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東京ブレイズ二代目社長のつぶやきブログ

世間ではあまり知られていない「ろう付」を生業に、日本の科学技術の下支えに本気で取り組んでいる、中小企業の2代目社長が日頃思った中小企業経営やろう付技術と業界、その他さまざまなことについてつぶやきます。

自転車の交通違反に反則金を納付させる改正道路交通法が先日可決・成立しました。スマートフォンなどの「ながら運転」や「信号無視」など、110種類を超える違反が対象となり、反則金は5000~1万2000円程度になる見通しだそうです。16歳以上が対象で2026年までに実施される見込みです。

 

この法案が通ったニュースを見て、“やっとか”との思いがありました。以前から思っていたのですが、車道を走る自転車って危ないですよね。しかも結構乱暴な運転をする人が多くいて、自分が車を運転していて危ないなと思うことがたまにあります。そもそも自転車を乗るのに免許が必要なわけではないので、自転車の交通ルールを分かっていない人が多いのではないでしょうか。平気で逆走している人が多くいます。

 

それと若い人に多いのですが、自転車に乗りながらスマホ操作をしている人が結構います。歩行者とぶつかりそうになるのを何度も見ています。さらにスマホで音楽を聴きながら走っている場合は、後ろから車が近づいても全然気付きません。本当に邪魔です。雨の日に傘を差しながらの運転もかなり危険です。走行幅も大きくとるので車で追い越すのが大変だし危険です。

 

しかし、自転車の交通ルールをどのように周知させるのでしょうか。免許制でもないので非常に難しいと思います。その辺りをどう対策するのかが今後重要だと思います。また、実際に自転車専用道路などは都内ではほとんどない中で、歩道を走れないし車道を恐々走るのもどうなのかなと思います。法整備だけではなく、実際の道路整備はほとんど行われていないのが現状なのだと思います。この対策はなかなか難しいですね。

 

自転車は非常に便利な乗り物です。そして誰も交通事故に会いたくないですし、起こしたくありません。自動車と自転車、歩行者が安心安全に共存できる社会ルールや整備が進むことを切に願っています。

 

何事にも準備は大切です。しかし、分かっていてもなかなかできないのが準備です。お出かけや旅行などの短期的な準備は、慣れればそんなに大変ではありません。結構ちゃんとできます。ここで言う準備とは、予想することができない何かに備える準備です。

 

例えば、先のWBCの侍ジャパンは奇跡やマジックと言う言葉が使われました。以前にWBCの特番を見て、その舞台裏を始めて知りとても感動しました。そして、栗山監督の本を漁るように読んでみて分かったことは、侍ジャパンが起こしてきた奇跡やマジックのような試合展開や逆転劇などは、すべて周到に準備されてきたから成し遂げられたことなので、決して奇跡でもマジックでもなかったのです。綿密な準備を重ねてきたから起こるべくして起きた、そんな感じなのです。

 

他の例だと、地震や水害などの災害に備えること。会社ではBCP(事業継続計画)などがそれにあたります。ところが普段の生活を送っているなかでなかなか実際に起きたらどう対応するかの準備って難しいですよね。日本のどこかで地震などの災害が起きると少しは実感できて準備を始めますが、それもやはり喉元過ぎたらと言う感じです。

 

自分の好きな映画「アンタッチャブル」でショーン・コネリー演じるマローンがケビン・コスナー演じるエリオット・ネスにいつでもこう言います、「準備をしろ」と。マローンはアル・カポネの手下に殺害されてしまいますが、死に際にもエリオット・ネスに「準備をしろ!」と言うのです。大悪党のアル・カポネを検挙するのはただ事ではありません。綿密な準備をして、さらに刻々と変わる変化に対応することで、大きな仕事は成し遂げることができるのです。

 

「準備をしていればチャンスを見逃さない」とも言います。人には平等にチャンスがやってくるそうです。ただ、そのチャンスをつかめる人は一握りです。ではどのような人がチャンスをつかめるのでしょうか。それはいつでも準備をしている人だそうです。準備をしていればチャンスが来た時にすぐに感じて動けるのです。

