わります。

厄介な事に「現状維持」は「停滞」と捉えられる場合もあります。



今までは、正直サボっていた事もありました。

「すごく眠たかった」とか「体調不良」って事も

たまにはあるでしょう。



でも今は、違います。



楽しかったはずの髪のお手入れが、突然、気を抜く事の出来ない

「強制労働」に豹変するのです。



人は一度ついた評価やイメージがマイナス方面に

変わることを望みません。



これは「恐怖」以外の何者でもありません。



でもこういう状況だけが、あなたに勇気と行動力を与えるのです。



一方で、そんな特殊な状況、あとには引けない状況になった事は

無いとお思いの方も多いでしょう。



ですから達成できていないんです。



このような状況は、ある意味「特殊」です。「非日常」です。



日常のぬるま湯の中で大きな変化を求めても

決して得る事は出来ません。



意識を高める事なしに進むのは無駄が多すぎます。



結構前のことで恐縮ですが、

ソルトレイクのオリンピックでのテーマだった、



Light the fire within!!(内なる炎を燃やせ!!)



で行きましょう。

極限状態の帰国子女たち

● 極限状態の帰国子女たち


帰国子女と言われる子供達が何故短期間で

流暢に話せる様になるか、ご存知ですよね。



彼等は親の都合で、突然全く未知の世界に放り込まれます。

まさしく右も左も分からない場所、

助けてくれる人なんか誰もいない場所です。



いきなり現地の学校に放り込まれ、

突然未知の言葉で授業が始まる。



誰も友達なんかいない。みんな何を喋っているのか分からない。

もちろん外人相手にゆっくりと話してくれる事なんか有り得ない。



ひょっとして自分をバカにした事を話しているのかも知れない。

なんて無意味な被害妄想も頭をよぎる。



ただ一人、知らない所でイスに座っている・・・。



海外でなくても転校を経験した事のある方なら分かるはずです。

あの孤独感が・・・。



こんな極限の状態で愛想笑いするしかない自分に苛立ち、

こんな原因を作った父親を恨み、

どうしようもない孤独感に苛まれながら思う事はただひとつ。



「早く授業、終わって・・・。お願い。(涙)」



それだけです。



こんな状況が毎日毎日、延々と続くのです。

お父さんの海外赴任はいつ終わるか分からない。



まさしく出口のない迷路に地図もなく迷い込んでしまったのです。

しかも自分の意思とは関係なく・・・。



帰国子女の多くはこう言います。

「最初の頃は、毎日毎日泣いていた・・・。」と。



気の合う仲間と別れ、

全ての言葉が勝手に耳に入ってくる世界から

突然人生が180度変わってしまった。



いくらお父さんを責めても、来てしまったモノは

どうしようもありません。

泣いていても必ず明日はやってきます。



そしてまた、

念仏のような異国の言葉に支配された一日

始まるのです。



こんな極限状態では、全ての神経がとても敏感に反応します。

早く友達を作りたい。この孤独から抜け出したい。



それは恐怖そのものです。

そんな「恐怖感」が彼等の内面に炎をたぎらせます。



相手が何を言っているのかを、

恐ろしいほどの集中力で聞き取ろうとします。



「コイツは何を言っているんだろう?」



そんな事をそれこそ一日24時間!考えます。



そうしているうちに、何となく推測できるようになり、

ついには対等に話せるようになるのです。



そうしないと彼等は生きてゆけないですから・・・。

学生時代のスーパーテクニック

● 学生時代のスーパーテクニック


思い出してください、学生時代を。

期末テストがあるから集中的に勉強したあの夜を。



普段は全然頭に入らないけれど、「期末テスト」という

成績表の数字に直結する出来事(恐怖感!)があったから

気合が入って一夜漬けなんて事で、

要領よく切り抜けてきたんじゃないですか?



それこそ明確な目的と恐怖感による恐ろしいほどの集中力が

あなたを良い方向に導いたんですよね。



誰にでもある思い出です。



でもそれは素晴らしい参考書やノートのお陰ではないですよね?



それを思い出せば、新しい教材を見つける度に、

「今までは真剣にやっていなかったんだよ、きっと。」

「でも今度こそ、この教材で真剣にやれば・・・」

なんて考えはしなくなりますよ。



こう考える人はいっぱいいます。(実は私もそうです。)



私は学問に王道はないと思っています。



今まで出来なかった事が、違う道具で出来るようになる

とは思えません。



スキーやテニスの腕が板やラケットなどの道具によって

上達しないように、語学習得にもそんな「打ち出の小槌」

みたいな物はありません。



語学習得に限って言えば、



目的の達成には道具は必要ありません。



誰だって話せるようになるんですから!



いかに自分を追い込んだ状態に持ってゆくかだけです。