『マーケティング優良企業の条件』(日本経済新聞出版社)より今年2月に出版。
ブランドマーケティング、事業構築および改善、創造的組織構築などを考えている
経験のある人が読むと納得、刺激を受けると思います。
マーケティング優良企業の情報の活用と商品開発、ビジネス展開の仕組みを詳述してます。
本書は市場への「創造的適応」に向けて、次のようなフレームで書かれています。
①把握: 市場や体験情報から必要な情報を必要な形で見極め
②普及: 必要な情報をマーケ部門だけでなく、組織の中に蓄え、メンバーに利用をうながす
③反応: 反応すべき顧客の声を判断し、適切な意思決定とマーケ展開をする

①では花王、資生堂、アスクル ②ではサントリー、積水ハウス、カルビー 

③ではユニ・チャーム、ネスレコンフェクショナリー、松下電器産業 が取り上げられています。


ユーザーインサイトからR&D、流通、営業戦略、継続的改善などのトピックと

それらをどのように組織的に行い、定着させるか、という経営戦略的課題にも力が注がれています。


現代マーケティングの真ん中を扱う筋肉質なシェープとスピード感ある書籍ですが、

学術書というより、ビジネスケースと日経ビジネスの中間くらいで、読みやすい。オススメです。

マーケティング優良企業の条件―創造的適応への挑戦/嶋口 充輝
¥1,890
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Adobe EDGE Now! はクリエイティビティあふれるウェブサイトの情報がブロガーから
集めて優秀サイトを毎日、毎月決めていくポータルで、Adobeブランドもあって、
いろいろなクリエイター、デザイナーのブロガーを抱えているようですね。

すごいテクノロジーを使ったウェブサービスか、というとそんなこともないのですが、
クラウドソーシング、集合知の典型のいいマーケティングで盛り上がってほしいですね。

私がいいな、と感じたのは、Adobeの持つブランド価値を軸にした適切な活動だな、という点。

Adobeのコアとなるブランド価値は、「Adobeのプロフェッショナルツールを通じて、
ユーザーにクリエイティブなアイデア創出、情報活動をもたらすパートナー」である、
ということだと思います。※私の推定です。

Adobe EDGE Now!は、Adobeユーザーの興味の高い接点を増やしてブランドを強固にし、
継続的に情報発信&フィードバックを得て、Adobeプロダクトを利用してもらう、という、
いいブランドマーケティングだと思います。

すでにAdobeブランドは強固なもので、なくてはならないくらいのものですが、
B2BにもB2Cにも向けたマーケティングもうまいと感じます。
今回のAdobe EDGE Now!もクリエイティブなターゲットにふさわしい、
ティザー期からのコミュニケーションをおこなっていましたし。

自分のブログが反映される点での、能動的参加性(自分がいいと思ったのを
喜んで提示する)、継続性など、担保されているし、他のブロガーの考えなども
知れる点で、集合知や相互扶助も担保されていると思います。

単なるツール、ソフトベンダーにならず、ユーザーのパートナーとなるという軸をもって
一貫してブランドマーケティング(R&Dもだが)を行うことの必要を感じますね。

最近出たムック。コミュニケーションのアイデア、企画説明の際に、

皆が分かるような映像作品に例えたり、なぞらえたりする時に、とても使えるムック本。

「あの映画のような世界観でさ…」とか「○△監督のコメディータッチの感じ」とか。


1980年代デビュー、1990年代デビュー、2000年代デビューで分けていて、

日本の映画監督70人以上を1人1ページでまとめている。ヒット連発の人、作家性強い人、

現在活躍中、まさに今、そしてこれから期待、と主だった監督はだいたい入っている。


自分自身が未見で借りようかな、とか、この監督と仕事したい、という監督名鑑としても活用できる。


私としては、李相日さん(フラガール)や矢口史靖さん(スイングガールズ)、

犬童一心さん(メゾン・ド・ヒミコ)あたりが好きで、エンタメ性とコミュニケーション機能ある

映像作ってみたいですね。(ホラーとかはこわくてダメ)


映画業界はとかく広告を下に見る風潮あり、お仕事は、いやはや、た~いへんなんですが、

いいコミュニケーション、という点を共有できるプロフェッショナルな監督もいるので、やってみたい。

AERA MOVIE ニッポンの映画監督 (AERA Mook AERA MOVIE)
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「もろみの見た夢」、昨日届いたので、さっそく開けました。

よかったのと今後への期待で、実況中継。アサヒの思惑通り、私、クチコミしていますね(笑)


ワクワクと記します。にわかレビュー!


