「MUCCアルバム未収録曲をレビュー①(2000~2009) | brilliant-memoriesのブログ

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ドエルさんでもあり、V系好きのギャ男でもあり、60〜00年代の音楽好きでもある私がお送りするこのブログ。アルバムレビューや自作曲の発表、日常、ブログなどいろんなことをします!

「5月が過ぎ、祝日のない梅雨時の6月に入りました、一部の場所では雨のお洒落に彩る景色が観られるので地味に好きなんですよね。そういえば最近、大学でみかける学生の人数が新学期始めに比べると少なくなった気がします。」


今回はMUCCのアルバム未収録曲をレビューする回です。シングルは基本アルバムに収録してきたMUCCですが、メジャーデビュー以前におけるシングルの一部楽曲やアルバムのボーナストラックは未収録な楽曲が多く、そこには大量の負が込められています。従って初期ムックの楽曲が9.8割を占めるので、絶望に浸りたい方、辛い方はよってらっしゃい、みてらっしゃいです。

 

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「痛絶(3rd Pless)」

 

アルバムのレビューはこちらからどうぞ。「痛絶~印象違~

 

リリースされることにシークレットトラックや曲順の変更といった様々な変化が起きていた1stアルバム。私は(2nd Pless)である「痛絶~印象違~」をレビューしました。今回は「痛絶(3rd Pless)」のシークレットトラックのレビューをしていこうと思います。

 

11.「狂った果実(笑)」(作詞:ミヤ 作曲:ミヤ)

 

「3rd Pless」のみに収録。このアルバムの1stシングル「娼婦/廃」のシークレットトラックである暴れ曲「ボクノ...」と「痛絶(1st Press)」のこの位置の役割を果たした「狂人」をPPAP(融合)させたことにより、タイトル通り更なる狂いっぷりを手に入れることに成功しました。タイトルは石原慎太郎の短編小説から拝借したのでしょうか。

 

2ndシングル「赤盤

 

3rdシングル「青盤」と同時発売。全ての楽曲の作詞・作曲をミヤが手掛けており、初期ムックらしい容赦ない負の猛攻に撃たれてどんどん堕ちていく絶望を堪能することができる1枚です。

 

1.「暗い曲」(作曲:ミヤ)

 

この世界に入るためのインストゥルメンタル。12/8拍子のギターのアルペジオの中、ミファソラシドレミのト長調(♯1個)の音階を登ってゆくリードギターが主役のナンバーです。音にリバーブを掛けることにより、楽曲全体に霧を掛けて「暗い曲」ならではの不安定な世界観を表現しているのが特徴です。

 

2.「スイミン」(作詞:ミヤ 作曲:ミヤ)

 

あの「スイミン」ですが、シングルバージョン。再録のような深い深い絶望に浸っていく深い感覚はまだ無いものの、荒々しさを押し出すことで、いじめによって出来た余りに深い傷と現場の生々しさがより立体化され、僅かながらに希望を求めて助ける姿が再録バージョンを知っている自分からしたら余計に辛いです。

 

再録バージョンは「葬ラ謳」にてレビュー済みで、深みを強調したアレンジとなっています。つまり僅かに求めていた希望がなくなり、スイミンして現実逃避することだけが唯一の自分の居場所になってしまったという考察をすることができます。あまりに辛いです。

 

3.「五月雨」(作詞:ミヤ 作曲:ミヤ)

 

激しさを押し出したバンドサウンドの洪水によって呑み込まれてゆく負の世界。不協和音を有効的に織り込んで不規則に展開してゆくギターリフがこの世界の歪みを上手く表現しているような気がしますね。

 

歌詞には五月雨の中、「孤独な主人公」と「飛べない一匹の小鳥」を対比させたストーリーを展開。五月雨は主人公に取っては「湧き出る負の感情」、鳥にとっては「飛べないきっかけ」という別々の意味で使われているのですが、最終的に行き着くのは「孤独死」という共通しているゴールだった、という壮絶なバッドエンドが待ち受けております。

