セルフレジ | 東京ブレイズ二代目社長のつぶやきブログ

東京ブレイズ二代目社長のつぶやきブログ

世間ではあまり知られていない「ろう付」を生業に、日本の科学技術の下支えに本気で取り組んでいる、中小企業の2代目社長が日頃思った中小企業経営やろう付技術と業界、その他さまざまなことについてつぶやきます。

最近はコンビニやスーパーで普通に見られるようになってきたセルフレジ。自分は便利だと思うのですが、皆さんは如何でしょうか?

 

そもそもセルフレジはコロナの時に接触を避けるために普及しましたが、日本では人件費削減のためにも一役買っています。しかし、お年寄りなどは操作が難しく分からないなどあまり評判が良くない一面もあるそうです。それでも日本ではさらに普及が進んで行くそうですね。

 

一方で海外(欧米)ではセルフレジを撤廃する動きが多いのだそう。その理由は万引き問題だそうです。あるデータでは人がいるレジと比べるとセルフレジでは21倍も万引きされるそうです。セルフレジで無意識に商品を清算せず会計してしまったことがある人は何と5人に一人も経験しているのだそうです。これはお店のオーナーからすると大問題ですよね。世界最大のスーパーマーケットチェーン、アメリカのウォルマートではセルフレジを廃止する方向で動いているそうです。

 

一方でフランスやオランダでは不思議な現象が起きていることも。高齢のお客様がレジで店員と会話をしないことで孤独感を感じているそうで、なんとおしゃべり専用レジまでできているとのことです。ここでは買い物をしなくてもおしゃべりだけで良いのだそうです。これってレジなの?

 

こうなると何のためのセルフレジなのか分からなくなってきますが、このレジ問題も多様性が問われているのでしょう。自分もセルフレジが絶対に良いとは思いません。ちょっとしたモヤモヤを感じることもあります。例えば同じ商品を複数個購入する場合は、同じもので数回スキャンするのか、一つ一つちゃんとスキャンするのかなど、思えばシステムにまだ慣れ切れていない自分に気が付きました。

 

世の中いろいろなことが便利になってきていますが、すべて便利が良いわけではないですよね。キャンプブームも去りつつあるようですが、キャンプなんで現実的には不便を楽しむものですから。結果、選択肢がたくさんあるのが一番良いように思えるのでした。