「今年の漢字」が発表された。

京都清水寺の本堂で、森清範貫主が揮毫されたその漢字は「輪」であった。少し意外な気もしたが、2020年の東京五輪招致に成功したことや、復興の輪が再確認された一年だったと言われると、なるほどそうかという気がしてきた。

ちなみに、過去の「今年の漢字」にはこういう漢字が選ばれている。

2008年 「変」
オバマ次期大統領が We can changeと呼び掛け、一方、リーマンショックで株価が暴落した。
2009年 「新」
自民党から民主党への政権交代があった。
2010年 「暑」
各地で記録的な猛暑があった。
2011年 「絆」
東日本大震災があり、家族や仲間の大切さを知った。
2012年 「金」
五輪でメダルラッシュがあった。又、金環日食が観察された。

アルファベットでは出来ないことだから、漢字の奥の深さを感じさせる行事でもあると思う。そんなことを考えていたら、「私の今年の漢字」は何だろうと気になり出した。

2011年の東日本大震災で私が思い知らされたのは「想定外のことが起こる」ということや、「人間は無力」ということだ。私は文字通り茫然自失してしまったから、「茫」が相応しいかも知れない。

2012年は三女が社会人となり、長年払い続けてきた授業料から解放される年となった。私は解放感から糸の切れた凧となり、富士山に登ったり、川遊びに出掛けたり、スカイダイビングに興じたりした。漢字で表せば「浮」だろうか。

2013年、すなわち今年は去年の緩んでしまった精神に喝を入れ、明確な目標に向かって踏み出す年になったように思う。そういう意味では「攻」だろうか。幸運なことに、仕事の面でもプライベートの面でも充実した一年になっているように思う。

さて、来年はどのような年になるのだろう。
自分の思い通りになるほど世の中甘くはないだろうが、「休」や「眠」や「怠」や「惰」は避けたいと思う。それから、せっかくスリムになったので「太」も避けたい(笑)


残念だが、同志社が筑波に完敗した。


ゲームを象徴するシーンは前半25分から32分の攻防で、筑波ゴール前のラインアウトから同志社が攻めるが、連続攻撃を仕掛ける度に筑波のディフェンス網に押し返されて行った。又、この間にラックやモールから同志社に出たボールは明らかに筑波のプレッシャーを受けており、生きたボールとは言えないものだった。同志社フィフティーンからすれば、厚くて重い壁に押し戻されていくような圧迫感を感じていたのではないか。しかし、これこそが対抗戦グループ上位校にとっては当たり前のディフェンス網なのだと思う。


数は少ないが、同志社らしい攻撃の場面もあった。前半35分、スローフォワードの反則を取られはしたが、CTB林が作ったポイントから出たボールを、SO長井が後ろから走り込み真横に並んだNo.8にパスをして突破を図っている。決まっていれば大きくゲインできたプレーだった。


又、38分には筑波ゴール前左のスクラムから同志社は右ラインにパスを回し、逆サイドWTBの宮島がライン参加して均衡を崩し、最後は右WTB松井がトライを決めている。これはセットプレーからのトライであり、前に空間さえあれば同志社の切れ味が増すことを証明したように思う。


一方の筑波だが、攻撃は理詰めでオーソドックだったように思うが、ボールをもらう選手にスピードがあり、フォローも厚いことから実に重そうに見えた。同志社も真面目にタックルには行くが、筑波の勢いを殺すほどのシャープさはなく、受け止めながら後退するという感じだったように思う。


対抗戦グループで、帝京はその筑波をノートライに抑えているし、早稲田、慶應義塾とも筑波からは2トライしか取られていない。やはりディフェンスの前に出るスピードと厚みを同志社を始めとする関西勢は研究すべきなのかなと思う。特に、セットプレーではなくラックやモールからのディフェンスのスピードと厚みに大きな差があったように思う。


京産大を除いて関西勢は全敗となったが、関西1位、2位である同志社と立命館が敗れたのは実に悔しい。立命館は関西では最も多くの得点を上げたチームだが、慶応義塾から22点しか奪えなかった。その慶応義塾は早稲田からは69点、帝京からは75点を対抗戦グループで奪われている。その後、慶應義塾の奮起があったことは間違いないだろうが、この得点差も気になるところだ。


同志社は来週、流通経済と対戦する。

さて、どのように戦うのだろう。


同志社は筑波と対戦する。


対抗戦グループの7戦で304得点を上げ、失点は67点という実力校だ。昨シーズンは帝京大と大学日本一を争っている。一方の同志社は関西Aリーグの7戦で222得点、失点は124かと思う。因みに関西Aリーグの上位校の総得失点は次の通りだ(いい加減な計算なので間違っているかも)。


●立命館 292点、124点

●同志社 222点、124点

●京都産業 168点、145点

●関西学院 212点、159点

●大阪体育 174点、189点


対抗戦グループに比べると失点が多く、リーグ戦グループと比較すると得失点差が小さいという感じだろうか。実力に差がないと言えばそれまでだが、関東の上位校に比べると勝負に対する執念や拘りにまだまだ差があるような気がする。


ここからは得意の身贔屓になるが、その執念や拘りがどうも欠乏症気味なのが我が同志社ではないかと思う。昨シーズンも同志社は関西Aリーグで各校と「接戦」を演じ、僅差で敗れるゲームを多くしているが、同志社は「対戦相手の実力に合わせて出力できるチーム」、言い換えれば、「相手の実力に合わせて出力してしまうチーム」なのではないか。


一昨年の帝京大との接戦にしても、「帝京大に油断があった」という人がいたけれども、ラグビーは80分間戦うゲームで、スクラムとラインアウトの回数を考えても、何度も立て直せる機会のある競技だ。あのゲームでは同志社が実力を発揮し、帝京の実力を抑え込むことに成功したのだ。その元は何かというと「ディフェンス」だ。


タックルほど他のプレーヤーの士気を高めるプレーはないし、士気を高めるだけではなく、ディフェンスと言いながら実は地域をゲインできるのがタックルだ。筑波大のゴールラインまで行けば良いのだから、是非タックルで地域を稼ぎ、その前に出る勢いを利用してアタックを加速し、筑波大のゴールラインを突き破って欲しい。


頼むぞ、同志社!