 

3ndシングル「青盤

 

2ndシングル「赤盤」と同時発売。あちらとは対照的に今回のメイン曲は達瑯作詞の元、SATOち・YUKKEが作曲を担当し、ミヤ以外のメンバーが手掛けており、代表曲にもなる「家路」を含むバラエティ豊かな大量の負が収録されています。

 

1.「明るい曲」(作曲:ミヤ)

 

この世界に入るためのインストゥルメンタル。こちらもアルペジオの中、ミファソラシドレミの音階を登ってゆくギターが主役なのですが、キーがホ長調(♯4個)となっているのでより明るく、そして全体的に音をくっきりハッキリとさせているので「明るい曲」ならではの世界観となっています。

 

また、展開自体は「暗い曲」と一緒なのですが、「暗い曲」よりもこの曲の方が2秒だけ長いです。

 

2.「家路」(作詞:達瑯 作曲:SATOち)

 

出ました、ムックの代表曲として長らく君臨するナンバーで、今作ではあくまでシングルのうちの1曲という扱いでしたが、あまりの人気から2017年には遂に36thシングルとして独立しました

 

終始、哀愁のあるメロディラインが炸裂する歌謡ロックナンバー。特にサビのゆっくりと音階を昇っていく美しいメロディラインに漂うあの哀愁さよ。どことなく漂う田舎の雰囲気と蒸し暑さを表現したような激しいバンドサウンドが生み出すこの世界観はまるであの頃の夏休み、もう戻ることはないあの景色に胸が締め付けられます。私も残りわずかで社会人なので、その時にこの曲の真髄を知ることになるのでしょうか。

 

歌詞は一見、恋人同士のやりとりっぽく見えますが、こんな考察をしてみました。それは「自分」ともう1人、「心の中の自分」をカノジョに擬人化させて進行している説です。カノジョは心が弱くて、リスカ癖があるから可愛い服も浴衣も着れない。心に負を貯めまくり今でも死んでしまいそうな絶望を溜め込んで、自堕落に沈んでしまっていく様が描かれます。普段のムックなら別れて傷口がもっと抉れていく状態を描きそうですが、それをしませんでした。何故か、それは「自分とカノジョは表裏一体だから別れようが無いのです。」しかしながらラストは、再び来る夏を前に主人公はいつか自立を夢見て、僕に帰れることを願って。と、少しだけ光を見せて締めてくれるのも印象的ですね。少し深読みし過ぎてしまったかな?

 

話は変わるのですが、「去年よりもずっと暑くなりそうです。」が現実世界で物理的に起きているのがヤバいですよね。毎年毎年暑くなっていくし、今年に至っては5月の時点で夏日ですよ?、この曲が恋しくなります。

 

3.「嘘で歪む心臓」(作詞:達瑯 作曲:YUKKE)

 

お馴染み、YUKKEの歌謡ジャズナンバー、私の好きな曲です。このシングル全体で見てみると「家路」が昼ならこの曲は夜というイメージでしょうか?、今回はシングルバージョンのレビューてす。

 

この曲も再録時の深みよりも激しさを強調したアレンジとなっているのですが、イントロの「ラジオ加工からの生音イン」や、ラストにはセリフが入っていたりと再録時に消されてしまった要素がシングルバージョンとしての世界観を構築していたということが印象的でした。

 

再録バージョンはアルバム「葬ラ謳」の回にてレビュー済みです。

 

4thシングル「負ヲ称エル謳」(通常版)

 

赤盤」の容赦ない負の猛攻と「青盤」のバラエティをPPAP(融合)させたシングルで、後の「葬ラ謳」に繋がる凝縮された絶望達が大集合したシングル。今回は通常盤のレビューです。収録曲は3曲でリード曲「君に幸あれ」以外はオリジナルアルバム未収録となっております。(なお、2017年にリメイクされた1stアルバム「新・痛絶」、2ndアルバム「新・葬ラ謳」にはバージョン違いが収録されています。)

