8分に同志社はトライを奪われるが、これも一人目のタックルが甘く、流経にボールをつながれている。ゴールも成功して21ー19。これは大きなタックルミスだと考えるべきだろう。その直後の9分、同志社は右オープンに展開し、何かを期待させる雰囲気が十分にあったと思うのだが、ここで痛恨のパスミス。そして、11分にはラインアウトから流経に後半二つ目のトライを奪われている。

二つのミスが無ければと悔やまれるところだが、依然として同志社ペースは変わらない。15分から18分まで同志社は積極的な連続攻撃を見せるし、20分には西林がこの日二つ目のトライを上げている。このトライはペナルティからの攻撃だったし、同志社には未だ追い風が吹いていたように思う。ゴールは決まらず26ー29。多分、この時点で不安を大きく感じていたのは流通の方かと思う。

その直後の22分、流経の右プロップが一人シンビンとなる。流経の不安は一層大きくなったことだろう。結果を知らなければ、「勝てる」と私も思ってのではないか。しかし、その後の同志社が全くピリッとしない。24分には同点にできるPGのチャンスがあったがこれを外す。私は「痛い」とメモし、その後は何もメモすることなくノーサイドを迎えている。

勝てたゲームだと私は思っている。リーグ戦グループの覇者、流通経済が弱いと言っているのではなく、誰が見てもこの日の流経は調子が悪かった。しかも、関西の土やレフェリングに慣れないのか、ゲーム早々から反則やミスを繰り返し、勢いに乗ることができなかった。同志社からすれば、付け入る隙が沢山あったし、畳み込めるチャンスが何度かあったように思う。

では、何が敗因か。一つひとつを取り上げれば小さなミスだったかも知れないが、その連続で同志社は幸運を逃したのだと思う。例えれば、両手ですくった水が指の隙間からこぼれ落ちるような、そういう静かでやるせない自滅だったように思う。結果を知ってから観戦してもこれだけ悔しいのだから、選手たちもさぞかし無念に思っていることと思う。お前ら、この悔しさ忘れるなよ!

22分、同志社ゴール前からの連続攻撃で最後はSH大越が抜けるが、これが孤立し、ボールが出なかった。メモには「もったいない」と書いている。


27分、同志社ゴール前でSH大越がタッチに逃れようとしたキックがNo.8西林に当たってしまう。大越にしては珍しいミスだと思うが、TVで見るより流経のプレッシャーがきつかったのか。


29分、同志社ボールのラインアウトで「ノットストレート」の反則。

31分、同志社ボールのラインアウトで再び「ノットストレート」の反則。

33分、同志社ボールのラインアウトでボールを取れず。

34分、同志社ボールのスクラムでボールがきれいに出ず。

35分、同志社ボールのラインアウトでボールを取れず。


セットプレーの失敗や苦戦は尾を引く。これはいよいよ苦しいゲーム展開になっていくのかな、と覚悟を決めようとしたその瞬間、No.8の西林が嫌なムードを払拭するかのようなトライを37分に決める。ゴールは不成功だったが、同志社が逆転に成功し、16-12と再びリード。そしてハーフタイムの笛。


「負ける気がしない」・・・と私はメモしている(笑)


そして、後半が始まるが、4分、同志社は流経ゴール前のラインアウトからの攻撃でSH大越がトライを決める。これもゴールは不成功ながら、スコアは21-12の9点差となる。ここでもう一つ取れば・・・と思えるほど、後半のスタートも同志社ペースだったように思うのだ。


(続く)

観戦記を書けなかったのは、ゲームの当日に用事があって観戦できなかったからだが、もし観戦していたとしても、しばらく書く気がしなかったろうと思う。正直言うと、気が抜けてしまった。

結果を知ってからの観戦(12月18日)なので、「負けた理由を探すぞ!」と意気込んでの観戦となったが、キックオフ早々から流経はペナルティを取られ、その二つ目で同志社WTB宮島がPGを決め、明らかに同志社ペースでゲームが始まっている。

「これが負けゲーム?」

確かにその後の同志社の連続攻撃では次第に同志社の頭数が流経より少なく見えたり、同志社CTB林が抜けているのにボールが出なかったり、少し不安に感じるシーンがあるにはあったが、とにかく流経にミスや反則が続出して同志社ペースは変わらない。9分には再び宮島がPGを決め、6ー0とリードする。

しかし、12分に同志社は呆気なくトライを奪われる。その起点となったのは流経No8の突進だが、No8が抜け出た瞬間、私は「ボケッ、なにしとんね!」と叫んでしまい、家族の顰蹙を買っている。あれは止められたし、それが無理だったとしても、一人目がタックルに飛び込んでいれば勢いは止められたし、進む方向も制限できたのにと思う。この「一人目」は深く反省すべきだ。

14分、フランカーの田淵が流経の大型フランカー、リサレの足元にタックルを見舞っている。その直後の同志社ボールスクラムから、CTB木村のパスを受けた林がそのままゴールまで突き進み、トライを上げている。木村のパスのタイミング、林の走り抜けたコースが良かったのだろうが、私はその前の田淵の果敢なタックルが流れを変えたと思っている。鋭いタックルは敵を怯ませ、味方を鼓舞するプレーだからだ。

ゴールは不成功だったが、これで11ー5。
「これが負けゲーム?」と再び思ってしまった(笑)
しかし、その後、ちょっと気になるシーンが続いて出て来る。

(続く)