 

準備をすることは簡単ではないと思います。しかし、できるだけの準備をして何事にも取り組んで行けば後で後悔することは減るのではないかなと思います。

 

 

 

最近、子どもにせがまれてメダカを飼い始めました。たまたま会社の社員さんの一人がメダカをたくさん飼っていて、分けてもらうことができました。と言っても50匹以上でかなりたくさんいただいてしまいました。

 

上の子どもは昔から動物が好きで、とにかく何か動物を飼いたいと言っていましたが、ちゃんと自分で面倒を見れるようになるまでと思いしばらく様子を見ていましたが、メダカなら大丈夫だろうと思い、子どもの教育も兼ねての判断でした。

 

これまで全くメダカを飼うことを考えて来なかったですし、他にも魚を飼ったことが無かったので完全に素人ですが、たまたま父が残していた睡蓮鉢があったのでそこで買うことにしました。そこでYouTubeで勉強を始めたのですが、今は何でも情報が揃っていて便利ですね。YouTubeでもメダカの飼い方から繁殖の仕方、メダカを手間なく育てられるビオトープの作り方など、ほとんどすべての情報が手に入ります。気が付くと自分が夢中になっていました。

 

最初はメダカを飼うには何を準備したらいいのだろうから始まったのですが、今はちょっと勉強したので睡蓮鉢の中でビオトープを作ろうとしています。その為に必要な植物やエビなども購入しました。だんだんと植物プランクトンがたっぷりのグリーンウォーターになりつつあり、メダカが自然に育つ環境が出来上がりつつあります。

 

自分でたくさん繁殖させてまでは行っていませんが、まずは今のメダカが元気に育つ環境を作って、将来は卵を孵化させて繁殖させてみようかと思っています。そして、それを今年の子どもの自由研究にしようかと密かに思っています。

 

インドネタが長く続いたので、さすがに今回で最終回にしようと思います。

 

最後の最後にビジネスの話ですが、インドは人口がこれからも増えているのでビジネスチャンスは山ほどあると思います。GDPもどんどんと伸びてくることでしょう。自分たちがインドに滞在している時にNHKワールドニュースで、IMFが2025年にGDPで日本を抜くだろうと予測をしたそうです。もともとは2026年の良そうでしたが1年前倒しになりました。それだけインドの成長が早いのと日本の経済力が落ちてきていると言うことになります。

 

やはり、経済成長には人口ボーナスが大きく影響していると感じました。聞いたところインドでは人口の約4割が貧困層で、この人たちはGDPに影響を及ぼさない人たちだそうです。そして中間層には上位、中位、下位とあるそうで、中位と下位はこれまであまりGDPに貢献してこなかったそうです。しかし、そこがこれからどんどんと収入を増やし購買層に変わり、それに伴ってGDPが増加して行くのだそうです。恐ろしい数字ですよね。

 

そんなことなので、インドはどんどん成長してどんどん豊かになりたいと言うパワーを感じます。そして、海外の技術を取り入れて自国での産業発展を望んでいます。なので、バンガロールの商工会議所では我々日本企業は大歓迎を受けました。そして一緒に仕事しようとものすごいアプローチを受けたのでした。

 

ここまでは良かったのですが、現実はやはり厳しいようです。とにかくインドでは価格、コストが第一です。コストが合わなければどんな技術だろうが製品でも売れないと言います。逆にインドで売れたり成功すると世界中で競争に勝てると言います。日本企業がインドとビジネスを行うには、基本的にインドに出て行く以外はないと思います。なぜなら、日本製品をインドに輸出しようとしてもコスト競争に勝てないからです。その為には信用できる現地のパートナーを探す必要がありますが、これが本当に難しいです。最初は良いことを言いますが、後からどんどんと話が変わっていくそうです。しかし、それはインドでは当たり前で日本人がそれに慣れて行くしかないと思います。

