山本直人さんのブログで、非常に刺激的な業界人材区分の記事を発見。


業界必見ですよ、コレ。誰が読んでもいろいろと思い当たるふしのある記事です。


どのように業界が動くか、どのような人が動くかの示唆いっぱい。


「いささか大雑把な発想で。」

http://www.naotoyamamoto.jp/blog2/archives/2008/06/post-6.html


上記が業界区分の初回になっていますが、山本さんはあえて大雑把に4類型に


されているが、業界動向と人材とこれからの胎動を見事に描写しています。さすがですね。



マスネット右派左派

上記図:山本氏のブログ「広告って、なに?」より転載。


ざっとまとめると、


■マス右派:広告ドーンで態度変容の意識の人。伝統的広告でマスメディア依拠。衰退傾向へ。


■マス左派:表現よりも結果重視派。メディアプランニングとクリエイティブの意識近い。


ネットとの相性もいい。「結果」のクライアント多く、グローバル意識もあり。今後再編のカギとなる可能性あり。


■ネット右派:軸足はマスではなく、ネットへの理解深い。広告による態度変容の発想を持つ。


ネットでのターゲティングを活用していくことで、チャンスが広がりそうな象限。


出自は大手代理店でのネット領域やグループ会社、ネット専門会社にも多数存在。


■ネット左派:マス広告への批判(効率、ユーザーは情報を自ら探索…)、広告による態度変容に懐疑的。


今現在、一番発信力があり、テクノロジー志向、ターゲティング精緻化。「広告工学」的で


広告領域以外の出身の人も多数。今後の情報発信地。



私の意識を付け加えると、


マス右派 → クリエイティブ主義、 

マス左派 → マーケティング主義、

ネット右派 → ネット時代のクリエイティブ主義、 

ネット左派 → ビジネス最適化主義、


という感じがします。特にネット左派は、広告とかマーケティングとかではなく、


普遍的なビジネスを広告という業界セグメントで行っている、というのが正確だと思います。



あなたはいったいどこだろうか???


私?、私は、「マス左派」から始まり、「マス右派」で少し、その後「ネット右派」の仕事をして、


今、一緒に仕事をしたり関与する業務では「ネット左派」の人々との動きも多々あり、


ということで、全部の人々の気持ちが判るような気になっています。。。


山本さんは、マス左派とネット左派との連合の可能性やネット右派、左派の温度差の可能性も


指摘してたり、広告マーケティングという観点から、メディアプランニングとクリエイティブの精神的な


距離の近さがこれからの生き残る組織、という予言めいたことも記している。

いずれにしても、重要なのは、広告主にとって、マーケティングコミュニケーションについて、


ワンストップで相談できる社外スタッフがいないことである、と山本さんは論破している。


こここそが、再編や人材育成、広告コミュニケーションビジネスの軸になるはずだと思う。


山本さんは、以下のようにも書いている。


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「マス左派」と書いたが、既存の代理店でテクノロジーに理解があり、ビジネスの結果を


出すことに関心のある人がリーダーになれば、いい意味での再編が起きるだろう。


そのリーダーにグローバル感覚があることも求められる。


会社ではなく「人」を中心にした業界再編が行われると思う。

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私も同じようなこと考えていたりするのですが、こういったように、明確な意見提示できないですね。


もっといろいろな思索と行動、必要だなぁ。。。


私の今の考えでは、この4象限の形で行くと、既存プレーヤーからは、マス左派ベースの


ネット左右中間くらいの連合が広告コミュニケーションのソリューション提示だと考えています。


最適化とか取引市場構築というビジネス観点からは、ネット左派から(さらに外部プレーヤー)の


攻勢が強まるでしょう。


私は、メディアプランニングとクリエイティブとテクノロジーの融合こそ、


いい広告マーケティングだと信じてます。


皆さんはどうでしょうか?





