インドに行っていました4 | 東京ブレイズ二代目社長のつぶやきブログ

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世間ではあまり知られていない「ろう付」を生業に、日本の科学技術の下支えに本気で取り組んでいる、中小企業の2代目社長が日頃思った中小企業経営やろう付技術と業界、その他さまざまなことについてつぶやきます。

今回のインド視察旅行はバンガロールとデリーに行って来ました。バンガロールはインドのシリコンバレーとも言われる都市で、新しく発展している街と言う感じでした。そして、そこにはIT関連のスタートアップ企業がたくさんいて、PC一つから会社を立ち上げようとする人たちをたくさん見ました。若い人たちのエネルギーをビシビシと感じました。そして、この街は以外にも空気がそれほど汚染されていない感じがしました。一方でデリーは空気が汚染されていて、いかにも新興国の様相を呈していました。他の都市は行っていませんが、ほぼデリーと同じような感じらしくバンガロールが特別なのだと分かりました。

 

かなり昔ですが、インドは空港を降りると空港ロビーに牛がいるって聞きました。今はもちろんそんなことはありません。バンガロールではほとんど牛を見かけませんでした。しかし、デリーの繁華街では多くの牛を見かけました。人間と牛が共存しているのって不思議です。犬もたくさんいましたが、同様に共存しているように見えました。ただ、基本的に汚いところにしか牛も犬もいません。まさに野良牛と野良犬です。

 

インドはもともとヒンズー教の国ですが、歴史的に過去アフガニスタンからイスラム教が攻め込んできて、ムガール帝国として繁栄しました。しかし、イスラム教を強要されることはなくヒンズー教が共存していたとのことです。歴史を教科書などで覚えようとしても全く覚えられないのですが、このような話は現地で現地の人から聞くとなぜか記憶にすっと入って覚えられるものですね。不思議です。百聞は一見にしかずと言ったところでしょうか。

 

それまでのインド人のイメージですが、自分はターバンを巻いて髭を伸ばしている人が典型的なインド人だと思い込んでいました。しかしそれはシーク教という宗教の人たちだけだそうです。そして、シーク教徒は全体の2%もいないのだそうです。確かに空港で数名見かけましたが、他にはほとんど見かけませんでした。ただ、人口14億以上の2%弱なのでやはりかなりの人数がいます。そしてシーク教の寺院もちゃんとあってしっかりとインドに根差した宗教の一つなのだと思いました。

 

このようにインドは多彩な宗教と人種、言語が混ざり合った国なのです。特に言語は260種類もあるらしく(方言を入れるともっとあるみたい)、50㎞程離れると全く異なる言語を話したりするそうです。従って普通に5、6ヶ国語話す人がほとんどと聞いて驚きました。

 

そこで、一般的なもしくは典型的なインド人と言うのはいないと言うのが正解なのだと聞きました。現地に14年いる日本人に聞いたところ、インド赴任当時は典型的なインド人像を持っていたが、いまでは全くなくなってしまい、インド人の特徴などあまりに多すぎて説明できないと言っていました。大きく分けて北部や南部で違うと言いますが、それもかなり乱暴な分け方だそうです。

 

最近はブログのアップがランダムになってきています。このインドシリーズが終わったら元の毎週木曜日に戻そうと思います。