先生に指示されるまま立ってはみたが、「踵も爪先もピッタリ合わせて立って下さい」が出来ないとは思わなかった。前のめりになりそうで、それを我慢しようとすると今度は腰が痛む。何とか直立し、先生に支えて貰いながら左右の体側を順に伸ばすのだが、これが思うほど伸びない。

次に診察台に腰掛け、首を左右に倒すストレッチを始めたが、これも思うほどに首が倒れない。又、先生から「バンザイをしてみて下さい」と言われ、これは簡単だと思ったのだが、左手が右手程には上がらないことが判明。どうやら、身体の左側に何か問題があるらしい。

社会人になってからは、「アタマは人並みだと思いますが、首から下は人より丈夫です。力仕事はお任せあれ!」と言ってウケてきたのに、首から下がこのザマでは、今や勝負できるものは顔しか残っていない・・と言える厚かましさが残っていたか(笑)

(続く)
横になって膝を抱えていると痛みが和らぎ、普通に歩けるようになる。が、長くはもたない。又、仕事で外出すると横になれる場所がないから、痛みが激しくなると、しゃがんで膝を抱えてみるのだか、少しは楽になるものの直ぐに痛みがぶり返す。

我慢強い性格なら、このまま痛みと付き合いながら暮らせるのだろうが、私は我慢強くない弱虫だから何とかしたいと思ってしまう。取りあえず、インターネットで調べる内にホームページが出てきた鍼灸整骨院に電話し、行ってみることにした。

最初に先生から聞かれたのは過去63年間の過ごし方だ。先生曰く、誕生から15才まではどんどん身体が成長を遂げる。その後は、その人の過ごし方に身体が影響を受ける。ボルさん63才の身体にはこれまでの生き方や過ごし方が出ているんです。なるほど、説得力がある。

そこで、14才から35才までラグビーをしていたこと、仕事はずっと営業で、オフィスで座ってする仕事が長かったこと、ラグビーでは腰の強打、アキレス腱切断、鼻の骨折、指の脱臼などの負傷をしたことを問われるまま説明した。先生はそれらをメモし終わると、私に立つよう指示された。

(続く)

今回のコンサートは府中の森芸術劇場のウィーンホールで催され、パイプオルガンが登場するとのこと、どんな演奏になるのか楽しみにして出掛けた。


第一部の「おおスザンナ」などフォスター作曲の4曲はピアノ伴奏で、第二部の小林秀雄作曲混声合唱曲集「落葉松」の4曲も同じくピアノ伴奏で歌われ、第三部のバッハのカンタータを始めとする宗教曲はピアノとパイプオルガン、第四部の木下牧子作曲、混声合唱とパイプオルガンのための「光はここに」はパイプオルガンの伴奏で歌われた。

パイプオルガンの音色はさまざまで、神様の力強い足音のように聞こえることもあれば、神様が厳しく私を叱責されているように聞こえたり、反面、優しく包み込んで下さっているように聞こえることもあり、私にとっては正に神様からのメッセージそのもののように聞こえた。厳かで透明感があり、素晴らしい音色だったように思う。

第四部の「光はここに」は作曲家の木下牧子さんが親戚の一人を亡くされた際にレクイエムとして作曲された6つの曲から成る作品で、美しいハーモニーが印象的だった。レクイエムではあるが、途中から明るい雰囲気を感じさせるメロディーも出てきて、とても優しい気持ちになれた。又、アカペラで歌われた曲が一つあり、伊藤忠コーラス部の熟練を感じさせるハーモニーに心洗われる思いがした。

伊藤忠コーラス部は創部53年を迎えられた歴史のある合唱団だが、今回のパイプオルガンとの共演は大きなチャレンジだったように思う。パイプオルガンは持ち運びできないし、どこにでもある楽器でもないので、どのように、又、何度くらい一緒に練習できたのだろうかと気になった。しかし、そういうチャレンジ精神があるから53年も続いたのだろう。

次回のコンサートも楽しみにしています!