 

それでも、やはりインドには大きなチャンスがあることには間違いありません。魅力的な市場です。これまでの日本の商習慣をガラッと変えてインドでチャレンジするのは“アリ”だと思いました。また、日本に来て働きたいと言うインド人も多数います。インドは人口が多いためある意味就職難でもあります。そして日本の文化、風習が好きで働きたいと思っている若い子達に会いました。その子たちの家庭の月収は日本円で2万円ほどです。インドは貧富の差が非常に激しく、その子たちからすると日本はまだまだ魅力的な国なのです。

 

最後に、今回自分のお土産を一つだけ買いました。それはヒンズー教の神様“ガネーシャ”の銅像です。この神様は豊穣や知識、特に商業の神様です。小さいブロンズ製の置物ですが、どうしても欲しくなって買いました。商売の神様として会社のデスクに飾って、これからの我々のビジネスを見守ってもらっています。

 

今回のインド視察旅行はバンガロールとデリーに行って来ました。バンガロールはインドのシリコンバレーとも言われる都市で、新しく発展している街と言う感じでした。そして、そこにはIT関連のスタートアップ企業がたくさんいて、PC一つから会社を立ち上げようとする人たちをたくさん見ました。若い人たちのエネルギーをビシビシと感じました。そして、この街は以外にも空気がそれほど汚染されていない感じがしました。一方でデリーは空気が汚染されていて、いかにも新興国の様相を呈していました。他の都市は行っていませんが、ほぼデリーと同じような感じらしくバンガロールが特別なのだと分かりました。

 

かなり昔ですが、インドは空港を降りると空港ロビーに牛がいるって聞きました。今はもちろんそんなことはありません。バンガロールではほとんど牛を見かけませんでした。しかし、デリーの繁華街では多くの牛を見かけました。人間と牛が共存しているのって不思議です。犬もたくさんいましたが、同様に共存しているように見えました。ただ、基本的に汚いところにしか牛も犬もいません。まさに野良牛と野良犬です。

 

インドはもともとヒンズー教の国ですが、歴史的に過去アフガニスタンからイスラム教が攻め込んできて、ムガール帝国として繁栄しました。しかし、イスラム教を強要されることはなくヒンズー教が共存していたとのことです。歴史を教科書などで覚えようとしても全く覚えられないのですが、このような話は現地で現地の人から聞くとなぜか記憶にすっと入って覚えられるものですね。不思議です。百聞は一見にしかずと言ったところでしょうか。

 

それまでのインド人のイメージですが、自分はターバンを巻いて髭を伸ばしている人が典型的なインド人だと思い込んでいました。しかしそれはシーク教という宗教の人たちだけだそうです。そして、シーク教徒は全体の2%もいないのだそうです。確かに空港で数名見かけましたが、他にはほとんど見かけませんでした。ただ、人口14億以上の2%弱なのでやはりかなりの人数がいます。そしてシーク教の寺院もちゃんとあってしっかりとインドに根差した宗教の一つなのだと思いました。

 

このようにインドは多彩な宗教と人種、言語が混ざり合った国なのです。特に言語は260種類もあるらしく(方言を入れるともっとあるみたい)、50㎞程離れると全く異なる言語を話したりするそうです。従って普通に5、6ヶ国語話す人がほとんどと聞いて驚きました。

 

そこで、一般的なもしくは典型的なインド人と言うのはいないと言うのが正解なのだと聞きました。現地に14年いる日本人に聞いたところ、インド赴任当時は典型的なインド人像を持っていたが、いまでは全くなくなってしまい、インド人の特徴などあまりに多すぎて説明できないと言っていました。大きく分けて北部や南部で違うと言いますが、それもかなり乱暴な分け方だそうです。

 

最近はブログのアップがランダムになってきています。このインドシリーズが終わったら元の毎週木曜日に戻そうと思います。