4月7日付の毎日新聞に掲載された記事。


ボルネオ7番のブログ-口は災いのもと


オバマ米大統領がカリフォルニア州のカマラ・ハリス司法長官のことを「抜群にルックスが良い司法長官」と形容し、メディアから「女性の成功と容姿を関連付けるのは男女差別的」と批判され、謝罪に追い込まれたと報じられていた。


そこで、このハリス長官とはどんな女性なんだろうとインターネットで記事を探していたら、彼女の写真が出てきた。一目見て、「キレイな女性だ。オバマ大統領は正しい」と確信した(笑)


ボルネオ7番のブログ-ハリス長官


そのまま記事を読み始めたところ、このハリス長官とオバマ大統領は古い友人で、その日は一緒に民主党の資金集めのパーティに出ていたこと、オバマ大統領はハリス長官の容姿に触れる前に、「彼女は聡明で、献身的で、しかもタフだ。その上、司法長官として求められるものを全て持っている」という最大の賛辞を送っていることが分かった。そこまで褒め称えた上で、資金集めのパーティなら場を盛り上げることも必要だろうと判断し、オバマ大統領はハリス長官の美貌を称えたのだろう。


だから、この毎日新聞の記事は片手落ちだし、そもそもオバマ大統領のスピーチを問題にした米メディアはあまりにも偏屈だと私は思う。美人に美人と言ってどこが悪いのか。言い方が粗野で卑猥ならセクハラにもなるだろうが、美しい花を見て美しいと言うのとどこが違うのか。そう言うと、美人じゃない人に失礼でしょう、みたいなことを言う人がいるが、そう言う人こそ失礼だ。神様は人にそれぞれ異なる才能や特徴を与えているものだ。


赤ちゃんのときから、可愛らしい赤ちゃんは「かわいいですね!」と言われ、可愛くない赤ちゃんは「元気そうなあかちゃんですね」と言われるように、古くからちゃんと創意工夫と配慮がなされてきた(笑) 要は、「褒める」というのは誰にでもできる素晴らしい行動で、コストが掛からない割にはものすごく喜んでもらえる贈りものだとも思うのだ。だから、一目で分かる美人には取りあえず美しいと褒め、一目で美人ではないと分かる人には時間を掛けて良い点を探すというのはどうか・・・・と妻に話したら、「そういうことを言う人の為に、口は災いのもとという諺があるの!」と叱られた(笑)


そう言えば、子供の頃から母親に、「アンタは口で失敗する」と良く注意された。そして、この予言は本当に良く当たり、今も当たり続けている(苦笑)

2012年度の貿易収支は2年連続の赤字で、その額は8兆1699億円なんだそうだ。ちょっと見当の付かない数字だが、仮にこれを1億人の国民で穴埋めするとしたら、一人ひとりから8万円ずつ集める勘定になるのだから、とてつもなく大きなお金だと言える。欧州や中国向けの輸出が減り、逆に、原子力発電に代わる火力発電用の燃料輸入が増えたことが赤字の原因らしい。


では、日本からこれだけのお金が消えてしまったのかというと、そういう単純な話ではなく、所得収支と呼ばれる金利や配当による収入が大きくなっている。例えば、2011年度の貿易収支は4兆4000億円の赤字だが、所得収支は14兆2000億円の黒字で、貿易赤字を補って余りある所得収支があった訳だ。平たく言えば、労働ではなく、資産が稼いでくれているのだ。


さて、この話とはスケールもレベルも比較にならないが、私の仕事であるライセンスビジネスも商標という資産の運用で稼ぐのだから、どちらかと言えば、所得収支に近いものだと思っている。ただ、お金の価値は一定だが商標の価値は必ずしも一定とは言えない。


お客様がお金を払ってでも使いたいと思って下さる商標でないと成り立たないビジネスだから、知名度や好感度が高かったり、その商標を使うことで高い価格設定や新しい顧客開拓が可能になるという実利的なパワーが商標に求められる。私がラッキーなのは、長年に亘る先輩社員の努力や会社の投資のお陰で、そういうパワーのある商標が数多く手元にあるということだろう。


資産にはお金もあれば商標もあるし、不動産も場所によっては重要な資産になる。そういう資産の運用で稼げる国家や企業は実に恵まれていると思う。ただ、商標が資産になるまでには相当の投資と努力が必要だったのと同様、日本が所得収支で稼げるまでには相当の貿易黒字が必要であったと思う。そういう意味で、2年連続の貿易赤字は大いに気になるニュースだし、現在の円安が貿易収支にどう影響するのか、目が離せないと思っている。


WWDというファッション紙がある。

Women's Wear Dailyの略で、主として動きが早く、変化も大きい女性ファッションを取り上げている。その中に、「全国制覇段階に入ったグローバルSPA」と題する辛口の記事があった。


1995年、日本に上陸したGAP、これに続く1998年のZARA、2008年のH&M、2009年のFOREVER21など外資SPAが着実にアパレル市場でシェアを拡大していると紹介している。彼らの売上を合計すると、2007年の900億円が2012年には1500億円に成長しているのだとか。


更に、ユニクロもグローバル展開しているので、これら外資SPAだと定義すれば、2009年は5100億円、2012年は7700億円の売上となり、アパレル専門店市場の28%のシェアを奪われていると説明している。止めは韓国企業やシンガポール企業の日本上陸も決まっていることで、これら外資SPAが日本市場で拡大を続けるのは「国内勢の無気力と無策」と結んでいる。


ボルネオ7番のブログ-イオンとユニクロ
(これは毎日新聞の記事。「値上げは容易ではない」

というユニクロ柳井社長とイオン岡田社長の言葉を紹介)


批判されている側からすると、コニャローとも言いたくなる内容だが、確かに、長く続いた円高や百貨店の低迷から日本勢の経営環境が大きく変わってしまい、対応が後手後手に回ってしまったことは否めない。ただ、勝負はこれからだと思う。


今回のアベノミクスで大量のお金が市場に投入される。私はそれが簡単に消費市場に回るとは思っていないが、株や不動産などの資産バブルや円安に起因する一部商品の値上がり、そして新しい産業やビジネスの誕生など大きな変化が起こると思う。それは外資SPAにとっても初体験のはずだ。


当たるかどうかは分からないが、私も「こうなる」という前提の下で仕事に取り組んでいる。5年後には、「6割は当たったか」と振り返りたいと切に望む。