続いて「実践編」だ。


先生は「若返りに効果があることは三つしかない」と断言される。


【空腹】


お腹がグーッと鳴る。このとき、私たちの体内では「成長ホルモン」が出るのだそうだ。このホルモンは脂肪を燃焼させるだけでなく、筋肉を付けて体型をマッチョにするタンパク同化作用もあるので、基礎代謝もアップする。


更に、「サーチュイン遺伝子」という飢えと寒さにさらされた動物が発現する遺伝子が動き出すのだそうだが、これが動くと寿命が伸びる。1999年、マサチューセッツ工科大学での動物実験で、食餌の量を4割減らしたところ、寿命が1.4から1.6倍長くなったらしい。


【完全栄養】


先生は、私たちの身体を構成している全ての栄養素を、その構成比率と同じ比率で取るのが理想とおっしゃる。そして、私たち人類も含め、脊椎動物の祖先はみな海からやってきたことに触れ、イワシやアジ、シシャモやシラス、小エビなどを「頭ごと、腹ごと、骨ごと」食べるのが良いと勧められる。


もう一つ印象的だったのは、脂肪の質は動物よりも魚の方が良いとおっしゃる点だ。牛や豚は恒温動物だから寒くても体温は一定。なので、脂肪だけ取り出して室温に置くとラードのように固まる。しかし、魚は変温動物で冷たい水の中でも脂肪が固まらない。だから、魚の脂肪の方が人間の身体の中でも固まる心配が少ないという訳だ。


【正しい睡眠】


夜10時から翌2時までが睡眠のゴールデンタイムなのだそうだ。人間には体内時計というものがあり、この時間帯に最も深い眠りができるようになっているらしい。では、深い眠りの間に何が起こるのか。それが「ノンレム睡眠」と呼ばれるもので、脳から成長ホルモンがだくだくと出るのだそうだ。


要は、空腹時と同じ効果があり、脂肪を燃焼させるだけではなく、筋肉を付けて体型をマッチョにし、基礎代謝を上げてくれるのだ。


う~ん、先生の写真を見ながら読むと説得力がある。

しかし、食事の量を6割というのは・・・・来年からにするか(笑)

南雲吉則先生の本だ。

同い年なのに私より若く見える。

コニャローという対抗心・敵愾心から一気に読んだ(笑)


ボルネオ7番のブログ-南雲吉則さん



そして、読んで分かったことは、目から鱗の話ばかりだということ。

ここは潔く「負け」を認めたい。

先生は私がしていないことを沢山されていたのだ。ご立派!


【倹約遺伝子に気を付けろ】


人類も動物同様、地上に登場して以来、エサがなかなか手に入らない環境に長く置かれた。結果として、エサを少しでも食べれば効率よく脂肪を蓄える倹約遺伝子を持っている個体だけが生き延びた。だから、食べる量は少しで良いのだ。この倹約遺伝子を持つ私たちの身体は、食べた分だけ太ってしまうのだ。


【第2の心臓を使え】


第2の心臓とは「ふくらはぎの筋肉」なんだそうだ。心臓は手や足の抹消に向かって血液を送り出すが、抹消にはそれを送り返すポンプがない。そのポンプの代わりをするのが、ふくらはぎの筋肉とのこと。これに対する先生の指示は明確だ。「歩け!」


(続く)

富士山に登ってから一週間経った。


下山した直後は、「もう登ることはないよね」と言い合うほど疲労困憊していたが、どうも時間の経過と共に苦しかった記憶は薄れるものらしい。今、思い出すのは辛かった山道ではなく、美しかった「満天の星」だ。


上りで最も苦しかったのは、7合目を越えた辺りから8号5勺目に到達するまでの間か。緩やかな坂道が一転、急坂の岩場となり、ゴツゴツした溶岩の間を這うように登った。


5合目(2304m)

6合目(2390m) 高低差86m

7合目(2700m) 高低差310m

8合目(3350m) 高低差650m

8合5勺目(3450m) 高低差100m

頂上(3776m) 高低差326m


後で知ったが、7合目から御来光を拝んだ8合5勺目まで750mの高低差があったのだ。酸素が薄くなっていく中、東京タワー二つ分以上を登ったのだ。辛くて嫌になる筈だ。


そういう閉塞感や疲労感から救ってくれたのが息を飲む星空の美しさだった。こんなに多くの星があるとは知らなかった。どこを向いても、ほとんど真横を向いても星が見える。しかも、輝き方がさまざまで、何か私たちに語りかけて来ているかのようだった。


ボルネオ7番のブログ-夜景
(夜景も綺麗だった。一緒に登ったS藤さん撮影)


私はと言うと、そんな星空を見ては馬鹿の一つ覚えのように、「綺麗や(溜め息)」、「何てキレイなんや(涙目)」と独りごとを繰り返していたのだ。


あかん、もう一度、登るかも(^▽^;)