箱はサントリーの蒸留所で売っているウイスキーやプレミア焼酎「百年の孤独」のよう。

「グラスに「夢」を注ぐ前に。」とコピーがいろいろあり期待を高める。


Shochu Labのウェブサイトを見て、この焼酎の由来を知って飲むともっと美味しい、とも。

Lab会員は感想を寄せてくれとのメッセージも。

趣旨の通りですが、モニターを前に飲むって、珍しいアプローチですね。一人飲み想定?



箱



ボトル


「もろみの見た夢」のボトルデザインも「いいちこ」のミニボトルを意識したのか、

ボトルの握り心地、重量感(500ml)、キャップ、ラベルの紙、色、フォントなど

アートディレクションの洗練を感じます。

乙類焼酎というより、確かに限定生産のボトルですね。


→ 将来的には、味やデザインなどオーダーメイド焼酎など狙っているのでは?


なんだか、事前にウェブサイトは見ていたが、頭で飲む焼酎のような感じか?

開発者を前面に出したり、夢や物語性をたくさんちりばめたり。

3/31に開催された「もろみの見た夢」ブロガー向けお披露目会のブログもちらほらみているので、

期待が高まる。というか、アサヒは相当、ユーザーの期待値上げてますよね?

かなりの自信と気合の表れでしょう。


いざストレートで。!                                                           

むむ、、いくらかの樽香と華やかな香り。確かに米なのですが、日本酒が熟成したら

こうなるのか(古酒)という、まろみのある味わい。30度ながら舌や口に一切の刺激なく、

米焼酎の味わいだけをゆっくり残して消えていく感じ。これが、もろみの力か…

「もろみの見た夢」というのは、味わいとか後口も含めたコピーなのかも。


米焼酎としては、洗練された泡盛というか(東京的泡盛?)、日本酒の「十四代」の

米焼酎をまろやかにしたような感じ(←うろ覚えなんですが、そんな感じ…)


う~ん、うまい。じんわりとアルコールが効いてくる。

そのままでも、和食と一緒でも合いそう。食後酒や就寝前にもよいかも。

ロックにするより、ストレートか水割り(氷なし)の方が私はいい。    

日本のシングルモルト好きな人には合うと思う。白州とか。芋焼酎の芳香好きというよりも。                                        


なんだか、にわかレビューブログのようになってますが、

「もろみの見た夢」、なかなかよいですね。


ですが、ウェブサイトへの導線設計はよくない感じだなぁ。アンケートページもわかりにくい。

回答者の視線や対象設問の判断負荷が、ネットリサーチにしては弱い。

私だけか?でも30-40代の酒にも仕事にもうるさい大人向けのプレミア焼酎のようなので、

このあたりの情報設計もたのんます。おいしいので。


いまのところ、限定2400本で、1/3ほどの販売のようです。

今後は私オリジナルの焼酎つくってほしいなぁ。

きっとやるでしょう。オーダーメイド。



ブランドストーリーを創る重要な手法に「成長譚」がある。

「島耕作」ついに社長就任へ 社長への軌跡を見て、成長譚の典型を見た感じがした。

ブランド構築の視点から見てもとてもよく練られた戦略だと思う。


週刊モーニングでの連載開始が1983年。

私の週刊モーニング歴は1984年からなので、ほぼ同じで、およそ四半世紀。


島耕作は初芝電産で課長、部長、取締役、常務、専務と昇進を続け、

30代後半から60歳になった。早いものだなぁ。。。


島耕作は、仕事も女も(色恋も数多…)自然体と幸運で困難を乗り越え、

上司に好かれ成長していく大企業サラリーマンのありたき姿のファンタジーだと思う。

これがブランドの提供価値。

経済的な知識もついてしまう、週に1度のファンタジー。


同時に25年にわたる連載をフレッシュに保つために、常に時事的な話題を

的確に盛り込み、島耕作に硬軟巧みに対応させて、次のステージに成長させている。


例えば、1980年代から2008年の現在に至る経済情勢やワークスタイル、ワイフスタイルの変化

(アメリカ進出、事業多角化、バブル、海外駐在、M&A、社内抗争、バブル崩壊、出向、

成果主義、女性の進出、中国・インド経済…、ホワイトナイト)などほぼ盛り込んでいる。


仕事やプライベートの苦悩も味わいながらも、女性は次から次と登場し、

ありえないところも、島耕作のもつ、絶妙なバランスのパーソナリティーで、次のステップへ。


マンネリとかありえないとか言わないように(笑)週に一度のファンタジーなのだから。


ブランド拡張も適切で、ヤング版(外伝みたいなもの)、英語版、成功法則の書籍、

文庫版、DSソフト、バブル期には映画やドラマにもなりましたね。


こうなったら、「会長 島耕作」、「経団連会長 島耕作」とサラリーマン道を極めてほしい。

ここ数年政治のネタもあるので、「首相 島耕作」というのもありかも。

63歳くらいかな?


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