東京ブレイズ二代目社長のつぶやきブログ -24ページ目

東京ブレイズ二代目社長のつぶやきブログ

世間ではあまり知られていない「ろう付」を生業に、日本の科学技術の下支えに本気で取り組んでいる、中小企業の2代目社長が日頃思った中小企業経営やろう付技術と業界、その他さまざまなことについてつぶやきます。

近年日本の研究力低下がどんどん進み、技術立国ではなくなるのではないかと危惧しています。

 

昨年文部科学省の科学技術・学術政策研究所が公表した「科学技術指標2023」によれば、引用回数が上位1%に入るトップ論文数を表す「Top1%補正論文数」が日本は319本となり、国別順位で12位でした。実はこれは過去最低クラスの記録なのです。

 

ちなみに1位の中国は5,516本、2位のアメリカは4,265本と二大国に日本は圧倒的な差を付けられており、スペインや韓国にも抜かれる結果となってしまいました。

 

近年、国による研究費の配分を一部の研究者に集中させる「選択と集中」の政策が進められており、全体にまで研究費が行き届いていない状況が続いているそうです。文部科学省からすれば、日本の研究力は低下していないとのことですが、役人は一体どこを見ているのでしょうか。国内全体の研究水準というのはすでに世界トップ水準とは言えない状況にあるのです。

 

日本の研究力低下の一因として、研究環境の水準が下がっていることが指摘されています。科学技術大国である中国やアメリカに比べて日本は、公的研究機関に投入している金額がはるかに少ないです。そして他国の科学技術政策の発展により、相対的に日本の研究力が下がってしまったのです。

 

そのうえで選択と集中が進んでいるので、研究機関全体に研究費が行き渡っていません。国としては、社会保障など優先的に予算を使いたい項目があるので、科学技術政策は常に後に回されていると感じざるを得ません。しかも予算を有効活用しようとして、成果が見込める研究に資金を投じようとするので、結果的に一部の研究者にばかり研究費がいき届くいびつな構造になっています。

 

しかし、ある意味これも仕方のない状況なのでしょう。なぜなら少子高齢化で学生数が激減してきているからです。研究機関も、特に大学では学ぶ学生がいなければ成り立ちません。最近私の業界でも、ずっと続けてきた国家プロジェクトの研究が終わり、職(所属)をなくしてしまった先生がいます。他にも、某国立大学の先生の研究室が、学生数が少ないため研究室を一部明け渡さなくてはならないと聞きました。

 

私の生業としている「ろう付」業界は、研究開発と人材輩出があと数年で途絶えてしまいます。「鋳造」や「鍍金(メッキ)」などの業界は、すでに大学で教える人や研究室が日本からなくなってしまっているそうです。しかし、これらの基礎技術はふだんのものづくりには欠かせない重要な要素技術なのです。

 

選択と集中は人口減少の状況下では仕方がないと思いますが、ちゃんとした将来ビジョンが必要です。資源の無い日本は戦後どうやって国力を上げて来れたのか、何で世界と勝負できるのか。今一度政治家や役人にちゃんと考えて欲しいです。ビジョンと政策がない国の将来は明るくありません。今ちゃんとやらないと取り返しがつかなくなってしまいます。

 

「子は親の鏡」と言います。良くも悪くも子は親を見て育つのです。なので、親の発言や行動は子どもの成長に大きく影響します。

 

ドロシー・ロー・ノルト博士はミネソタ州立大学卒。40代の終わりに英国国立聖職大学で博士号取得して 40年以上にわたって家族関係についての授業や講演を行い、家庭教育や子育てコンサルタントを務めました。「子どもが育つ魔法の言葉」と言う名著があります。

 

彼女は1954年に「子は親の鏡」という詩を、南カリフォルニアの新聞に発表しました。今日はその内容を紹介したいと思います。

 

