同僚から不思議な話を聞いた。

彼女の弟さんには3才になる息子さんがいる。その男の子が、伯母さん(お母さんのお姉さん)のお腹を指差し、「赤ちゃんがいるよ!」と言ったのだそうだ。伯母さんに心当たりはないし、あまりに唐突な発言だったので、その場に居合わせた大人たちは顔を見合わせ、苦笑するしかなかったらしい。

ところが、しばらくして伯母さんは体調の変化に気付く。そして、病院で検査を受けた伯母さんは妊娠していたことを知らされる。伯母さんは驚き、そして、甥っ子の言ったことを思い出し、不思議な感覚に包まれたというのだ。これは偶然か、はたまた男の子には実際に見えたのか。確かめようがないが、3才まではお腹の中にいた頃の記憶が残っているとも聞くから、男の子は実際に見たのだと私は思う。

その後の同僚との会話。

ボル 「その子と会わせてよ」
同僚 「会ってどうするんですか?」
ボル 「僕のお腹も見てもらう」
同僚 「はぁ?」
ボル 「腹黒くない、悪だくみがない、真っ白と言うに違いない」
同僚 「で、次に頭を見てもらうんですよね」
ボル 「そう、こっちも空っぽ~、なんてね」
同僚 「キャハハ、自分で言っちゃいましたね」
ボル 「コラ~ッ!」
「花子とアン」を毎朝見ている。

先週(第5週)は修和女学校の大文学会があり、花子たちが「ロミオとジュリエット」を上演したのだが、仲間由紀恵が上演前の神経の高ぶった蓮子を演じ、その後、上演が始まると見事なジュリエット役を、端折らずに言うと、蓮子だからこそ演じられるジュリエットを見事に演じた。その切り替えの早さとその人物になりきる演技力には驚くばかりで、さすがプロは違うと感心した。ただ、これは今日のテーマである「きんつば」とは関係なかった。最初から脇道にそれてしまった(笑)

「きんつば」が出てきたのは今週(第6週)だ。出版社でアルバイトをする花子が描かれ、初めて翻訳を仕事として経験したり、将来、結婚することになる相手の男性が出てきたりと重要な週になるのだが、初めて稼いだアルバイト料で花子は蓮子のために「きんつば」をおみやげに買って帰る。その包みを見た瞬間から、頭の中が「きんつば」だらけになってしまった(笑)

中田屋

義理の父は金沢の出身で、子供の頃から義父に連れられ金沢に出入りしていた妻には贔屓の和菓子屋さんがある。その妻が「きんつばなら中田屋」と力強く断言するので、早速、都内で買える場所を探し、仕事の帰りに東急東横店地下のフードショーで買ってきた。

中田屋のきんつば

きんつばの「つば」は刀の鍔(つば)から来たとのこと。元々は丸い形で、刀の鍔に似ていたのだろう。しかし、中田屋のきんつばは四角形だ。いよいよご対面。

きんつば

上品な甘み。ほのかな塩味で一層甘みが口にひろがる。パリッとした表面。丁寧に焼かれているのが分かる。小豆の食感も快く、幸せな気分で頂けた。花子さん、ありがとう!
会議が終わった後、10才も年下の同僚から「ボルさん、顔に出過ぎ」と注意された。会議で出た議題の一つに「そんなことがあって良いものか」と憤慨したのだが、その思いが顔に出ていたらしい。一言も意見は言わなかったが、顔が十二分に意見を言っていた訳だ(笑)

ポーカーでは、手の内を読まれないことが重要で、そのためには感情を全く出さないポーカーフェイスが有利とされた。私には到底無理な話だが、友人の中には何人かそれができそうな男がいる。ただ、ポーカーフェイスと言えば聞こえが良いが、早い話、大嘘付きではないか(笑)

そうは言うものの、良い大人が感情をコントロールできないのは問題だし、仕事をする上でも不利に働くことの方が多いだろう。そう思って、しばらく落ち込んでいたのだが、急に「ま、いいか」と思えてきた。そんな私でも信頼して仕事を任せてくれる人がいるし、手伝ってくれる人もいる。その上、一緒に喜んだり怒ったりしてくれる仲間までいるではないか。ということは、私の感情が手に取るように分かって、却って安心という人もいるのだろう。何より、定年まであと僅かで、これから欠点を直すくらいなら、長所を更に強力にした方が良さそうだ。

人間、居直ると強い(笑) 今度は、ポーカーフェイスの反対語は何なんだろうと気になってきた。辞書で調べても出てこないが、同じように気になる人はいるようで、こう言っている人がいた。素晴らしい命名だと思う。

" Dog Tail Face "

犬の尻尾は嘘を付けないそうだ。嫌いなのに尻尾は振れない。好きなら尻尾を振らない訳にはいかない。なるほど、と思うが、自分の感情コントロールが犬並みだと思うと、感心しているだけで良いのかどうか心配になってきた(笑)