任天堂の山内前社長が亡くなられた。


私が子供の頃の任天堂は花札やトランプを作る会社だったから、工学部出身の兄が任天堂に入社すると聞いたときは、てっきり工場にある機械の保守をやるんだと思ったものだ。今になって思えば、その頃から任天堂は新しい分野への挑戦を始めておられたのだろう。


山内前社長は任天堂という会社を大変身させるだけではなく、ゲーム産業という一つの産業を作り上げられた偉大な方だ。さぞかし、華々しい戦績をお持ちの方なんだろうと思い、さまざまな人が書いておられた関連記事を読ませてもらったが、新しい事業への挑戦は失敗と撤収の連続で、倒産の危機も何度かあったらしい。しかし、それでも、新しいことを始めないと未来はないという固い信念をお持ちだったそうだ。


アベノミクスでお金は市場にどんどん供給されるはずだから、私たちがやらなくてはならないのは、山内前社長が挑戦をし続けられたように、なにか新しい事業を考え、始めることなのかも知れない。任天堂の社名は「天に任せる」と読めるが、山内前社長は決して「国に任せる」とはおっしゃらなかったように思う。


合掌


ボルネオ7番のブログ-white rose

貿易収支が14ヶ月連続の赤字となった。


かつては巨額の「貿易黒字」を叩かれ、アメリカで日本製のラジカセや自動車がハンマーで壊されるというショッキングなパフォーマンス映像が日本のTVニュースに流された。「隔世の感がある」とは正にこのようなことを言うのだろう。


円安になれば輸出が増える、は間違いではないのだろうが、一方では輸入コストが上昇し、価格が高止まりしている原油の輸入などで輸入額が増えている訳だ。ものごとは簡単ではないし、例えば原油の円建て価格が高くなってしまったことを考えると、円の価値が下がることのダメージを無視できなくなる。


アメリカは金融緩和縮小を見送ったし、日本も負けじと金融緩和を継続する。しかし、この金融緩和とは分かりやすく言えば「紙幣の大量生産」なんだから、時には大量生産されてしまった野菜や食品や靴下がどうなるのか思い出すべきだろう。


貿易収支は赤字でも、日本にはまだ配当や金利という所得収支がある。ただ、この所得収支の源は貿易黒字があって獲得できた海外の資産だ。そう考えると、単純に円安を是認することの危うさを感じてしまう。

私たちの年代には、「宇宙大作戦」と言った方が馴染み深いか。


ボルネオ7番のブログ-スタートレック


「宇宙大作戦」はテレビの人気番組で、カーク船長やミスター・スポックがピンチに陥るとドキドキし、知恵と勇気でピンチから脱すると心からホッとしたものだ。当時の少年からすれば、遥か遠い宇宙も、その宇宙を駆け抜ける宇宙船も、そして困難を克服しながら冒険を続ける乗組員も、すべて憧れの対象だったのだろう。


そういう私が映画「スタートレック」を見ると、「カーク船長はちょっと軽すぎない?」とか、「情にほだされるミスター・スポックは一体どうしたの?」という違和感を感じてしまうのだが、カーク船長を演じたクリス・パインは1980年の生れの33歳、まさに私の子供の年代だから、無意識に子供を見るような感覚で彼らを見てしまったのかも知れない。


一方、宇宙大作戦でカーク船長を演じたウィリアム・シャトナーは1931年の生れだから、まさに私の親の年代だ。子供だった私は、父を見るような感覚でカーク船長やミスター・スポックを見て、その冷静沈着ぶりに大人を感じていたのだろう。では、私自身は子供たちからそういう大人に見られているのかどうか・・・・考えるほどに自信を無くした私は、エンタープライズ号のように「ワープ」して逃げ出したくなったのである。あぁ、あのワープの機能だけ欲しい(笑)