毎週火曜日夜の練習に参加するのが難しくなり、しばらくお休みを頂いていた「うたおうかい」だが、4年ぶりに開催が決まった「ふれあいコンサート」に一緒に出ないかと誘って頂いた。うたおうかいが2008年から出演を続けるコンサートで、出演の目黒一中吹奏楽部、菅刈小学校ミュージッククラブ、駒場小学校金管バンドクラブの演奏は毎回聴き応えがある。それも楽しみだし、急遽、参加させてもらうことにした。



うたおうかいはユーミン作詞作曲の「春よ、来い」、ミマス作詞作曲の「COSMOS」、新沼謙治作詞作曲の「ふるさをとは今もかわらず」の3曲を暗譜で歌ったが、平均年齢70代後半、総勢20名の三部合唱としては精一杯の演奏だったと思う。



当日配布されたプログラムの紹介ページは私が受け持った。以前、男声合唱団のコーロ・カステロさんが歌留多で団の紹介をされていたのを思い出し、ちゃっかり真似をさせて頂いた。


タイトルに惹かれて購入した。

 

 

著者の河合雅司さんは1963年生まれの作家・ジャーナリストで、人口減少対策総合研究所理事長や高知大学、大正大学の客員教授を務めておられるとのこと。分かりやすくてショッキングな数字が出てくるから一気に読み進めたが、読んだ後は少し考え込んでしまった。

 

例えば「職業」で見て行くと・・


自衛官は2021年度の定数247,154人に対し、現員数は230,754人で実は定数を満たしていない。現在、女性自衛官を募集したり、現自衛官の定年延長を実施中とのこと。


地方公務員は2045年に現行と同じ行政サービスを行うには83万9000人必要となるが、確保できる見込みは65万4000人で、特に地方の町村は65%位しか確保できない見込みらしい。

 

運送ドライバーは2015年の76万人が2030年には52万人まで減少するらしい。理由は長時間労働でありながら年間所得が全産業平均を下回ることで、年齢層で見ると20代は9%しかいないという不人気の職業らしい。


建設業就業者も減少中で、1997年の685万人が2021年には482万人まで減少し、年齢層で見ると29才以下が12%(全産業では17%)と、運送ドライバー同様に、若者には不人気の職業らしい。

 

その他、興味を引いた数字では、テレビを平日15分以上見る割合が10代男性で54%、20代男性で49%しかいないのだとか。テレビと共に育ち、「テレビを見過ぎたらあかん!」と注意されてきた年代からすると驚きの数字では?


又、2000年10月には5371万部あった新聞全国紙の発行部数が、2021年10月には3302万部まで減少したとのこと。電車の中で新聞を読む人をほとんど見ることがなくなったから、新聞の役割はスマホに多く奪われたということだろう。

 

以上、「これまであったもの」を基準に考えると縮小の目立つ日本だが、「これまでなかったもの」も必ず出て来るはずだ。それに期待、注目しようと思う。

厚生労働省が2022年の出生数を発表した。799,728人・・統計を取り始めた1899年以降では初の80万人割れになったとのこと。一方、死亡数は1,582,033人なので、差し引きすると 782,305人も人口が減ったことになる。「少子高齢化」という言葉は聞き慣れていても、こういう具体的な数字を見せられると一気に現実味が湧く。

 

結婚と離婚にも触れていて、2022年の婚姻数は約52万件、離婚は約18万件あったらしい。お取引先にウェディングドレスを扱っておられる会社があり、10年程前には「年間70万組の結婚式がある」と聞いた覚えがあるから、そもそも結婚される方が大幅に減っているし、結婚してもお子さんは望まないカップルもおられるだろうから、少子化対策は実に難しい課題だと思う。

 

人口が78万人も減少すると、日本で消費される食料や水、エネルギーの量は減るだろうし、空き家がすべて埋まることもないように思う。かように様々なマーケットが縮小するということだから、ますます競争の激しくなる業界も増えそうだ。かと言って、日本には移民を受け容れることに何か抵抗があるようだし、移民先としての日本はこの円安で報酬額を目減りさせているから、かつて程の魅力はないように思う。

 

かくなる上は、「毎年、人口が50万人ずつ減り続けても全く困らない国」、「老人大国になっても皆が幸せに暮らせる国」、「そういう国にするために国民に求められる心得」、「そういう国にするために必要とされる企業」、「そんな国は嫌だ、出て行きたいという方が取れる選択肢」みたいな青写真を作成するのはどうだろう。

 


国民には、高齢化をこうして笑い飛ばす心の余裕も必要に違いない。