・けなされて育つと、子どもは人をけなすようになる。

・とげとげした家庭で育つと、子どもは乱暴になる。

・不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる。

・「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもはみじめな気持ちになる。

・子どもを馬鹿にすると、引っ込み思案な子になる。

・親が他人をうらやんでばかりいると、子どもも人をうらやむようになる。

・𠮟りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう。

・励ましてあげれば、子どもは自信を持つようになる。

・広い心で接すれば、キレる子にはならない。

・ほめてあげれば。子どもは明るい子に育つ。

・愛してあげれば、子どもは人を愛することを学ぶ。

・認めてあげれば。子どもは自分が好きになる。

・見つめてあげれば、子どもは頑張り屋になる。

・分かち合うことを教えれば。子どもは思いやりを学ぶ。

・親が正直であれば、子どもは正義感のある子に育つ。

・やさしく思いやりをもって育てれば、子どもはやさしい子に育つ。

・守ってあげれば、子どもは強い子に育つ。

・和気あいあいとした家庭で育てば、子どもはこの世はいいところだと思えるようになる。

 

うーん、自分は親としてどうだろうか。また会社の長として社員にちゃんと接することができているのだろうか。いつも考えさせられてしまいます。今は亡き父親に「人生は一生涯修行だ」と言われましたが、本当にそうなんだなとつくづく感じるのでした。

 

最近日本の国内総生産(GDP)がドイツに抜かれ4位に転落しました。内閣府が2月に発表した昨年のGDP速報値によると、ドル換算の年間名目GDPが4兆2106億ドルとなり、ドイツの4兆4561億ドルを下回って世界4位になったことが明らかになりました。

 

巷ではいろいろな感想がつぶやかれています。「ついに日本はドイツに抜かれ、この先はインドに抜かれるだろうな」だとか、「いやいやこれはドルベースの話だから円安の影響でドイツに抜かれただけでしょ、ドイツも決して経済状況は良くないよね」、何て楽観的な意見も。

 

この「日本人の感想」が、おとなり中国のSNS上で話題になっています。日本のテレビ局が沈んだ気持ちで街の人に話を聞いたところ、若者からは意外な答えが返ってきた」のだそうです。

 

TBSのニュース番組が紹介した街の声として、中年層からは「とんでもない。4位は許せない」との声が上がる一方、若年層からは「そもそも日本が3位だと知らなかった。そんなに上位だったことに驚き」、「4位でも高い方」、「米国や中国は人口が多い。1億人の日本は頑張っている」、「(高齢化で)日本の労働人口が減っていく以上は仕方がない。自分の生活にもあまり影響はない」との声が出たことを紹介されました。

 

こうした声について中国のネットユーザーからは「この若者たちは客観的だ。確かにその通り」「この若者たちの反応は素晴らしいと思う。国家主義に踊らされることなく、表面的な数字に不満を漏らさず、冷静で、客観的に評価している」との声や、「GDPなんていまだに気にしているのか。自分の収入がどれくらいかが最も注目すべきポイント」、「はっきり言って自分の生活が良ければそれが一番。そのほかはどうでもいい」、「どこの国だろうと大事なのは国民の幸福感」との声が上がりました。

 

なるほど興味深い意見だなと思いました。確かにGDPは誰かが作った、経済をある尺度で計る一つの方法であって、それが実際に何なんだ?って自分も最近思うようになりました。ちなみにGDPはアメリカの経済学者、サイモン・クズネッツが開発したものですが、彼自身「国の豊かさをお金(国民所得)で推し量ることはほとんど無理」と言っています。

 

国の豊かさや人の幸福度って何なのでしょう?GDPが大きい国は確かに稼ぐ力が大きくて経済的に豊かな可能性が高いですが、本当にそうなのかな?貧富の差やインフレによる物価高などはどこかに置き去りにされて、総合的に判断されていないのではないでしょうか。

 

何かを比較するときに、実際の数字や指標で比べることは分かりやすいですが、もっと大切なことは自分がどう思うのかだと思います。日本は少子高齢化進んでどんどん衰退していくと言いますが、もしかしたらものの見方を変えれば先進国では時代の最先端を進んでいて、新しい問題にチャレンジしている優秀な国だとも考えられるのです。

 

最近はコンビニやスーパーで普通に見られるようになってきたセルフレジ。自分は便利だと思うのですが、皆さんは如何でしょうか?

