我が家には妙なこだわりがあり、数多くあるバナナの中でもマルエツの「くだもの日和」が一番好きで、買い置きが無くなりかけると誰かが必ず買ってくる。


一昨日の日曜日は朝のウォーキングのついでに私が買ってくる、と小銭を握りしめてマルエツへと向かったが、着いてみると商品棚にバナナが一本もない。そばを通り掛かった店員さんに尋ねたが、日本人ではないアジア系の青年で上手く言葉が通じない。ところが、彼はその後一所懸命私に話しかけて希望を聞き出すと、配達されたばかりの段ボール箱を開け、中からくだもの日和を一袋取り出してくれた。ありがとう、と言うと、青年は嬉しそうに笑った。

マルエツから徒歩2分のところにナチュラルローソンがあるから、ついでにクロワッサンも買って帰ることにした。店員さんに顔を覚えられたのか、「そんなに美味しいですか?」と声を掛けられた。こちらもアジア系の青年だ。「うん、大好きなんや。ところで、あなたはどこから来たの?」と尋ねたら、「ネパールから来ました」と少したどたどしい日本語で答えた。

どちらも日曜日の朝7時前の出来事だったから、もし私が20代の青年で海外で働くことになったとしたら、言葉も文化も知らないアジアの国のスーパーかコンビニで彼らのように働けたかどうかを考えさせられた。私は今の日本に生まれたから、そんな選択をせずに済んだのだ。そう考えると、本当に彼らは偉いなあと頭の下がる思いがした。
梅の花言葉は「不屈の精神」とのこと。更に、紅梅には「優美」という花言葉があるんだとか。


まだ雪がちらつく冬に、いち早く花を咲かせて春が来ることを告げる梅には「不屈の精神」があり、しかもそれを美しく知らせるから「優美」なのだろう。そういう花言葉を感じさせる若者がスポーツや音楽の世界に出てきているように思うが、不屈の精神、優美と聞いて最初に思い出したのはNHK朝の連続テレビ小説「まんぷく」の萬平さんと福ちゃんだ。

萬平さんは失敗を重ねても諦めない。時に弱気になるが、そんなときは福ちゃんがしっかり支える。正に不屈の精神。又、裕福ではない暮らしが続くが、ちゃぶ台を囲む一家は明るく、正座する姿が実に美しい。これこそ優美だろう。

私も不屈の精神や優美という言葉が似合うと言われたいものだが、まだまだ修行が足りない。これから努力し、遅咲きの梅を目指そう。
「豊島逸夫の手帖」というサイトがある。経済アナリストで金(ゴールド)の第一人者と言われる豊島逸夫さんが普段は国際情勢や経済について書いておられるのだが、年明けに「クロワッサン食べ比べ」について書いておられ、俄然、興味が湧いた。

豊島さんとそのお仲間で、出所は伏してクロワッサンの食べ比べをされたらしいのだが、何と、最も安価なナチュラルローソンのクロワッサンが、人気店の一個480円の商品など3つのライバルを制し、見事、一番美味しいクロワッサンだと評価されたらしい。

そうと知るとじっとしていられず、翌朝はウォーキングのコースをわざわざ変えてナチュラルローソンへと急いだ。午前6時半の店内は客もまばらだったが、クロワッサンの前には人がいる。これは期待できそうだ。


クロワッサンを大事に抱えて持ち帰ると、オーブントースターで少し温めてから食べてみた。驚いたことに、これが確かに美味しい。我が家は中目黒にオウ・バカナルのお店があった頃は週末に車で買いに行くほど同店のクロワッサンが大好きだったのだが、その半分位の価格で買えるナチュラルローソンのクロワッサンで十分幸せな気分に浸れる。恐るべし、コンビニ。