昨日は「育休の日」だったそうだ。積水ハウスが9と19を入れ替えて「育(19)休(9)」の日に制定し、多くの人に男性の育休について考えてもらおうとしたらしい。なるほど、今や男性も育児を担う時代なのだ。

私自身は、父親が働いて稼ぎ、母は家庭にいて家事や育児を担うという家庭で育ったから、何の疑問も待たず、結婚後はそういう家庭を目指した。家事や育児は妻に任せ、私は稼ぐ方に専念したので、今なら呆れ返られるのだろうが、オムツを換えたことが数えるほどしかないし、掃除機や洗濯機に触れたこともない。料理はいまだにできないが、食材の買い出しに出掛けることもなかった。

それが、大変遅まきながら、掃除機や洗濯機が使えるようになったし、毎日の皿洗いとベランダの花の水やりは私の担当になった。年に一度は網戸も台所の換気扇もきれいに洗うし、力仕事や手の荒れそうな仕事は快く引き受ける。家庭の中にも男子の方が上手くこなせる仕事があることが分かった。育児には参画しなかったが、今、積極的に自らを「育爺」中というところか(笑)

笑うな!(笑)
ディズニーランドに行って毎回感心するのは、子供たち(最近は孫たち)が開園をじっと待つことにも、アトラクションで自分の順番が来るまで並ぶことにも文句や不平を言わないことだ。待つのが大の苦手の私ですら大人しく待つのだから、何かそういう魅力があるのだろう。

そんなディズニーランドも新型コロナウイルスの影響で売上が大幅減となり、社員の冬のボーナスを7割カットするんだとか。ディズニーランドではスタッフが満面の笑顔で私たちを迎えてくれるし、常に道も広場もきれいに清掃し、美しく保ってくれている。このクオリティは維持されるだろうか。そんな心配をしながら、ホテルオークラ東京ベイに一泊したが、翌朝、嬉しい「おもてなし」を受けた。

チェックアウトを済ませ、ホテル内のレストランでお昼ご飯を食べているとき、孫娘にと買ったイヤリングの耳たぶに当たる小さなバッドがなくなっていることに気付いた。小さな部品だし、どこで落としたかも分からない。しかし、ダメ元でも来た道を探してみようと娘たちがレストランの中からフロントまで下を向いて歩き始めたら、それに気付いたレストランの支配人が一緒に探し始めて下さった。更にはそれをフロントに伝えて下さったのか、今度はフロントの方がチェックアウトしたばかりの部屋にまで一緒に行き、探して下さったらしい。


私は孫娘とレストランで待っていたのだが、しばらくすると笑みを湛えた娘夫婦が戻ってきて「見付かった!」とのこと。聞けば、最後は部屋の清掃を担当されている方がベッドの下に落ちているのを見付けて下さったらしい。孫娘は大喜びだったが、回りの方々のお陰で Where dreams come true を実感したことと思う。ディズニーランドの中だけではなく、その周辺のホテルにまで「おもてなし」の精神が溢れているなら、今回のコロナ危機も何とか乗り越えられるのではと思う。

一泊二日の旅行に2度出掛けた。最初は長女の家族と星のや富士へ、次は次女の家族とディズニーランドへ。

 

星のや富士は星野リゾートが運営する施設で、宿泊価格を聞いたときには一瞬、うーん、と考え込んだが、何かと話題になる星野リゾートだし、こんな時期でも予約でいっぱいだったことに興味が湧き、思い切って行くことにした。

 

以下、深く印象に残った点を語らせて頂くと、①山の急斜面に作られており、良くぞこんな厳しい立地条件を選ばれたなと感心。②しかも、レセプション、フロントとレストラン、客室、イベントスペースが各々異なる場所に独立して作られており、移動は星野リゾートの車で狭い山道を行くか、森の中の階段を昇り降りするしかない。が、その不便さすらお洒落に思えてくるから不思議。③レストランで頂いた食事がとにかく美味しかった。厳選された食材が丁寧に調理されているのが私にも分かった。④レストランで「少し寒いね」と家族に話しかけたらスタッフの方からブランケットが届き、孫たちが少しぐずつき出すと、すぐさま絵本や塗り絵、ぬいぐるみが届けられた。まるで盗聴器が仕掛けられているかのようで驚いた。⑤その際、 スタッフの方々が孫たちのことをそれぞれの名前で呼んでおられることに気付き、これには感動した。


私には厳しいとしか思えない立地条件を魅力に変えてしまう斬新な発想と豊かな構想力、孫たちの名前まで覚えて接するという徹底したおもてなしの精神と準備、そういうものが星野リゾートをブランドにしたのだろう。リピーターが多いのも頷ける。


最後に、部屋にはテレビがなかったが、ベランダには暖炉があり、それに火を灯しながら妻と静かに話すことができた。又、翌朝はカーテンを開けると目の前に富士山が見え、隣の部屋を意識しなくて済む構造だけに、富士山を独占した気分になった。