 

そもそもセルフレジはコロナの時に接触を避けるために普及しましたが、日本では人件費削減のためにも一役買っています。しかし、お年寄りなどは操作が難しく分からないなどあまり評判が良くない一面もあるそうです。それでも日本ではさらに普及が進んで行くそうですね。

 

一方で海外(欧米)ではセルフレジを撤廃する動きが多いのだそう。その理由は万引き問題だそうです。あるデータでは人がいるレジと比べるとセルフレジでは21倍も万引きされるそうです。セルフレジで無意識に商品を清算せず会計してしまったことがある人は何と5人に一人も経験しているのだそうです。これはお店のオーナーからすると大問題ですよね。世界最大のスーパーマーケットチェーン、アメリカのウォルマートではセルフレジを廃止する方向で動いているそうです。

 

一方でフランスやオランダでは不思議な現象が起きていることも。高齢のお客様がレジで店員と会話をしないことで孤独感を感じているそうで、なんとおしゃべり専用レジまでできているとのことです。ここでは買い物をしなくてもおしゃべりだけで良いのだそうです。これってレジなの?

 

こうなると何のためのセルフレジなのか分からなくなってきますが、このレジ問題も多様性が問われているのでしょう。自分もセルフレジが絶対に良いとは思いません。ちょっとしたモヤモヤを感じることもあります。例えば同じ商品を複数個購入する場合は、同じもので数回スキャンするのか、一つ一つちゃんとスキャンするのかなど、思えばシステムにまだ慣れ切れていない自分に気が付きました。

 

世の中いろいろなことが便利になってきていますが、すべて便利が良いわけではないですよね。キャンプブームも去りつつあるようですが、キャンプなんで現実的には不便を楽しむものですから。結果、選択肢がたくさんあるのが一番良いように思えるのでした。

 

さて前回は、日本は経済成長をしなければならないと偉そうに述べましたが、どうやって日本は経済成長ができるのでしょうか?とても難しい問題です。インバウンドを増やして外貨を稼ぐのもいいでしょう。確かに日本にはたくさんの魅力があります。

 

しかし足元をみれば労働生産人口の減少で、サービス業は慢性的な人手不足に陥っています。サービス業に限りません、製造業も同じです。ホテルは空室があるのに、清掃など従業員不足で100%稼働できていないとも聞きます。公共交通に関してもタクシーが捕まらない、バスが減便されているなど問題が山積です。ただ単に海外から人を呼ぶ前に“受け入れ態勢”を準備しなくてはならないのです。

 

さて、日本は天然資源の無い国です。無いと言うのは語弊があるかも知れませんが、少ないし利用できていないのが現状だと思います。しかし日本にも資源はあります。それは世界と比べて教育水準の高い人材と、これまで蓄積された科学技術の知識と経験があります。労働生産人口が減っていると言いながら矛盾するような資源の話ですが、自分はこの人的資源を最大限に生かすことこそ日本の生き残る道だと考えています。

 

しかしこの人的資源もうかうかとしていられません。教育水準は諸外国にどんどん抜かれだんだんと日本人の人材ランキングは国際的に低下しているのは事実です。でも、俗に勉強ができる頭が良いだけではこの人材ランキングは上がらないと思います。

 

日本が今後経済成長を成し遂げるには、生産性を上げていく必要があります。特に製造業ではそうです。それではどうやって生産性を上げていくのか。それにはイノベーションを起こすしかないのです。イノベーションと聞くと何かすごいことを発明するかのように思うかも知れませんが、それは違います。今ある技術を組み合わせて“新しい価値”を生み出せば良いのです。

 

このイノベーション、もちろん簡単には起こせません。ではどんな人がイノベーションを起こしやすいのでしょう?それは“ヤンキー”と“オタク”です。決して彼らを悪く言っているのではありませんが、人とは違う目線で一つの事に夢中になれたり、何かの強い信念があったり、でもちょっと世間一般からは外れているように見える人たちの例えとしています。

 

日本には素晴らしいサブカルチャーがあります。海外から認められるこれらのサブカルチャーはイノベーションを起こし続けてきているのではないでしょうか。実際に経済効果もあります。サブカルチャーが主要産業になることは難しいかも知れませんが、このような視点で製造業もイノベーションを起こす必要があるのではないかと思います。なので弊社も“ヤンキー”と“オタク”の自由な発想に力を借りてイノベーションを起こしたいと思います。