 

初回盤は曲順が変わっており、4曲目には「オルゴォル」のライブバージョンが収録されています。

 

1.「大嫌い」(作詞:ミヤ 作曲:ミヤ)

 

「嫌い」というフレーズを連呼する呪詛のようなハードナンバー。その「嫌い」というワードの中にも、憎悪、軽蔑、殺意という感情が入り乱れていて、ドス黒い感情の塊を達瑯がありふれた表現力で再現しているのが印象的です。まさにインパクト絶大、このシングルの中でも特徴的な歌詞と暴れ曲という側面も含めて、独特な存在感を放っております。カラオケだとストレス発散出来るので、オススメですよ。

 

2.「友達(カレ)が死んだ日」(作詞:ミヤ 作曲:石岡の金角・銀角)

 

作曲は「幸せの終着」の「石岡の金さん・銀さん」同様、ミヤとYUKKEの共作。かつてこの曲ような歌謡ジャズにおいてミヤは「鎮痛剤」、YUKKEは「嘘で歪む心臓」という楽曲を制作していた事もあってかなり完成度が高いです。シャッフルビートに乗せてジャジーに進行、中盤には変拍子やミクスチャー要素を交えて、サビはかなり耳に残りやすいフレーズにしたりと2人のカラーを存分に注ぐ込み展開を重ねて進行してきます。終盤の主人公の懺悔を代弁したかのような、達瑯の感情が大爆発する表現力にも注目してください。

 

歌詞はいじめの標的にされて自殺してしまった友人とカレの唯一の友達であった主人公、双方の視点で展開されていきます。「思いやり、愛情、友情」を知らないカレにほんの少しでも幸せという感情を教えてあげたかった主人公ですが、カレがいじめに遇った際に唯一の友達でもあった主人公は止めに入ることが出来ず、結果的にはいじめの共犯になってしまった事、更にカレは最悪な結末を迎えてしまったこと。家庭環境と信頼関係、いじめに映る絶望感と救えなかったという懺悔が入り乱れた心臓が締め付けられる壮絶なリリックとなっています。

 

3.「君に幸あれ」(作詞:達瑯 作曲:ミヤ)

 

そしてリード曲。すでに抑えられなくなる程に暴走している負の感情を大爆発させるかのように現れたこの曲はとにかく、込められた絶望度が半端ないです。このシングルバージョンは前回「カップリングワースト」の回にて、再録バージョンは「葬ラ謳」の回にてレビュー済みです。

 

2ndアルバム「葬ラ謳」(ボーナストラック)

 

アルバムのレビューはこちらからどうぞ。「葬ラ謳

 

ここは、2ndアルバム「葬ラ謳」。深い深い絶望の森の中を潜って、堕ちて、飛ばされ、溺れてゆくアルバムですが、実はこのアルバムには隠しルートが存在しているらしいので、今回はそちらの隠された楽曲達の調査をしてきます!

 

1.「世界の終わり」(作詞:ムック 作曲:ムック)

 

激しい激しいパンクナンバー。作詞・作曲がバンド名義となっており、こちらもかなり貴重です。作曲がバンド名義ということはおそらくコードのみを決めての1発録りですかね?勢いで駆け抜けます。

 

歌詞は精神に異常がある人の目線で描かれていくのでしょうか。人見知りから座敷過剰がヒートアップして、人類最強を謳うという人格が歪んでいく様が描かれていきます。

 

2.「夢の街」(作詞:逹瑯 作曲:ミヤ)

 

アコースティックギターにハーモニカ、鈴と草笛というラフな構成のザ・昭和なフォークナンバーですが、かなり恐怖を感じました。なぜなら、初めて聴いた時から一度地球が滅んで何もかも無になった地で「ピテカントロプスに成り果てた」生き物が歌ってるような画を想像してしまったからです。

 

