同大ラグビー部の同期、K川、M柴と三人で木曽駒ケ岳に登った。天気予報は「曇り又は雨」だったが、K川が「心配するな。俺は晴れ男で、ゴルフも登山も雨に遭ったことがない」と豪語する。口の達者な奴だから、最初はいい加減に聞いていたのだが、駒ヶ根に到着すると快晴、更にロープウェイで千畳敷カールまで上がると美しい青空が広がっていた。

カールとは「約2万年前、氷河期の氷に削り取られたお椀型の地形」とのことだが、遠目に見ると美しく壮大な景色でも、実際に登るとなると、最初は緩やか、次第に急な坂となり、時には剥き出しの岩肌に沿って這い上がるという厳しいものになる。 幸い、狭い登山道が登山、下山する人で渋滞し、上手く休息を取りながら登ることができた。

登り始めると、何度か「なぜ来てしまったんだろう」と思ってしまう苦しい時間や怖い場面が必ずある。それでも後には退けないから足を前に出すしかないのだが、そういう時、気持ちを和らげてくれるものが二つある。一つは青い空に浮かぶ白い雲。もう一つは可憐に咲く高山植物だ。


(続く)

カールとは「約2万年前、氷河期の氷に削り取られたお椀型の地形」とのことだが、遠目に見ると美しく壮大な景色でも、実際に登るとなると、最初は緩やか、次第に急な坂となり、時には剥き出しの岩肌に沿って這い上がるという厳しいものになる。 幸い、狭い登山道が登山、下山する人で渋滞し、上手く休息を取りながら登ることができた。

登り始めると、何度か「なぜ来てしまったんだろう」と思ってしまう苦しい時間や怖い場面が必ずある。それでも後には退けないから足を前に出すしかないのだが、そういう時、気持ちを和らげてくれるものが二つある。一つは青い空に浮かぶ白い雲。もう一つは可憐に咲く高山植物だ。


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