坂田さんが大阪体育大学の監督に就任され、5年目のシーズンを迎えられたときのエピソードが出てくる。関西大学Aリーグの試合中にある選手が倒れる、それを見た坂田さんが、「放り出せ!早く代わり入れ!」と大声を出されたとき、「放り出せとは、なんてこと言うんや!」とそれを諌めた方がおられるのだ。


声の主は、坂田さんが高校生の頃から取材をしておられた読売新聞の伊勢武夫さんという方で、更に続けてこうおっしゃったそうだ、「お前のチームの選手が倒れているんやないか、なんで行ってやらない。選手は戦っているんやで」。


坂田さんはこの一言で目覚め、選手をロボットのように扱ってきたのではないかと反省される。そして、それ以後は人間を育てることが監督の仕事だと思うようになられたそうだ。この逸話でも感じるのは、やはり坂田さんには人の言葉を素直に受け容れる力があるということだ。


そして、その4年後の1985年11月17日、大阪体育大学は同志社大学を破る。その朝のエピソードが出てくるのだが、緊張感を持って練習場に行こうとしたら、選手の一人がグランドをバックに写真を後輩に撮らせていたそうだ。それにムッとした坂田さんが、「試合前にチャラチャラしたことするな」と叱ったところ、選手から、「これは親に遺す形見の写真です」と真剣な表情で言われたそうだ。選手たちは命がけで勝とうとしていたのだ。


何度も胸にグッと迫ってくる箇所があったが、ここでは目頭が熱くなった。間違いなく、坂田さんの選手を愛する気持ちや勝負に賭ける執念が選手たちにちゃんと伝わっていたということだろう。


(続く)

坂田好弘先輩は洛北高校、同志社大学、近鉄、日本代表のラグビーチームでウィングとしてプレーされ、その後、単身留学されたニュージーランドではカンタベリー州代表、ニュージーランド学生選抜にも選ばれたというスーパースターだ。私よりも13歳年上で、私が同志社中学でラグビーを始めた頃には既に伝説の人だった。


現役を引退された後は、大阪体育大学ラグビー部の監督として学生の指導に当たられ、関西大学Aリーグで5度、優勝に導びくとともに、多くの日本代表選手や指導者を育ててこられた。そして、最後のシーズンとなった2012年には、IRB(国際ラグビーボード)のラグビー殿堂入りを果たしておられる。そういうスゴイ人なのだ。


その坂田さんが本を出された。「心で見る」というタイトルだ。


ボルネオ7番のブログ-坂田さん



坂田さんの名前は、大学に入ってから岡先生から何度も聞かされた。岡先生は、「坂田はな、真っ直ぐ走れるから、凄いウィングなんや」とおっしゃっていたのだが、坂田さんご自身がそのことを書いておられた。


「大学時代、岡さんにラグビー人生を左右する言葉を投げかけられたことがある。1年生の夏合宿、部内マッチでのことだ」と坂田さんは振り返っておられるが、ボールを持った坂田さんを猛然と追ってきた相手側のキャプテンを坂田さんは瞬時に左方向にステップを踏んで外すと、右手で顔をハンドオフして地面に突き落とす。そして、そのまま独走トライを上げ、意気揚々と引き揚げてきたら、岡先生に怒鳴り飛ばされたというのだ。


「坂田!ウィングは真っ直ぐ走れと言ったやないか。お前、いま逃げたやろ、真っ直ぐ走れ!」・・・が岡先生の言葉だったらしい。坂田さんは岡先生の言葉に衝撃を受けられるが、これがきっかけとなり、その後の大学4年間は「いかに真っ直ぐ走るか」がテーマになる。まさか岡先生が言い出しっぺだったとは知らなかったが、この言葉から坂田さんはチェンジ・オブ・ペースやクロス・ステップという技術を編み出し、やがてこれらを駆使してトライを重ねられるのだから、坂田さんが持っておられた最大の武器は素直さと好奇心だったのかも知れない。


その他、なるほど、そうやったんか・・・・と深く頷いたり、静かに感動したりという逸話が続く。そのいくつかをご紹介したいと思う。


(続く)

インドの友人から、もっと強烈なジョークが届いた。


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96歳、94歳、92歳の三姉妹が同居している。ある夜、96歳の長姉が風呂に湯をため、片足を湯船に入れたところで動きを止め、こう叫ぶ、「あれっ?私ってお風呂に入るところだったのかしら?それとも、お風呂から出るところだったのかしら?」


それを聞いた94歳の妹がこう言い返す、「そんなこと分かる訳がないでしょ。とにかく、今、見に行ってあげるから待ってなさい」。そう言いながら階段を昇り始めた94歳の妹が途中で立ち止まり、こう叫ぶ、「あれっ?私って階段を昇るところだったのかしら?それとも、階段を降りるところだったのかしら?」


キッチンのテーブルに座り、お茶を飲んでいた92歳の妹は、姉二人の騒がしい会話を聞くと頭を振り、「あぁ、こうはなりたくないもんだわ」と呟くと、ドアをノックするかのようにテーブルをコンコンと叩く。そして、姉二人にこう叫ぶ、「今、二人の様子を見に行ってあげるから、大人しく待っているのよ。ただ、誰かがドアをコンコンとノックしたみたいだから、誰が来ているのか見てから行くね」


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大笑いしたが、その後、いずれ僕もこうなるのかなと思い・・・・あれっ?僕は何を書こうとしていたんだっけ?(笑)