朝のウォーキングで彼岸花が咲いているのを見付けた。花言葉を調べようとしたら、「ヒガンバナの別名・異名」という解説が出てきて、方言も入れると千以上の名前があると分かった。



曼珠沙華(マンジュシャゲ)、天蓋花(テンガイバナ)、死人花(シビトバナ)、地獄花(ジゴクバナ)、幽霊花(ユウレイバナ)、剃刀花(カミソリバナ)、狐花(キツネバナ)、捨子花(ステゴバナ)、歯欠婆(ハッカケババア)・・・ちょっとおどろおどろしい名前があるのは、田畑だけではなく墓地にも多く植えられたことが理由か。どうやら球根にはモグラやネズミの侵入を防ぐ毒があるらしい。

これら多くの名前から感じ取れるのは、豊かな人々の想像力や発想力だろう。同じ花を見て、ある人は曼珠沙華(天界の花)と名付け、ある人は地獄花と見る。中には、歯欠婆(ハッカケババア)という名前もあるが、これには物語がある。

強欲でケチなお婆さんが彼岸花を買い占め、自分の田んぼの周りをぐるりと囲み、モグラやネズミが近付けないようにしたのだとか。村人が「婆さん、ネズミやモグラがオラたちの田んぼに逃げてきて困ってるだ」と声を掛けると、お婆さんがニヤリと笑い、開いた口から欠けた歯が見えたらしい・・・というのは私の作り話だが、この程度の想像力、発想力じゃダメか(笑)