同大ラグビー部の同期、K川、M柴と三人で木曽駒ケ岳に登った。天気予報は「曇り又は雨」だったが、K川が「心配するな。俺は晴れ男で、ゴルフも登山も雨に遭ったことがない」と豪語する。口の達者な奴だから、最初はいい加減に聞いていたのだが、駒ヶ根に到着すると快晴、更にロープウェイで千畳敷カールまで上がると美しい青空が広がっていた。

千畳敷カール

カールとは「約2万年前、氷河期の氷に削り取られたお椀型の地形」とのことだが、遠目に見ると美しく壮大な景色でも、実際に登るとなると、最初は緩やか、次第に急な坂となり、時には剥き出しの岩肌に沿って這い上がるという厳しいものになる。 幸い、狭い登山道が登山、下山する人で渋滞し、上手く休息を取りながら登ることができた。

岩肌

登り始めると、何度か「なぜ来てしまったんだろう」と思ってしまう苦しい時間や怖い場面が必ずある。それでも後には退けないから足を前に出すしかないのだが、そういう時、気持ちを和らげてくれるものが二つある。一つは青い空に浮かぶ白い雲。もう一つは可憐に咲く高山植物だ。

雲

植物3

(続く)
今年も伊藤忠サマーコンサートを聴きに行った。元々は伊藤忠商事東京本社のロビーで開催されていたニューヨーク・シンフォニック・アンサンブル(NYSE)によるコンサートだが、年々、聴衆が増えてロビーでは収容しきれなくなり、昨年からサントリーホールで開かれるようになった。

伊藤忠サマーコンサート

このコンサートの素晴らしいところは、地元東京の高校からオーケストラを招き、NYSEと一緒に演奏する機会を与えることだ。参加できる高校生にとっては新鮮な刺激や大きな感動を得るイベントになるに違いないし、会場がサントリーホールであることを考えると、終生忘れられない貴重な思い出になることと思う。

さて、今年は東京都立三田高校の管弦楽団と合唱団が招かれ、総勢100名近い高校生が参加していた。NYSEに彼ら高校生が加わり、チャイコフスキー作曲の祝典序曲「1812年」が演奏されたが、高校生による美しい合唱から始まり、これに弦楽器の重厚な響き、管楽器の華やかな音色が続き、素晴らしい演奏になった。圧巻は腹の底に響き渡る打楽器(バスドラムという名前か?)の迫力ある音で、聞けば祝典で放たれる祝砲を意味しているのだとか。まさに大砲級の響きで、何か眠っていた本能が呼び覚まされそうな気がした。

アンコールに応えてのエルガー「威風堂々」も素晴らしかった。なかなか拍手が鳴りやまなかったが、高校生のホッとした笑顔が印象的で、又、それを見守るNYSEの笑顔も素敵だった。大人たるもの、こういう風に若者にチャンスを与え、見守り、努力や結果に対してはきちんとねぎらう姿勢が必要なのだろうと思った。
主力候補と言われる三人は各々魅力的な方々だ。増田さんは高級官僚の座を投げ打って岩手県知事に立候補された冒険家だし、鳥越さんはガンとの闘いを生き抜いた闘士と言えるだろう。しかし、小池さんもユニークな経歴をお持ちだ。

彼女はアラビア語を勉強した後、カイロ大学に学び、何と首席で卒業されている。政界に入ってからはいつも「勝ち馬に乗ってきた」と批判されているが、力のある人を見抜く目や、決めたら断固方向を変える度胸は大したものだ。孤立を恐れない個人主義者というところか。

さて、自民党が所属する国会議員や地方議員に対し、同党が推薦しない候補者を本人やその家族が応援した場合は除名を含む処分を行うという通知をしたとか。どうも時代遅れのような違和感を覚えると共に、こういう提案をしたのも賛成したのも男性ではないかという気がしてきた。

小池さんにある種の清々しさを感じるのは、出ると決めたら出ます、という潔さを感じさせるからで、野党統一候補なら出るとか、自民公明の推薦があれば出るという組織頼みの計算がないからのように思う。確かに無謀で、都知事として都議会と上手くやって行けるのかどうかも未知数だが、肚の据わった女性の強さを感じるし、それが私の周りの女性たちが支持している理由なのかなと思う。

都知事選