第3ステージは「Sea Shanties」と題し、男声合唱ならではの海の男の労働歌を5曲、披露された。一緒に演奏を聞いていた同級生のAさんは「Lowland」にしびれた、と言っていたが、私はその次に歌われた「Spanish Ladies」に心躍る思いがした。又、最後の曲「Shenandoah」には井上仁一郎さんのギター伴奏が付いたが、哀愁の漂う素敵な演奏で、目をつむってじっくり聴かせて頂いた。

第4ステージは北海道出身のシンガー・ソングライターの作品から「地上の星」(中島みゆき)、「青春時代」(森田公一)、「あの頃へ」(玉置浩二)、「季節の中で」(松山千春)、「麦の唄」(中島みゆき)の5曲が歌われた。いずれも素晴らしい演奏で、大人の自信や誇り、大人だからこそ分かる喜びや苦しさ、そういったものが見事に歌い上げられ、静かで深い感動に包まれた。特に「あの頃へ」はしみじみ語り掛けて来るような演奏で、閉ざされていた心や記憶の扉が開いて行くような感覚を覚えた。

一緒にいた同級生は「麦の唄」(中島みゆき)に感動し、「毎回、歌って欲しい」と言っていたが、曲の作り手と歌い手には北海道出身という共通のルーツがあり、それが自然に一体感を醸し出し、力強くも優しい演奏が実現したのかなと思う。もう一度聴いてみたいステージだった。

最後にアンコールで歌われた「この道」にもいろんな思いが込められているようで、聴いていて泣きそうになった。これも、大人にしか歌えない歌だと思う。会場が満員であったことが頷ける、素晴らしいコンサートだった。
クラーククラブは北大合唱団の東京OB会が組織された合唱団で、昨日、11回目のコンサートを催された。

第1ステージは「柳川風俗詩」という多田武彦作曲の合唱組曲で、詩は北原白秋の「思ひ出」という詩集から選ばれた4編とのこと。それぞれ趣の異なる4曲だったが、第4曲の「梅雨の晴れ間」は人々が足踏み式で廻す水車がテーマだったようで、リズムや音の強弱がどんどん変わり、各パートの歌声が様々に掛け合わさり、それらがいろんな水の形を表しているようで素晴らしい演奏だった。


第2ステージは「夢の手ざわり」という合唱組曲で、元々は早稲田大学グリークラブの委嘱により田中達也さんが作曲されたものとのこと。それを平均年齢70才のクラーククラブが歌われた訳だが、第3曲の「夏の手ざわり」など、リズムが変わったり、不協和音があったりして、如何にも難しそうな曲だったが、それを見事に歌い上げておられた。その後に続く第4曲の「ひかり」はアカペラで始まり、優しく豊かな歌声が大変良かったように思う。

(続く)
幸運なことに、勤務先の会長に誘われ、生で観戦することができた。4万5千人の観客が入ったスタジアムはものすごい熱気に溢れ、ジャパンの選手達にとっては最高の「ホームグラウンド」になったと思う。


最初にロシアに奪われたトライはジャパンの弱点と言われるパント処理のミスが原因で、その後はロシアがパントを上げる度にヒヤヒヤすることとなったが、ロシアのパントは今一つ精度に欠け、ジャパンは救われたように思う。

ロシアのライン攻撃も基本的には順目、順目で来るディフェンスの的を絞りやすいもので、大きくて速いロシアの選手を止めるのは痛くて重く、大変だったと思うが、この点でもジャパンは救われたように思う。

一方、セットプレーのスクラムは互角だったように思うが、ラインアウトは明らかにジャパンの方が練習を積んでおり、安心して見ていられた。このセットプレーの安定から、ジャパンは練習通りの展開とゲームの組み立てを考えられたように思う。

誤算はSO田村のキックにいつもの冴えがなかったことか。ディフェンスは敵の選手から逃げることなくガチで行くしかないが、アタックは味方の選手を余らせるなり、すれ違いざまにパスするなりして、敵の選手との接触を少なくすることができる。体格に劣るジャパンには大切な工夫だろう。そういう意味で、キックもその一つの手段だから、選手の前に出る勢いを削ぐようなキックはブレーキになる。田村選手のことだから、次のゲームでは修正してくることと思う。