このアルバムの裏世界ということ、この1つ前の曲が「世界の終わり」であることも踏まえると何となくこの浮かんだ画もなんとなく現実味を帯びてくるんですよね…。

 

このアルバムのラストナンバー「ズタズタ」でバラバラとなり、隠された真のラストナンバー「水槽」で溺死していく人たちの人生のエンドロールにピッタリかもしれません。

 

5thシングル「我、在ルベキ場所」(Bタイプ)

 

記念すべき(ハズの)メジャーデビューシングルですが、本当にひっそりとしたメジャーデビューを果たしたムック。メジャーに行ってもやることは変わらず、圧倒的な負を世を放ちました。3形態でのリリースであり、AタイプにはDVD、Cタイプにはカップリング曲に「商業思想狂時代考偲曲(70's ver.)」が収録されています。今回はBタイプのレビューをします。

 

 

3.「家路(再構築)」(作詞:達瑯 作曲:SATOち)

 

「青盤」収録曲の再録。メジャーデビューシングルのカップリングにこの曲の再録を選んだという事は、既にこの時点でかなりの人気があったことが伺えますね。

 

楽曲は3ピース構成で構築されており、一本のみのギター、ベース、ドラムのみの構成。原曲では2本使われていたギターが1本になったことによって、改めてそれぞれの楽器が改めて楽曲のどの部分を表現すべきかを理解し、わびさびを備えたフレーズを披露している印象です。

 

3rdアルバム「是空」(ボーナストラック)

 

アルバムのレビューはこちらからどうぞ。「是空

 

3rdアルバムでもあり、メジャーデビューアルバムでもある「是空」はこれまでは内面的に表現していた負の感情を外面的に解き放つ危なさ、バンドも激しさから重みを追求している試行錯誤を重ねたアルバムでした。このアルバムにもどうやらシークレットトラックが収録されていらとのことなので聴きにいきましょう!

 

1.「青き春」(作詞:ミヤ 作曲:ミヤ)

 

当時流行っていた「青春パンク」に乗せて「青春パンク」をフルボッコに皮肉るナンバー。まさに負を外に解き放った「是空」の総括と表現するのが相応しい楽曲でしょう。

 

歌詞は、量産される青春パンクバンドと「愛してる」を使まわした薄っぺらい音楽にとことん中指を突き立て、更には夢見るバンド達を使い捨ててなり上がる音楽業界批判、そして最後はムック流の青春パンクな歌詞を披露。サビがモロ「175R」のような永遠と続く真っ直ぐなメロだったり、最後にセリフを入れたりする部分とか本当モロですよね、青春パンクの「あるある」をこれでもかと注ぎ込み、見事ムックの音楽にしてしまいました。

 

ブームが過ぎ去った現在でもダサかったか否かで議論が続く「青春パンク」。そういえば、今回の甲子園でめちゃくちゃ叩かれてる例のバンドの楽曲も”音楽のベース”は青春パンクの延長線上なのかもしれませんね。

 

13rdシングル「流星」

 

一気に飛んで、13rdシングルへ。この時期は「極彩」リリースへ向けて様々なサウンドに挑戦している時期でもありました。幻想的なV系サウンドにチャレンジした遠距離恋愛な爽やかな表題曲、達瑯の失恋をテーマにしたフォークナンバー「僕らの影」がカップリング曲という対のような楽曲が続き、3曲目に現れたのはまさかのこの曲の再録。3曲連続で聴くことにより「流星」のカップルの末路を追っているように思えてゾッとします。本格的に中期ムックに入り、途切れたと思った「負」はここに潜んでいたのですね。

 

3.「大嫌い2006」(作詞:ミヤ 作曲:ミヤ)

 

