準備をする | 東京ブレイズ二代目社長のつぶやきブログ

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世間ではあまり知られていない「ろう付」を生業に、日本の科学技術の下支えに本気で取り組んでいる、中小企業の2代目社長が日頃思った中小企業経営やろう付技術と業界、その他さまざまなことについてつぶやきます。

何事にも準備は大切です。しかし、分かっていてもなかなかできないのが準備です。お出かけや旅行などの短期的な準備は、慣れればそんなに大変ではありません。結構ちゃんとできます。ここで言う準備とは、予想することができない何かに備える準備です。

 

例えば、先のWBCの侍ジャパンは奇跡やマジックと言う言葉が使われました。以前にWBCの特番を見て、その舞台裏を始めて知りとても感動しました。そして、栗山監督の本を漁るように読んでみて分かったことは、侍ジャパンが起こしてきた奇跡やマジックのような試合展開や逆転劇などは、すべて周到に準備されてきたから成し遂げられたことなので、決して奇跡でもマジックでもなかったのです。綿密な準備を重ねてきたから起こるべくして起きた、そんな感じなのです。

 

他の例だと、地震や水害などの災害に備えること。会社ではBCP(事業継続計画)などがそれにあたります。ところが普段の生活を送っているなかでなかなか実際に起きたらどう対応するかの準備って難しいですよね。日本のどこかで地震などの災害が起きると少しは実感できて準備を始めますが、それもやはり喉元過ぎたらと言う感じです。

 

自分の好きな映画「アンタッチャブル」でショーン・コネリー演じるマローンがケビン・コスナー演じるエリオット・ネスにいつでもこう言います、「準備をしろ」と。マローンはアル・カポネの手下に殺害されてしまいますが、死に際にもエリオット・ネスに「準備をしろ!」と言うのです。大悪党のアル・カポネを検挙するのはただ事ではありません。綿密な準備をして、さらに刻々と変わる変化に対応することで、大きな仕事は成し遂げることができるのです。

 

「準備をしていればチャンスを見逃さない」とも言います。人には平等にチャンスがやってくるそうです。ただ、そのチャンスをつかめる人は一握りです。ではどのような人がチャンスをつかめるのでしょうか。それはいつでも準備をしている人だそうです。準備をしていればチャンスが来た時にすぐに感じて動けるのです。

 

準備をすることは簡単ではないと思います。しかし、できるだけの準備をして何事にも取り組んで行けば後で後悔することは減るのではないかなと思います。