ブランドストーリーを創る重要な手法に「成長譚」がある。

「島耕作」ついに社長就任へ 社長への軌跡を見て、成長譚の典型を見た感じがした。

ブランド構築の視点から見てもとてもよく練られた戦略だと思う。


週刊モーニングでの連載開始が1983年。

私の週刊モーニング歴は1984年からなので、ほぼ同じで、およそ四半世紀。


島耕作は初芝電産で課長、部長、取締役、常務、専務と昇進を続け、

30代後半から60歳になった。早いものだなぁ。。。


島耕作は、仕事も女も(色恋も数多…)自然体と幸運で困難を乗り越え、

上司に好かれ成長していく大企業サラリーマンのありたき姿のファンタジーだと思う。

これがブランドの提供価値。

経済的な知識もついてしまう、週に1度のファンタジー。


同時に25年にわたる連載をフレッシュに保つために、常に時事的な話題を

的確に盛り込み、島耕作に硬軟巧みに対応させて、次のステージに成長させている。


例えば、1980年代から2008年の現在に至る経済情勢やワークスタイル、ワイフスタイルの変化

(アメリカ進出、事業多角化、バブル、海外駐在、M&A、社内抗争、バブル崩壊、出向、

成果主義、女性の進出、中国・インド経済…、ホワイトナイト)などほぼ盛り込んでいる。


仕事やプライベートの苦悩も味わいながらも、女性は次から次と登場し、

ありえないところも、島耕作のもつ、絶妙なバランスのパーソナリティーで、次のステップへ。


マンネリとかありえないとか言わないように(笑)週に一度のファンタジーなのだから。


ブランド拡張も適切で、ヤング版(外伝みたいなもの)、英語版、成功法則の書籍、

文庫版、DSソフト、バブル期には映画やドラマにもなりましたね。


こうなったら、「会長 島耕作」、「経団連会長 島耕作」とサラリーマン道を極めてほしい。

ここ数年政治のネタもあるので、「首相 島耕作」というのもありかも。

63歳くらいかな?


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