4thシングル「負ヲ称エル謳」よりこの曲が再録。楽曲の静と狂の二面性が印象的ですが、「静」の部分を更にスローにして、この時点でかなりの邪悪さを演出。本編も原曲よりも激しくなり、さらに新たな武器となった音の重圧や殴りかかる感覚が追加されたことにより、暴れ曲がさらに凶暴な楽曲として極悪な進化を遂げることに成功しました。ラストには「死んでくれ~」という魂の絶叫が聴けます。2017年にリメイクされた2ndアルバム「新・葬ラ謳」には、このバージョンが収録されております。

 

原曲は先程レビューしました。

 

14thシングル「謳声(ウタゴエ)」

 

遂にSATOちの楽曲がシングルに採用、王道なポップロックナンバーが表題曲を飾り、カップリング曲には「どしゃ降りの雨」が収録されています。そして3曲目にはこの曲が再録され、これにより「赤盤」「青盤」の楽曲は全て再録されたこととなります。

 

3.「五月雨」(作詞:ミヤ 作曲:ミヤ)

 

「赤盤」収録曲の再録。原曲の荒々しさに音の深みが増して楽曲に映るのは、まさに逃れられない絶望の大嵐。再録された「スイミン」を彷彿とさせる程の絶望を手に入れました。2017年にリメイクされた1stアルバム「新・痛絶」には、このバージョンが収録されております。

 

こちらも原曲は先程レビューしました。

 

15thシングル「ホリゾント」

 

自身のカラーを活かした哀愁漂う歌謡ナンバーと初めて作詞に挑戦したカップリング曲「心色」。まさにYUKKEずくしのシングルの3曲目にはこの曲が再録されました。表題曲、カップリング曲ともに「歌謡性」が共通点として存在しており、フィナーレを飾るこの曲へバトンをつなぎます。

 

3.「娼婦」(作詞:逹瑯 作曲:ミヤ)

 

1stシングルの1曲目を再録。1stシングルの再録という事もあって原曲の激しさもテンポを上げたことによってより凶暴に。音の重みと深みを加わる事により楽曲の負の濃度が濃密になりました、これまでに再録された楽曲達の中でも1番古い楽曲であるため、進化の極悪さも1番際立ちます。様々な展開を繰り返して進行していく楽曲であるため、様々な部分に変化が観られ部分部分にアコギが入っていたり、暴走するBメロには禍々しいコーラスが入っていたり、シャッフルビートになる部分では極悪さにヤられて気持ちよくなってしまいます。2017年にリメイクされた1stアルバム「新・痛絶」には、このバージョンが収録されております。

 

原曲は「痛絶~印象違~」にてレビュー済みです。

 

ベストアルバム「BEST OF MUCC」(DISC2)

 

1.「九日(四畳半ver.)」

 

次回の「哀愁のアンティーク」の回でレビューでレビューしました。

 

ベストアルバム「WORST OF MUCC」

 

14.「試験管ベイビー」(作詞:達瑯 作曲:上石井)

 

3rdアルバムに収録された「嘆き鳥と道化師」の歌詞違いバージョン。アルバム内では絶望から光へ向けて歩き始めるという、当時はかなり珍しい前向きなリリックでしたが、この曲は絶望の底に落とされてしまった想い人を助けるために彼女に絶望の種を壊しにいくオオカミというシチュエーションとなっております。

 

なお、「嘆き鳥と道化師」はアルバム「是空」の回でレビュー済みです。

 

 

初期ムックの大量の負による容赦なくドス黒い大嵐、当時アルバムに収録されなかった楽曲達にも強大な絶望がありましたね。また、負から脱却した中期ムック以降もカップリング曲の3曲目にて再録され更に濃度を高めた負達が待ち構えていたのが印象的でした。「アルバム、カップリング曲、そして未収録曲」どの曲も容赦ない負の大嵐ですが、現在辛いという感情をお抱えの方には是非とも聴いて欲しい楽曲ばかりです。

 

次回は初期ムックの「痛絶」以前の楽曲が納められた「哀愁のアンティーク」のレビュー回、果たしてどのような絶望が広がっているのでしょうか、楽しみです!今回もありがとうございました。