千葉の取引先を訪ね、商談を終えて駅に向かおうとして定期入れがないことに気付いた。ジャケット、パンツ、オーバーのポケットに順番に手を入れる私を見て、お取引先も一緒になって心配下さったが、「駅に届いているかも知れませんよ」という声に励まされ、ともかく取引先を出た。

駅に向かう途中で思い出した話がある。20年程前、仲良くなったイタリア人から「日本というのは素晴らしい国だ」と言われた。何故そう思うのかを尋ねたら、「電話ボックスに置き忘れた財布が戻ってきた。こんな国はない」と言う。その通りかも知れない、とその時は思ったが、それから日本も大きく変化している。果たして、定期入れは戻ってくるか?

財布

戻ってきた(^O^)/

戻ってきたから言えるのだが、実はこの定期入れ、三女が初めてもらった給料で買い、プレゼント してくれたものだ。無くしたことを伝える場面を想像しただけで胸が痛んだから、本当にホッとした。拾って下さった方、有難うございました。