主力候補と言われる三人は各々魅力的な方々だ。増田さんは高級官僚の座を投げ打って岩手県知事に立候補された冒険家だし、鳥越さんはガンとの闘いを生き抜いた闘士と言えるだろう。しかし、小池さんもユニークな経歴をお持ちだ。

彼女はアラビア語を勉強した後、カイロ大学に学び、何と首席で卒業されている。政界に入ってからはいつも「勝ち馬に乗ってきた」と批判されているが、力のある人を見抜く目や、決めたら断固方向を変える度胸は大したものだ。孤立を恐れない個人主義者というところか。

さて、自民党が所属する国会議員や地方議員に対し、同党が推薦しない候補者を本人やその家族が応援した場合は除名を含む処分を行うという通知をしたとか。どうも時代遅れのような違和感を覚えると共に、こういう提案をしたのも賛成したのも男性ではないかという気がしてきた。

小池さんにある種の清々しさを感じるのは、出ると決めたら出ます、という潔さを感じさせるからで、野党統一候補なら出るとか、自民公明の推薦があれば出るという組織頼みの計算がないからのように思う。確かに無謀で、都知事として都議会と上手くやって行けるのかどうかも未知数だが、肚の据わった女性の強さを感じるし、それが私の周りの女性たちが支持している理由なのかなと思う。

都知事選