なぜ頭をガツンとやられるほどの衝撃があったかと言うと、私の回りで「景気が悪い、モノが売れない」という声が出る度に、私は「音を立てて人口が減っているんですから・・」と人口減による需要縮小を理由にしてきたのだが、そうではなく、消費者の考え方、生き方が変わったのだと気付かされたからだ。人口は減っても消費そのものは大きく減っていない。消費者は買うものと買う場所や方法を変えたのだ。

内野さんがおっしゃる通り、ボランティア活動に参加する人が増えたり、寄付や省エネで弱者や環境に対する責任を果たそうとする意識が芽生え、一般化してきている。みんな自分の生活に本当に必要なものは何かを考え、自分の消費生活全体を深く見直し、どう生きたいと思っているのかを各々が自分に問い掛けたのだろう。

私の勤務先で好調なブランドの一つは、正に「こういう生き方をしています」というデザイナーの生きざまや思想を色濃く反映したもので根強いファン層を持っている。恐らく、そういう生き方を志す人にとってはアパレルブランドというよりライフスタイルのお手本なのだろう。消費者は正直だから、逆にその支持を失ったと思ったら、一旦「お客様、閉店です」と言える勇気を持とう・・それが内野さんの助言なのかも知れない。

本の最後に内野さんと3名の企業経営者との対談が出てくるが、その中の一人、良品計画の金井会長は戦後間もない新潟で撮られた家族写真を見て、子供たちの表情に謙虚さ、素直さ、我慢強さを感じ、目には希望を見たとおっしゃる。そして、当時のGDPが8兆3800億円だとすると今はその59倍の490兆円もあるのに、子供たちは傲慢で忍耐力がないし、それは大人にも言える、と嘆いておられる。その通りだ。私の表情には謙虚さがあり、目には希望があるかどうか、怖いけど毎朝確かめるようにしよう。


何やら意味深なタイトルだが、内野幸夫さんという高島屋に居られた方が書かれた本だ。

 

 

内野さんは1977年に高島屋に入社、専門店の子会社や通販事業、物販モールの立ち上げなどを担当され、新宿高島屋では副店長、名古屋高島屋では店長を務められ、2010年常務取締役にご就任、2013年に退社されている。私とほぼ同じ時代を生きて来られた方だし、百貨店とアパレル企業は深い関係にある。さて、何が書いてあるのかと興味津々で読み始めた。


序章は「静かなる『消費維新』の幕開け」 と題し、百貨店のみならず大型総合スーパーも郊外型総合小売業も苦戦していることを書いておられる。一方、インターネットの普及によるアマゾンなどネット販売の急拡大を紹介し、容易に膨大な情報量を得られるようになった消費者の変化を分かり易く解説されている。


しかし、頭をガツンとやられるほどの衝撃があったのは「3.11の東日本大震災」に触れておられる箇所だ。


「世界一物質が豊富で、宗教的・政治的に自由で、平均所得は世界有数規模で何一つ不自由なことがない国だったにもかかわらず怠惰に流れていた日本社会に、(3.11の東日本大震災は)大きな警鐘を鳴らし、『生きる目的』や『人間とは』といった哲学的な問題を広く一般に考えさせるきっかけを与えた。」


(続く)


こんなジョークが回ってきた。

 

A stewardess goes to the flight deck and says, "Captain, I believe we have a human trafficker on board. There is a pretty, younger lady back there next to this ugly, horrible, fat, old, slobbering sexual deviant!"

 

スチュワーデスが操縦室に行き、こう伝えた。

「機長、人身売買の悪徳商人が搭乗しています。その醜くて下品で太っちょの年寄りで、ヨダレを垂らしている性的倒錯者の隣に、綺麗でずっと若い女性がいるんです。」

 

The Captain says, "You're new here, aren't you? This is Air Force One."

 

機長が答えた。

「君は新入りのようだ。違うかね?だって、この機はエアフォースワンだ。」


映画は2時間、現実は長丁場。頑張れ、大統領!