掃除機が壊れた。
どうやら今年はいろんなものが壊れる年のようだ。身体だけは壊さないようにしないと(笑)

そろそろ買い替えの時期かな、と話していたら、娘が「ルンちゃんを使ってみたら?」と週末に貸し出してくれた。ルンちゃんとはお掃除ロボット「ルンバ」のことだ。早速、リビングに持ち込み、動かしてみた。

るんば

最初はモーター音を響かせながら黙々と働くルンバを微笑ましく眺めていたのだが、やがて壁にぶち当たって次に進む方向を探し、今度は家具の脚に行く手を阻まれ立ち往生するルンバを見ている内に、ロボットというより何かしら生き物を見ているような気持ちになってきた。娘が「ルンちゃん」と呼んでいる理由が分かったような気がした。

更に眺めている内に、まるでルンちゃんが若かりし頃の自分自身のようにも思えてきた。私もこうやって壁にぶち当たり、行く手を阻まれ、その都度、周りの人に教えられたり助けられたりしながら大人になってきたのではないか。しかもルンちゃんは、お仕事が終わるとちゃんと自分で元いた場所に戻るのだ。何といじらしい。掃除させるのが可哀想になってきた(笑)
給湯器が壊れた。

寒い日が続くのにお湯が出ない。入浴も出来ない。床暖房も使えなくなった。便利で快適な暮らしをしていると、こういうときに抵抗力や野性を失っていることに気付く。何とかしなければならないのはお風呂だが、給湯器が相当傷んでいるらしく、修理の見通しが立たない。さぁ、困った!

しかし、普段「失うものがあって得られるものがある」とか「ピンチは変化できるチャンス」とか偉そうに言っている手前、何とかピンチを乗り越えないといけない。という訳で、取りあえず「都内、銭湯」で検索してみたのだが、予想を超える多くの銭湯が出てきてビックリした。

最も驚いたのは表参道に銭湯があったことで、しかも小洒落たHPまであるではないか。
「清水湯」http://shimizuyu.jp/index.html

清水湯
(外観もお洒落!)

早速、今夜、出掛けてみたのだが、脱衣所もお風呂もきれいに整備され、居心地が大変良かった。お風呂はジェットバス、高濃度人工炭酸泉、微細粒気泡湯、と自宅では味わえないものばかりで、順番に入ったり出たりしている内にすっかりリラックスしてしまった。これで450円は安い。

場所柄か、お客さんにお洒落な人が多かったのも印象的。給湯器が壊れたお陰で思わぬ展開となったが、ひょっとすると、ピンチは新しい入口があることを教えてくれるものなのかも。

八坂神社から知恩院に抜ける道の途中に「いもぼう平野屋本店」がある。直ぐそばに「いもぼう平野屋本家」というのもあってややこしいが、我が家は「本店」さんの方を贔屓にしていたように思う。ちょっと隠れ家的な佇まいで、美しい女性とでも行けばサマになるのだろうが、そんなことが叶う訳もなく、京都に住む兄と二人でお邪魔した。見咎められる心配はなかったが、色気も全くなかった(笑)

いもぼう

これが「いもぼう」だ。おいもは柔らかく、表面はねちねち、中はほくほくという感じだろうか。一口目も二口目も三口目も美味しい。棒鱈の方は、一度は乾燥させたものだから、水に浸け時間を掛けて戻しても歯応えのある食感が残っている。しかも、長時間煮るので骨までさくさくと食べられる。その異なる食感がたまらなく美味しい。あぁ、書いている内にもう一度食べたくなってきた(笑)

いもぼう

いもぼうを中心に様ざまなお料理がセットになった定食が準備されているが、私はここの「だし巻き玉子」も大好きで、必ず食べさせてもらう。艶やかな表面、しっとりした中身、噛むうちに口の中にじわっと広がってくるお出汁の味。あぁ、これももう一度食べたくなってきた(笑)

出し巻き卵

健康であれば、こうして大好きなものを食べられる。健康に感謝。そして、ご馳走してくれた兄に感謝。同じ血が流れている筈だが、兄は温厚で、不平や不満、人の悪口を言うのを聞いたことがない。私より先に生まれているから、両親の良いところを先に取ってから生まれてきたのだろう(笑)

お店を出るとき、海老芋が飾ってあることに気付いた。デカイ!

海老芋