業界人間ベム(=ADKインタラクティブ横山隆治氏)のエントリーから「広告業界市況」。
http://g-yokai.com/2008/07/post-118.php



広告および周辺領域の広がりに伴い、専門性集団の保持、組織の最適化、


持株会社制によるグループ会社の再編などでの対応を提言している。



広告コミュニケーション業および関連領域を知り尽くしている横山氏


だからいえる内容の気がするのと、今の業界の現状への危惧が表れていると感じた。

ADKインタラクティブ設立もこの文脈から生まれているのでしょう。



それにしても、新時代のコミュニケーション人材と組織構築は大変だ。


だからエキサイティングでもあるのだが。



横山氏の言説はとても理解できる。


私も規模は小さいが、同じように人材育成と組織デザインを考えているつもり。


新しいコトと新しい価値創造でのビジネスしたいので。



対応領域は増えるし、専門性は増すのでそれらの人材と組織育成。


さらに統合して見るストラテジストやクリエイティブ、アカウント営業の育成。



もう少し拡張すると、ビジネスデザイン人材にきっとなる。


この領域は、広告会社の機能として弱い。


しかし、ネット時代の求められる機能はここに向かっていくと思っている。



実際にクライアントの変化はとても早い。


クライアント内でネットサービス(ネット&リアルの組み合わせも)を


企画する部署の増加、小さな話から検証しながらのビジネス立ち上げ。


クライアントからレベニュー(リスク)シェアの投げかけも増えている。


受託や制作、媒体、運用から、という対応ではなく、全体を一緒にやる、


という機会の増加を小さい話から大きな話、いろいろあるが、体感している。


そうした点で、私のところの機能拡張なりできていければ、強みになると思っている。



どうしても統合的なエキサイティングなものを志向してしまいます。


大変なんですけどね(笑)


横山氏の書き物を読むと、自分が何やっているか?を問われる気がして気持ちが締まります。

今、大人気で仲良しのお二人、小飼弾氏と勝間和代氏の縦横無尽の対談(6回企画)。

影響力の高いお二人の指摘は、ネット、技術、ファイナンス、組織という点からメディアを見る。


小飼氏の、本質的言い切りにはっとさせられます。

「ネット広告は安すぎる、プライシングの間違い」

「技術を基にした巨大組織か、コンテンツ持つ個人が強い、中間が今はつらい」

などなど。


勝間和代vs小飼弾 異色対談第1回 「ネット広告価値の“ディスカウント”」

http://diamond.jp/feature/katsumakogai/10001/


⇒ ネット広告は影響度の高さに比べて、初期からプライシングを間違えている、という内容。


(小飼)そういった意味で、ヤフーはウェブ広告の「パイオニア」であると同時に、

この程度で落ち着いちゃっているという状況をつくった「戦犯」でもあるわけです。(対談より)


勝間和代vs小飼弾 異色対談第2回  「グーグルをなめるな!」

http://diamond.jp/feature/katsumakogai/10002/


(小飼)マイクロソフトの"オフィス"なんてしょせんアプリケーション。

ところが、グーグルは「データに対するアクセス手段そのもの」を独占しちゃうわけですから。(対談より)


(小飼)コストパフォーマンスで考えると、どっちがいいのかということになるんですけど、

要はネットの世界っていうのは両極端なんです。

強くなるのは、グーグルみたいな「巨大インスティテューション」か、

小飼弾みたいに人間の手でコンテンツをつくる「個人」か。

真ん中あたりがいちばんキツい思いをしている。(対談より)


グーグルには、各国が潜入工作員を送り込んでいるだろう(小飼)というのも

面白いし、リアリティある。


この先もどんな対談の展開になるか楽しみですね。


対談本もきっと出て、売れるんだろうなぁ。。。

2年ほど前に出た本ですが、シンプルな内容ながら、目からウロコの本。


顧客ロイヤルティ論の専門家、フレッド・ライクヘルド氏の本です。

顧客ロイヤルティを知る「究極の質問」 (HARVARD BUSINESS SCHOOL PRESS)/フレッド・ライクヘルド
¥2,520
Amazon.co.jp

