"Alcohol may be man's worst enemy,

but the bible says love your enemy."

(Frank Sinatra)


ボルネオ7番のブログ-フランクシナトラ


訳すとこんな感じだろうか。


「アルコールは人間にとって最悪の敵かも知れない。

しかし、聖書は、汝の敵を愛せ、と言ってるじゃないか。」

(フランク・シナトラ)


聖書まで持ち出すとは・・・・盗人猛々しいとはこのことだろうが、見事な切り返しだ。一体どこからこんなにウィットに富んだ台詞が出てくるのか。そんなことを考えていたら、「007」のジェームズ・ボンドも絶体絶命のピンチなのに笑顔とユーモアを失わず、洒落た台詞を吐いていたことを思い出した。


ひょっとすると、困ったことは起きない、どこかに抜け道がある、必ず何とかなる、という信念や自信がユーモアの源泉で、そういう人柄だからこそ人々のヒーローになったり、回りの人を明るくしたり笑わせたりできるのかなと思った。


私はお酒が飲めないから、お酒は本当に最悪の敵で、とても愛することはできない。しかし、お酒を飲める人のことは愛そうと思う。目指せ、一級酔っ払い介護士(笑)


時事ドットコムが1964年の東京オリンピックを取り上げ、20問の「東京五輪問題集」を掲載していた。前回の東京オリンピックは私が小学校3年生のときに開催されており、私もテレビの前で熱狂した少年の一人だ。


女子バレーボールの「東洋の魔女」、重量挙げの「三宅兄弟」、マラソンの「アベベ」、柔道の「ヘーシンク」、そして女子体操の「チャスラフスカ」と、今も記憶に残る選手たちがいる。そういう選手たちとともに、開会式の国立競技場で、聖火を手に長い階段を聖火台まで駆け上がった選手がいたことを覚えている。


ボルネオ7番のブログ-1964東京オリンピック


坂井義則さんという方だ。当時は早稲田大学競争部の1年生で、オリンピック出場を目指しておられたが、残念ながら予選敗退。しかし、坂井さんが広島のご出身で、まさに原爆が投下された1945年8月6日のお生まれであることから、最終聖火ランナーに選ばれたという経緯があるらしい。


ある外国人記者はそれを聞かされ、「アトミック・ボーイ(原爆の子)が今、平和の灯をともした」と書いたとのこと。当時は東西冷戦が激化し、米ソが核開発競争を繰り広げていた時期かと思う。そういう時期だからこそ、日本はオリンピックという平和の祭典への期待や、原爆という恐ろしい武器への恐怖を世界に訴えたかったのかなと思う。


日本は世界で唯一の被爆国だ。又、平和利用であった筈の原子力発電で事故を起こし、今もその処理に追われている。そういう日本がオリンピックを通して世界に発信するメッセージは何なのか。それが経済効果や景気回復のきっかけでしかないなら、日本は世界の笑いものになるような気がする。

2020年オリンピックの東京開催が決まった。


福島の汚染水問題が世界各国のマスコミに取り上げられ、東京招致は難しいと思っていただけに意外な結果となった。ただ、日本にとっては良いニュースだ。経済効果とか、国民に夢を与えるとか、そういう類の話ではなく、安部首相が「安全」を約束した限り、国家として万全の対策を講じざるを得なくなった。それが良いニュースだと思える理由だ。


福島の原発事故は、東京電力という一企業の手に負えるものではないだろう。又、国が対応するとしても、省庁という縦割りの組織や権限が邪魔をするに違いない。しかし、世界に対して「安全」を宣言し、オリンピックが開催される2020年という期限まで明確となった以上、もう後には退けないと思う。日本が世界からの信頼をつなぎ留めるには有言実行しかないだろう。


昔から日本は外圧に弱いと言われてきた。貿易摩擦や貿易不均衡がクローズアップされる度に外圧を受け、外圧を受けると日本人は全体的に大人しくなり、解決に向けた現実的な着地点を探し始めたように思う。その点、今回の安部首相は自ら外圧を呼び掛けたようなものだ。それはそれで立派だと思う。


禁煙するときには禁煙を宣言して退路を断った。ダイエットするときにもダイエットを公言し、後に退けなくした。有言実行が眠っていたパワーを引き出すことに疑問の余地はない。これを契機に安全な日本を取り戻して欲しいと思う。