「子は親の鏡」と言います。良くも悪くも子は親を見て育つのです。なので、親の発言や行動は子どもの成長に大きく影響します。
ドロシー・ロー・ノルト博士はミネソタ州立大学卒。40代の終わりに英国国立聖職大学で博士号取得して 40年以上にわたって家族関係についての授業や講演を行い、家庭教育や子育てコンサルタントを務めました。「子どもが育つ魔法の言葉」と言う名著があります。
彼女は1954年に「子は親の鏡」という詩を、南カリフォルニアの新聞に発表しました。今日はその内容を紹介したいと思います。
・けなされて育つと、子どもは人をけなすようになる。
・とげとげした家庭で育つと、子どもは乱暴になる。
・不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる。
・「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもはみじめな気持ちになる。
・子どもを馬鹿にすると、引っ込み思案な子になる。
・親が他人をうらやんでばかりいると、子どもも人をうらやむようになる。
・𠮟りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう。
・励ましてあげれば、子どもは自信を持つようになる。
・広い心で接すれば、キレる子にはならない。
・ほめてあげれば。子どもは明るい子に育つ。
・愛してあげれば、子どもは人を愛することを学ぶ。
・認めてあげれば。子どもは自分が好きになる。
・見つめてあげれば、子どもは頑張り屋になる。
・分かち合うことを教えれば。子どもは思いやりを学ぶ。
・親が正直であれば、子どもは正義感のある子に育つ。
・やさしく思いやりをもって育てれば、子どもはやさしい子に育つ。
・守ってあげれば、子どもは強い子に育つ。
・和気あいあいとした家庭で育てば、子どもはこの世はいいところだと思えるようになる。
うーん、自分は親としてどうだろうか。また会社の長として社員にちゃんと接することができているのだろうか。いつも考えさせられてしまいます。今は亡き父親に「人生は一生涯修行だ」と言われましたが、本当にそうなんだなとつくづく感じるのでした。