「満足」「やや満足」で「満足計65%」というような満足度調査は意味がなく、


実際のところ、ブランドからの離脱者の多くは、「満足」と答えているという動向を踏まえて、


たった一つのシンプルな「究極の質問」に行き着く。


それは「この会社の商品を友人や同僚に薦める可能性はどのくらいあるか?」というもの。


「人に薦めるくらいいい」というのは、言われてみるとハッとします。


単に表層的に満足、というレベルを超えて、前向きな意識としての推奨度こそが真実で


測る意味のある指標だ、というのは深いです。


ライクヘルドは、この質問から、新たな指標、


NPS(Net Promoter Score:推奨者正味比率)を提示しています。

顧客はロイヤルティーが高く、友人にも勧める「推奨者」、満足あるものの


競合からの働きかけになびきやすい「中立者」、いいサービスを受けられず


不満客となった「批判者」の3つに分類される。そのなかで、「推奨者-批判者」


で算出されるのがNPSとなります。

多くの業界での検証から、NPSと売上増は相関が見られ、また実際の顧客行動、


例えば、顧客維持率、クロスセル/アップセル、口コミ紹介などとも強く相関する、とのこと。

顧客はロイヤルティに基づいた消費行動をとるわけで、推奨者は


長期にわたる顧客であると同時に、より多くの顧客獲得に貢献する、と言えます。


もう一つ、この本ですばらしいのは、「良き利益」と「悪しき利益」という考え方です。


顧客とのリレーションを犠牲にして得られる短期的な利益「悪しき利益」ではなく、


顧客満足、満足による継続購入、顧客が満足することによって、他人に推奨して


得られる利益「良き利益」というものです。


企業の本当の成長、持続的成長のために、こうした倫理的なビジネス思考は


傾聴に値すると思う。そういう点で珍しいビジネス本。


もちろん、企業活動でこのNPS指標を軸にして全社的活動を行っていくことの難しさも


想定されますが、著名企業の採用が相次ぐということからも、注目すべき考え方だと思います。


会社でも、個別の組織単位でも導入が可能な指標だからです。


フレッド・ライクヘルド氏はベイン・アンド・カンパニーの名誉ディレクターですが、


ベインがこの「究極の質問」をベースにした、コンサルティングを強化している感じです。


ベイン・ジャパン パートナー山本真司氏と同じくパートナー森光威文氏の

日経bizplusでの連載(現在第4回まできてます)は、読み物風で

「究極の質問」の理解に役立ちます。


http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/bain.cfm?i=20080215eh000da


う~ん、コンサルティングはやはり、いいアイデアを大量のデータで裏づけ、


メソッド化して、スターが書籍、セミナーで広めて営業する、という感じでしょうか。


こういうやり方は、「究極の質問」とは別に勉強になります。


最近は仕事が立て込んでいて、すっかり忘れていたのだが、

しばらく前に受講して試験を受けた結果通知が来てた。

「ビアテイスター」(日本地ビール協会)試験に受かっていました。


私は、エールが大好きで、いろいろなビール飲んでいて


なんか体系的に知りたいなぁ~と思って、受講した次第。


仕事のバタバタで、頭回っていないまま受講したので、朝から夜まで、


系統の特徴やら40種類!くらいの試飲やら、メロメロだったので、


同じ日にあった試験(筆記&試飲)に通ってちょっとウレシイ。


もっとも、合格率は高いというので、落ちなくてヨカッタ。


ビールのタイプというのは、現在世界で85種類くらいあるそうです。


その85種類の製法のなかで、また地域や原料、醸造元のこだわりで


無限の種類の味わいが生まれます。


ホップとモルトで生まれる味、深いです。


あ、皆さん大丈夫ですよ、私、薀蓄とか言いませんから(笑)


今夜はいただきものの地ビールで乾杯!

【送料無料】甲斐ドラフトビールヘレス6本セット 大和葡萄酒(株)
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e酒どっと呑む

これがテキストというわけではないですが、とても読みやすく良い本です。


ビールの教科書 (講談社選書メチエ)/青井 博幸
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